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2006年05月15日

雰囲気:第15節ヴィッセル神戸編

絶対昇格しなきゃいけねーんだよ!
俺らはその力があるんだよ!←特にこの辺。

と、チーム(選手、フロント、サポ)を捉えている人(マスコミ含む)はとても多いものと思う。
・・・俺もそう。
が、この状況にあってはその認識と結果のアンバランスさに心の平衡を保つだけで精一杯。
なのでちょっとだけ冷静になって振り返ってみる。

・2002年 J1でブッチギリ最下位
(2シーズン制廃止により、不滅の完全降格は破られない)
・2003年 J2で9位
(何億かけたか忘れたけど、最後には匙を投げられる体たらく)
・2004年 J2でブッチギリ最下位(12位)
・2005年 J2で6位

J2にドップリ浸かって、負ける事に無意識の内に慣れてしまったチーム。
一試合一試合を勝っていく事だけが昇格への道なのに、
ちょっと連勝したら「次も勝って4連勝か」などと何故か物凄く雰囲気の緩むチーム。
2004年にブッチギリで最下位だったのが、
2005年にたまたま6位に「浮かんだ」だけで昇格候補だと騒いぐ、札幌を取り巻く環境。
もうね、俺が一番浮かれてたけど、もう浮かれるなと。

 参考:札幌より上位のチームとの対戦成績
 京都 2分2敗
 福岡 1勝1分2敗
 甲府 2勝1分1敗(←例のアレ)
 仙台 1勝1分2敗
 山形 1勝3敗


つまるところ、一見すると物凄く強かったように見えた2005年でも
上位チームに伍していくどころか、ほぼ鴨扱いだったという事で、
上が抜ければ3位には入れますよねと言っても、当たり前だが降格チームが居るわけで。
そこに目を向けず、シーズン前には昇格昇格と浮かれ騒ぎたてる。
サポーターも選手もどこかで
「俺達は昇格候補なんだぞ!」
というわけの解らない驕りみたいなものがあったんじゃなかろうか。
(昇格しなきゃ、所詮は候補。
 競馬で言えば、北海道開催の二歳重賞一番人気並にどうでもいい)

気が乗らないが、選手のことも考えてみる。
今年補強してメンバーに入った選手のうち他のチームでバリバリのレギュラーだったのは
J2山形の不動のボランチ 大塚真司
J2水戸の左右両刀遣い  関隆倫
の二人で、彼らのうちでも昇格争いに噛んでいた事があるのは大塚ぐらい。
後の加入選手は、確たる実績も何も無いチャレンジャー揃いなはずである。
つまり、必死こいてやっとJ2でまともにやれる戦力の筈なのだ。

なのに愛媛。なのに水戸。なのに神戸。

どうにも「まぁ今日も勝ちますか」的な抜けた試合が多い。
勝ちたかったら必死にならないと駄目。一丸にならないと駄目。
コンサドーレは決して抜けた実力があるチームじゃないんだから。

散々酷い事を書いたが、選手だけが悪いと言うつもりは毛頭無い。
大事なのは、選手を常にギリギリの緊張感でやらせる事だと思う。
サポーターが出来る事。それは会場の雰囲気作り。
去年宮の沢から応援して送り出したように、
今年開幕の鳥栖で大声張り上げてスタジアムに迎え入れたように、
昇格するために「みんな」で戦うと言う事をやっていきたい。
戦って戦って、一個一個勝って行く以外に昇格への道はないと言う事を
胸に刻んで、今後の試合に臨みたい。

これだけ冷たい水を被ったんだから、これで起きなきゃ死んでるのと一緒だ。

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posted by アラブの旅人 |01:52 | 観戦記 | コメント(4) | トラックバック(0)