2007年12月04日
悲願達成
京都戦から2週間、再び早朝のドームに並んだ。
目の前にぶら下がった昇格と優勝は、
手を伸ばせばいつでもつかめそうではあったんだが、ご存知の通り中々届かない。
手の内に入らない内に段々と、目の前のソレはその現実味を無くしていって、
「もしかしてこれは現実じゃないもの、自分には関係の無いものなんだろうか」
と、ぼんやり弱気と言うには余りに薄い、
諦めというには対象に対する執着にも欠ける
そんな鬱陶しい気持ちを思わせるモノになっていた。
フワフワとした期待というか、確定した喜びを待つかのような感情を
否定しようにも否定しきれず、それを否定すれば途端に「絶望」に向いてしまう。
感情のやり場が無さ過ぎる危うい状況で試合を待つ。
しかし本当に恵まれた事に、危機感バリバリな方々と応援をする事となり
危うく現実感の無いまま戦いそうな自分は、
辛うじて地に足をつけて応援をやれる事になった。
本当に有難い事だと思う。
そうだぜ。試合後にサポーターや選手と衝突したり、
あーでもないこーでもないと言い合ったり、どうしたらいいか考えたり
ゴール裏の真ん中で「味方だろうがコイツにだけは負けるか!」
と年やら何やら考えずに全力でバモッて、
「勝った・・・圧倒的に勝った(@札w」
みたいに心の中で勝ち誇るような、不毛な(だが愛すべき)事を
何年も何年も繰り返したのは何の為か。(いや、こればっかじゃないけども)
全ては今日勝って、J2からJ1に昇格し、真に誇らしい場所で勝負する為だぜ!
そう思うと、気合が入ってきた。
試合は先制され、前半終了前に追い付き、後半終了間際に逆転。
ドラマチックこの上無いものだった。
自分としても、胃がひっくり返りそうになるだけバモッた。悔いは無い。
昇格&優勝の瞬間は、目から反射的に少し汁が湧いて来た。
これが胃から湧いた汁じゃなくて本当に良かったとは、
自分の横でバモッてた人なら解るんじゃないかなと思う。(マジにヤバかった)
土曜はその後、公約通り日曜の朝まで飲んだ・・・・
(オ●サイドさんには本当にご迷惑をおかけしました)
「昇格」「優勝」
言えばすっと消えてしまいそうで、中々言う事が出来なかったこの言葉を
今はもう堂々と言う事が出来る。
昇格、優勝。うむ。素敵な言葉だ。昇格、優勝!Shokaku!You show!
個人的に、年内、いや、正月の間ぐらいはこの言葉に浮かれて居たい。
でも、年が明けて2008年のチームがスタートしたならば
当然兜の緒と、パンツのゴムと、財布の紐と、二日酔いの朝の肛門括約筋は
締めていかないとエラい事になると確信している。
J1昇格が認められ、減資だなんだもリアルな問題になっている。
浮かれてる間に個人的に好きだった選手も戦力外になった。
(それについては追々書こうと思う)
これからの人事とか、気持ちの整理がつかない事も多々あるだろう。
でもやっぱり春になればスタジアムに行って、応援をする。
仮にそれが何処のスタジアムであろうとも。
それこそもしかしたら、再来年にままたJ2でやってるかも知れない。
それでも、やっぱりスタジアムに行って応援をするんだろう。
だってオラはサポーターだから・・・
それでもアレだ。俺は浮かれる。精一杯浮かれる。
ずっと続くコンサドーレとの関わりのなかで、
中々こんなに「嬉しい」事は連続して味わえるものじゃないのだから。
折角サッカーに触れてるのに、喜びと悲しみを感じないのは勿体無い。
感じたそれらは「出していいところなら」精一杯出すべきなのだ。
今浮かれないでいつ浮かれる!
年末年始、色んなイベントなんかでまた「昇格&優勝」に触れると思う。
是非今の札幌の礎を築いてくれた恩師の言葉を、
その胸に刻んで、そんで飲みすぎに注意しつつ浮かれて欲しいと思います。
悲願達成! 乾杯! ガシャーン ギャー!イテェ! ツメタイ!
posted by アラブ |23:07 | 観戦記 | コメント(3) | トラックバック(0)