2019年09月03日
エリシュカ氏逝去に寄せて
札響名誉指揮者であるラドミル・エリシュカ氏が亡くなられた。 享年を見れば、驚くことではないのだろうが、結構喪失感は大きい。
昨日朝クラシックに見識がある某政治家のツイートで名前だけの呟きを見かけたのが始まりだった。 その後海外の関係誌の情報がリツイートされ信憑性が深まり冒頭に出した、国内では本命の発表にと至ったことではある。 そこに至るまでの間も、札響のライブラリアン氏が国内で客演した楽団の声明をリツイートしていて、改めてその影響力にも見入っていたことであった。
日本デビューが70代半ば、それを聴いた現札響名誉音楽監督である尾高氏が首席客演指揮者として迎えて、わずか10年くらいではあったけれども、札響のレベル向上にも寄与したことは疑いがないところであろう。 個人的な自慢としては、kitaraであった札響主催公演のすべてを聴けたこと、そしてリリースされた全CDを所持できたことになるのかな。
故人の趣味にサッカー観戦があった。 基本年2回の来日で、演奏会翌日の日曜日に何度かコンサのホームゲームがあったように記憶しているのだが、この辺上手く招待できればなあ、と思ったこともあるのだが。 今となってはもう無理な話だけれども。
札響には公式カレンダーがあって、毎月演奏会の様子が出てくるのだが、9月のそれは指揮者が奇しくもエリシュカ氏のもので。 たまたま偶然なのでしょうがね、こんな風になってしまったのは。
改めて、生前の数々の演奏会に接することができたことに感謝し、ご冥福をお祈り申し上げます。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)