2020年04月17日
「緊急事態」とは言うけれども
正直、切迫感がないんだよなあ。 承知の通り、昨夜「緊急事態宣言」が全国に拡大されて、期間も最初に出た地域同様に5月6日までということで。 しかしそのことにしても、結構前から出るぞ出るぞという動きがあったから、急にあった感は当然にない。 だからいつも通りの感覚、構えることすらなかったわけである。
ここに比較するのは適切ではないのだろうが、9年前の東日本大震災の時と比べればやはり違うわけで。 あのときは実感としてもただならぬものだったし、帰社して社内のTVで津波の様子をリアルタイムで見たときには、本当に緊張したものであったし。 しかし今回は常に事前に予告があって、それも結構前からだから、なんか正直腑抜けみたいな感じになってしまうのだな。
思えば2か月以上前、まだ今回のウイルスの話題が局地的であった時期に、その対策会議は結構やっていたのだと。 しかし実態は責任者が不在だったり、出ても冒頭の10分程度、しかもそのあとは飲み食いをしていたと。 そして出てくるのは「ここ一二週間が山場」の繰り返しで、その期間が過ぎても言葉に変化がなかったと。 そんな緊張感もなくスピード感もないところから現在を見れば、さもありなんという感じでしかない。
ようやくあの「10万円」が決着した模様だけれども、これとて実際にいつ支給されるかが問題。 遅くても今月中であればスピード感を感じられるだろうが、一説には8月になるとも出てきてみれば、またため息でしかない。 もうさ、いい加減「やっている感」はいらないんだって。 そして現在の緊詰の問題は、このウイルスに対することが第一であるのに、国会の審議ではそれ以外の緊急性のないものが、それこそ火事場泥棒のように出されているとは、まったく懲りない連中としか言いようがない。
相変わらずこの国の上層部には切迫感がないんだよね。 ほかの国でうまくいったことをそのまま取り入れれば時間短縮にもなるし、成功例なのだから集中できるだろうに。 しかし実態は変なメンツがあるというのか、やることなすこと時間はかかる、出てきたものは頓珍漢の山で、もうみっともなさすぎて恥ずかしいレベル。 申し訳ないけれども、実体験として罹患されないとわからないのかなと、不謹慎ながら考えてしまって、また悶々に至る。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)