2016年02月26日
タイミングと小さな差が大きい違いになるとき
仕事がらもあって、自動車事故については関心が向きやすいのであるが、昨日の大阪の事故は、何とも痛ましいとしか言いようがないケースではある。 原因がどうやら運転者の突発性の病気に至るようなので、たまさか付近で巻き込まれてしまった被害者に対してはやりきれない思いしか残らないのであるが、こればかりはタイミングもあるのから気の毒でしかない。 思えば約3か月前に、J1昇格プレイオフの試合を見に行った際に、今回の現場近くを私も歩いていたわけで、もちろん日常的にいる人も含めて、このような事故に合うかどうかは運不運も関係してくるから実に悩ましい。
運転中の発症が原因という観点からすれば、わが父のケースは幸いだったことがある。 今から2年半前のことであるが、脳梗塞を発症した、ということでは決して良い話ではないのであるが、そのタイミングが運転が絡む仕事中の、丁度運転前後の合間、荷物の積み込み最中であった部分では、他人に迷惑が掛からなかった分、まだ良かったとも言えるのかもしれない。 これが運転中だったら、ニュース沙汰になったのは確実だろうし、また当時室蘭宅で一人暮らしでもあったから、その最中であれば、別の問題が発生していたであろうことを考えると、偶然の重なりとは大きいことになる。
話は少々それるが、最近多く見られる事故で主に高齢者が店舗前に駐車しようとしてブレーキとアクセルを間違えて突っ込むというのがある。 どうもオートマチック車両というのは、運転がしやすい一方で、このようなことが起こりやすいとも言えようかと。 別の観点でいえば、私自身も戸惑った経験があって。 先般の沖縄旅行の際、現地でレンタカーを借りた際の車種を実家と同じものにしたのだが、料金が同じにできるということで、同車種のハイブリットタイプにしたら、全然操作性が違ったのである。 こちらの場合、ギアの操作がまるで今までのオートマチック車とも違うものだから、慣れるまでやや違和感があった。 雰囲気は昔のマニュアル車に近いのではあるが、前進と後退の位置関係が違うものだから、逆に言えばマニュアルに慣れている感覚では危険性が高まるのではないのかと。 いやはや難しく、単純でない。
昨今の自動車は、自動運転が可能であったり、衝突回避のシステムがあったりしているけれども、最近の事故傾向をみれば、運転者側の異常状態や操作に対しての事前感知に対処するほうが先のような感じがしてならぬところではある。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)