2019年12月03日
共感を呼べぬ言葉
昨日は今年の流行語大賞なるものが発表されたのだけれども、予想通りというか、まずはピンと来ないわけである。 確かに今年はラグビーW杯が思いのほか盛り上がった関係で、そこで出てきた言葉がそれなりの流行にもなったのかもしれないけれども、これが大賞かと言われれば違和感はある。 もう何度か書いたことかもしれないが、これと年末の紅白歌合戦はもう役目そのものもなくなっている気がしていて、ただ続けているだけの印象しかない。 出てくるものの多くが初見という時点で、もうこじつけでしかない。 無理している姿ほど痛々しいものがないわけで、これではねえ・・・。
昨日の国会ではいきなり「シンクライアント」の発言が出てびっくらこいた、というのがまずの感想ではあった。 一応仕事上私自身は知らぬ言葉ではないのだが、使い慣れない人が言うとどうなるかという見本みたいになっていて。 加えてそれで問題ありがかえって深まるという皮肉さにも気づいていないのだろうという感じが、これまた痛々しい。 詰まる所、自分の言葉で語ることが普段からできていないからこうなるのだと。 他にも専門用語がたくさん出てきた模様だが、その言葉すらちゃんと発語できずに醜態をさらしただけになっていて。
そうね、先日101歳で亡くなった元首相の追悼声明発表の映像についても、原稿を読んでいる姿に驚きがあって。 いや立場上こういう場面は多くあるはずなのだが、ここですら自分の言葉で語れない姿は、もう国のトップの姿として発言の中身以前に悲しさしかない。
さて昨日はほぼ一日中強い雨で。 12月入ってからの大雨くらい厄介なものはなく。 そして現在プラスの気温がこれから下がって、今度は雪の世界。 予報ではしばらく真冬日が続くとか。 いやはやまったく老体にはしんどい気候である。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)