コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年10月26日

ミッチーの苦言

「ミッチー」って誰よ、というところからではあるが、クラシック音楽にかかわりがあれば、ああとなることではある。


先日の土日にあった「札幌交響楽団第641回定期演奏会」は当初予定の指揮者がコロナ禍の関係で演奏曲目も含めて変更になったわけであるが、それがお久しぶりの井上道義氏であった。

彼の別称がファンの間では「ミッチー」なので、というのがタイトルにしたことではあるが、では「苦言」とは何か。

事件は前半が終わり、休憩に入る直前に起こったのである。

指揮者自身が話をすること自体は珍しいことではないが、通常は演奏開始前か終了後、アンコールがあればその前が相場であって、休憩に入る直前というのは極めて珍しく、こちらとしても虚を突かれた感じになっていたのである。

その内容からして、まあ苦言だよなあ、ということで結構ピリピリした感じになったのではある。


彼の提言は、札響は武満徹の演奏団体としては、他に比べて積極的と言えども、最近の楽団員は知らない人も増えているということ。そして伊福部昭作品については、北海道出身者としてもっと取り上げるべきだということであった。

前者については、首席指揮者であるバーメルト氏が意識している部分があって、直近に発表された来年度のプログラムの中でも、定期演奏会では2度演奏があるから、方向性としては間違っていない部分であろうかと。

伊福部昭についても次の来年1月定期で演奏があるから、珍しいことではないのだが、指揮者本人にしてみれば、まだまだ足りないという認識なんだろうなと。


まあ札響関係者からすれば、直接関与されていない人から言われるのは、面倒な話でもあるのだろうがね、しかし耳が痛い話というのは期待しないとされないことの裏返しでもあるのでね、謙虚に受け止めればいいんでないのだろうかねえ。

時に刺激的な話というのは、厄介にもなりかねないけれども、私自身はそれを楽しんでいたことでもあったのよ。

posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)