2016年03月25日
惜別の時に
何とも妙な気分ではある。 落ち着かないというか、嵐の前の静けさとでもいうのか。 想像がつきにくい今回の事態ではある。
何のこととかと言えば、明日北海道新幹線が開業することも含むJRのダイヤ改正に絡む話なのだな。 一応鉄道ファンの端くれではあるけど、どうにも覚めた気分から変わらないのが基本になっている。 一口に「鉄道ファン」と言っても、いろいろな種類があるのだけれども、昨今幅を利かせているのが「葬鉄」と言われるもので。 無くなるものに押し掛ける一連の行動を見やれば、どうにも落ち着かなくなる。 別に別れを惜しむことが悪いというのではなくて。 本来それはひっそりと行わるべきなのだろうが、昨今はメディアに出る機会が多くなったせいか、いささか行儀が悪すぎるイメージが付いて回っている。 そうそう昨日のニュースでは、廃止される駅にある時刻表が盗難にあったというのがあって。 こんなのが出てくると悲しいだけだし、また変な目で見られてしまうだけだし。 あくまでも主役たる行為は、そこに縁があった人が中心であろう。 実体験があった場からなくなるのであれば、それなりに惜別しようものであるが、しかしそうであっても最後の方で大騒ぎしたいとは考えない。 無くなる路線とか列車であれば、早めにお別れするほうが個人的には流儀にかなっている。
今回のケースは極めて特殊なわけで、終わることと始まることの間にインターバルがあって、今がその時期で。 だから一旦盛り上がって、静まって、今夜からまた騒ぎになっていくのであろうかと。 まあ開業するほうについても、落ち着いてからで十分と考える口で。 これは新店舗が開くときでも同様で、何も開店当日に押し掛けなくても、これも時間が経ってからでいいだろうなくらいで。 ある程度時間をおいてから向かった方が、実態を知るには有効だろうしね。 慌てて行きません。
時間に余裕があって、縁があるタイミングであれば、別段明日盛り上がることについての否定はありません。 少なくとも無くなる方で大騒ぎされるのに比べれば、まあ祭りだと思えばまだましなのでね。 道内ではいろいろな形で出てくるのだろうけれども、とはいえこちらは冷静に眺めることになるのだろうね。
こちらとしては新幹線開業のことよりも週末の行動に影響が出る切符の運用の方が大問題なので、そちらに頭を使わなければならぬ日々が始まることの方が重要なわけよね。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)