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2009年12月17日

今年を振り返る。(MF編)

  今年を振り返ると題して勝手に今年の反省を

MF編

 まずはボランチ。ボランチはシーズン初めは1ボランチ。途中から2ボランチとなったが、シーズンの終盤からまた2ボランチに戻った。

 ボランチの中心はダニルソン。キャンプからその身体能力には二重丸がついていたが、やっぱり凄かった。序盤こそ日本のサッカーに慣れずに、パスミスを連発し、いらないカードをもらうなど独り相撲の様相を呈していたが、次第にJ2のサッカーに慣れてきてからは本領を発揮した。特にボール奪取やロングシュートは相手を圧倒していた。

 ダニルソンの相方はシーズン当初は上里。シーズン途中からは宮澤が務めることが多かった。上里は後援会が選ぶシーズンMVPになったように、シーズンを通して活躍した。特にボールを簡単に奪われない技術は高く、ボールキープして素早くはたく動きは卓越しており、相手をも唸らせた。印象に残るシュートも数多かった。課題は守備と決定力だろう。

  守備ではサイドバック時の守備で軽いプレーをして失点に繋げてしまうシーンがあったので注意しなくてはいけないだろう。決定力と言うことではもっと枠にシュートをいれて欲しいところだ。彼のミドルは強力。武器でもあるキックの正確さに磨きをかけてほしい。

  宮澤はFWからボランチに移動して持ち味を発揮した。天才肌でボールキープに優れ、決定的なパスを前線に配球したが、ミスも多かったことも事実。来季に向けてはより確実性のあるプレーが求められるだろう。

 ボランチは他には芳賀、西が務めることがあった。芳賀の場合にはボランチのときに存在感を増した。アンカーとしてポジショニングがよく、また、パス能力にも優れていた。

  西はボランチとしては黒子として徹していた印象だった。さほど目立たなかったがポジション取りがよく、危険察知能力に優れていた。

 次にサイド。右サイドはシーズン途中までは征也。シーズン後半からは古田が務めた。

 征也は縦に上下動する動きは優秀だったが、中に仕掛ける動きには物足りなかった。

  古田はスタメンに座るとずっとその地位をキープした。古田のこの状況はシーズン当初にはまったく想像できず、嬉しい誤算だった。

 彼の良さはけ連味のないドリブル。そして卓越したテクニック。来シーズンも攻撃の中心を担ってもらわなくてはいけない選手だ。

 サブには砂川。彼の投入により何度も流れを変えた試合があった。まさに切り札と言ってよかったが、年齢からくるものか連戦の疲れからかシーズン途中から本来の体のキレがなくなっていたしっかり休んで体調を整えて来年に臨んで欲しいと思う。

  トップ下はシーズン途中まではクライトンがいた。彼のキープ力は抜群。攻撃センスも一流だった。しかし、得てして彼がボールを持つと攻撃のスピードが鈍り、そのために相手にしっかりとしたブロックをつくられるシーンが多く見られた。

 クライトンが途中退団してからは西と上里があるいは宮澤がトップ下を務めることが多かった。ただ、西がトップ下に入ったときには攻撃は迫力があったが、上里と宮澤のコネンビでは得点力という意味では迫力不足だった。

  そしてシーズン終わりのトップ下はハファエルが務めた。しかし、ハファエルがフィットするまでに時間がかかった。もう少し早くフィットしてくれれば勝ち点はもっと増えたと思う。

  次回はFW編

posted by 孔明 |19:36 | 今年を振り返る | コメント(4) | トラックバック(0)