コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2013年10月23日

矛盾とか、想定外とか

昨夜はkitaraに出向いていた。
当初は行く予定がなかったコンサートではあるのだが、動機は結構不純。演奏者や曲目に興味があったからではなく、「JR北海道」によるチャリティーコンサート、という部分ではある。


元々東日本大震災復興を目的としており、今年で3回目。過去2回は行っていない。
地元仙台フィルのメンバーを招聘して演奏するスタイル。札幌交響楽団のコンサートマスターが仙台出身というのも絡んではいる部分ではあるのだな。

でタイトルにした部分というのが、まあ通常の演奏会ではないようなことが結構あったから、というのが理由ではある。


まず全席自由というなかで、コンシェルジェの案内が妙であった。
「込み合う恐れがあるので」と言っている一方で二階席を開けていない(最終的には開けたのだが)。売り上げから想定されそうだが。
確かに以前来た全席自由の演奏会でも似たようなことがあったのだが、そういうものなのか。

司会者がいたのであるが、コンサートマスター自体も結構しゃべっていたことからすれば不要だった気がしてないない。
まあ主催者のメンバーがやっていたのだけれども、JR北海道は名のってはいなかった。

いやチケットには「JR北海道」の文字があったのだけれども、プログラムには一切ない。
この辺りも「自粛」が見えてくる。


この手のコンサートにはありがちなのであるが、普段聴きなれていない人が多かったのか間違いのないところで。

通路を挟んだ男性は落ち着きがなく、プログラムを頻繁に見開きしたり丸めたりするので、その音が耳障りで(ついでに言えばプログラムの紙質にも難があったではあるが)。

一方で別な人のチケットに目に入ったのを見れば、招待券である。
このコンサートでは入場料の一部を義捐金に充てる旨のアナウンスがされていることを思えば、矛盾を感じないものでもない。


演奏会では仙台フィルメンバーの震災に関する話があるのだが、3人で都合20分近くともなると、さすがにしんどかった。
短時間で話せる内容ではないにしても、コンサートは音楽を聴くのが主体であることからすれば、工夫が欲しかったことではある。

これもあってか終演は2時間を平均とすれば20分ほどのオーバー、平日夜には厳しい。


それでアンコールがまたちょっとで。

いやステージと客席の間に階段が用意されていたから、どう使うのか不明だったのだが、まさかコンサートマスターが客席に降りて演奏するとは。
しかもよろしければ、と言いつつの一緒に歌いましょう、というのは最も苦手とする部分であり。

最後に主催者から演奏者に花束の贈呈があり、退場はその階段を利用しての降壇、となれば帰りは見送りを受ける形で、照れくさすぎるだろうに、ということなのではあったのである。

posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)