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2009年07月13日

引いた相手を崩すには

  点を取るための手段としてパワープレーを行う。しかしこれはあくまでも最後の手段。

  ここのところ図らずしも後半頭から3-5-2-にする試合が多い。監督はこのシステムがトップ下を置いているから攻撃的だと言っている。ただ、危惧するところはそのシステムチェンジの際に中山を入れることから、自ずとパワープレー一辺倒のような戦い方になってしまうことだ。

  熊本戦でも相手監督にそのことが組みやすしとの印象を与えていた。中山という的ができたことで、簡単にクロスを上げて勝負してほしいという意識が強くなりすぎるのかもしれない。ロングボールを放り込んで高さで勝負することも時には必要だ。しかし、このプレーばかりでは相手読まれ簡単にブロックされてしまう。

 今更ながらだがやはり3-5-2にしたとしても多彩な攻撃が必要なのだろう。熊本戦は1人少ないこともあって相手が完全に引いてしまい。スペースがない状態だった。

 どうスペースを作るか。引いた相手をこじ開ける手段を身につけなければ、今後勝つことが難しい。それと攻撃のスピードだ。コンサの場合にはそのスタイルからどうしても攻撃の手数が多くなる。シンプルな攻撃を仕掛けたいところだ。ただ、シンプルに行くと言ってもロングボールの放り込みだけではいけないところが難しいところ。

 そういえば熊本戦では中央突破を図るためにワンツーを用いた場面もあった。ただ、そのときには出し手と受け手のコンビネーションが合わずに失敗していたが、このようなプレーは有効だと思う。そしてプレーに緩急をつけることも必要。

 そして気になることは速攻の時のコンビネーションの悪さだ。せっかく高い位置でボールを奪っても決定的な場面につながらない。歯がゆいシーンが多い。

 アウェイの場合には相手も積極的になり前掛かりになる場面も多くスペースができやすい。得点が取れるチャンスの数も多いという印象だ。だがこちらがホームの場合には相手の守備意識も高い。

 今はこれをどう崩すかが大きな課題になっている。

posted by 孔明 |20:30 | 戦術 | コメント(2) | トラックバック(1)