2012年08月22日
最初の出会いとその後
タイトルを見て色恋沙汰と思われた方、すみません。その手の方面は、わざわざ披露するような事でもありませんので、やりません。 取り上げようとしているのは、クラシック音楽についてですので、門外漢の方にとってはちんぷんかんぷんになる事を、予め断っておく必要があります。 個人的にはどこかのタイミングでまとめておきたかったのを、たまさか今日やろうとしただけではあります。 まあ大仰な内容でもありませんので、それなりに流してください。
1.マーラー「交響曲第9番」 今でこそ普通に聴かれるようになったマーラーではありますが、こちらが最初に関心を持ったのがもう35年近く前のことではあります。 その頃、NHK-FMでは土曜の3時台に長時間のローカルの番組があって、月に1回はクラシックをやっていたのだな。 全体の時間が約3時間という、現在では考えられない状況の中ではあったのだが。 その中であるときにこの曲がかかるというのが判り、興奮したものではあったのだな。 まあそのときに曲の良さをどれだけ理解していたのかは不明であるのだけれども、演奏時間1時間20分を越えるものを聴けたのも貴重な事ではありました。 ちなみにその演奏が、ショルティ指揮のシカゴ交響楽団によるものも、正確に記憶している事ではあります。 なおこの曲を演奏会で聴く事になるはだいぶあとの事で、札響の定期演奏会でのことになるのだけれども、個人的には今でもベスト3に入る演奏だと思っています。 2.プロコフィエフ「交響曲第7番」 「エアチェック」ということばは、若い人にはピンと来ないでしょうが、昔はFMからカセットテープに音楽を落とす行為をよくやっていたもので。 「週間FM」「FMファン」という、今では消滅した雑誌には番組表を載せていたから、それを見て聴きたい曲があれば演奏時間を見て録音の用意をしたものではあったのよ。 こと大学在学時期にはよくやっていて、その中で手にした曲ではあります。 NHK-FMの平日2時台は昔からクラシック番組と相場が決まっていて、これもその時間帯で得たもので。 プロコフィエフの交響曲の中では5番が有名で、このときも両方やったと記憶しているのだが、個人的には7番のほうが好みで。 「青春」のタイトルがついているのだが、恐らくそれは第3楽章をさすのだろうと、勝手に解釈している部分は、若き日の甘酸っぱさを甦らせてくれるものにもなっている。 3.レスピーギ「ローマの松」 初めて聴いたのが、友人が東京芸大に在学中にあった「芸大祭」の中での演目である。 まあ学生オケではあるから、レベルの程度は知れているのだが、初めて演奏者が舞台以外でもやるのを知った事でもあり、とにかく最後部分の迫力には驚いたものでもあったのだな。 この曲をちゃんとした形で聴く事になるのは、最初の出会いから10年以上もあとのこと、これは正確に日にちを書く事が出来るのだが、1998年7月6日のkitaraでということになる。
以上、多少勝手に意気込んで書いてみました。 そうそう、これも付け加える必要があるのか。 昨夜NHK-BSで映画「タンポポ」の放送があって、久しぶりゆえにこの後録画したもので確認するのだが、この中ではリストの「前奏曲」が使われていて、これも最初の出会いの一つではあったのだな。
posted by akira37 |05:01 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)