2014年07月24日
プロの作法
昨夜はkitaraに出向いて「札響ポップスVol.12」の公演を聴きに。 このシリーズ、私自身は1回も欠かさずに毎年聴き続けているのであるが、ここ数年は同一指揮者によるパターン化されたものが、少々飽きが来ていたところであったので、今年指揮者変更でプログラム自体も変わったことには好感が持てるものであった。 ゲスト歌手を呼び、一部外部から人をステージに上げる部分では、最近の傾向と似ている部分はあったのだけれども、活かし方という部分では全く違い、これも好印象で。
そう問題なのは主役が誰か、ということなのであった。 外部から来た人ばかりが目立つのでは、そもそも趣旨からずれる。 ここ数年はそういう部分での不満もあったから、今回の場合のように札響のメンバーを一部ソロで演奏させるのは、良い趣向だろうと。 今回の指揮者藤野浩一氏はしゃべりも達者なほうであるが、ゲスト松崎しげる氏を迎えての後半では、まったく話さず、本人のやりたいように任せたのはさすがである。
元々クラシック以外の音楽はあまり聴く方ではないのであるが、松崎氏のステージは迫力がありましたな。 しゃべりも達者だし、自虐ネタあり、一人で仕切れる姿はたいしたもので。 肝心の歌にしても今年65歳とは思えない声量にも驚かされたし。 マイクなしでもいけるんでないの? いつも疲労を抱えているとどこかで意識を失うことがあるのだけれども、昨夜は一睡もすることなく過ごせましたとさ。
とまあ少々褒めすぎなのは、同一シリーズで昨年まで重なってきた不満の解消もあったからか。 実際あっても出すことの少ないアンケートにも辛辣を続けていたしなあ。 ようやく報われた感じでもありました。
さてタイトルとの関連で行けば、こういうことである。 持ち味は勿論出さないといけない。 しかしやりすぎてもいけない。 で楽しませるのが上手だということか。 往々にして、自己満足のさまを見せられるのは辛いこともあるからね。 疲労度は相当なものでしたが、相当の興奮をもって帰宅したものではありました。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)