2019年10月17日
降って沸いてきた話に
いや何がって、昨夜来賑わっている話ですよ。 来年の東京五輪のマラソンと競歩を札幌でやれという「IOC」からの要望というか要請というか強制というかということで。 まあ個人的には東京五輪に対しては反対の立場なんだけれども、一方で一度決めたら立ち止まって考えることもしないし、屁理屈をつけてでも強行突破するだろうから、引き返す考えには期待していないのだけれどもね。 もう開幕まで1年を切っている状態で、こんな話が出てくること自体がまあ異常ではあるのだけれども。
元々誘致の話が出てきたときには、「金がかからない」「コンパクトな会場設定」というのが最初にあったのは、決して忘れてはいない。 同時にそれが無理であろうことも想像できてし、実際決まった後は無尽蔵に金はかかるし、会場の方もどんどん広域化していって、どこがコンパクトなのよ状態だし。 そこに出てきた今回の話。 いやあもう札幌も東京の一部ですか、なんて冗談も出てくるくらい。 まあね、暑さ対策としては「まだまし」でしょうが、8月の札幌は北海道マラソンの現状を見ても、決して楽ではない気もするが。
今回の件は、今年のドーハでの世界陸上の異常さに慄いた、というのが発端で。 第一マラソンのスタートが深夜という事ですら変だったしね。 東京五輪のマラソンにしても、暑さ対策といってどんどん開始時刻が繰り上がって。 朝の6時スタートでしたっけ? 誰が見るの?そして準備する人は徹夜状態になるのだろうし、かといってボランティアに対する態度は相変わらず酷いままだし。 いや実際競技参加者は、普段の生活リズムを崩してまで準備しないといけないわけだから、最早「アスリートファースト」ではないわけだ。 全く起こるべくして出てきた、まあ一つの方向性なのでしょうな。
まあね、最初に日程ありきで、どう考えたってあの真夏の間にやること自体が間違っているのに、屁理屈をつけて誘致した時点で予想されたことではあるのですよ。 もうね今回のニュースに限らず、屋外でやる競技すべてで問題発生は自明でしょう。 すでにテスト大会でやったトライアスロンの、あのトイレのような海という部分は、もうどうしようのないレベルだろうし。
とまあ、つらつら書いてきたけれども、最後は虚しくなるだけなのかな。 一部の人の金もうけのために、多数の犠牲があっていいはずはないことだけは強調しておきましょうか。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)