2012年05月13日
第11節 FC東京戦
まあ、もどかしいというのか、もったいないというのか。 何度も体験してきた徒労感で、精神だけはいいだけ鍛えられているとは思う。 ここで折れてしまっては、成長など望むべくないというのは、我々サポにとっても同じではないのか、という感覚はある。 野球に例えるとどうなのか、というのは不遜なことではあるが、一般的に判りやすく言えばこうなるのか。 「1回表、1番バッターが打ち上げたフライを取り損ねてランニングホームランになってしまったのが決勝点」
実のところ所用があって、この試合は前半だけ見たところでドームから離れたのではある。 このようなことは過去何度かあるのだが、一番最初にやったときも相手はFC東京だった。 日付で言えば1999年のJ2初年7月4日のことで、相手は昨日と同じFC東京でこのときも0-1で敗戦したのだが、ただ得点は後半に入ったのではあった。 まあ所用の目的地がkitaraであるという共通項もあるのだが、演奏会開始時刻は3時。試合結果を知った上で聴くことになるわけだが、当然に気分は重かったわけだな。 その前に途中経過も携帯で確認したわけであったのだが、予想に反してスコアは動かないまま終わったのか。 もっと何とかなる気がしたのだが、帰宅後に各種映像で見ても後半にも惜しいシーン満載、NHK-BSのJリーグタイムではまるでどちらが勝ったのか判らないくらいに、コンサのシュートシーンばかりだったのには苦笑するよりなくて。
この後は観戦記ではなくなるのだが、無関係な気がしないでもないので続けることにする。 昨日のコンサートは札幌交響楽団の名曲シリーズの今シーズン1回目であったのだが、ヴァイオリンの前橋汀子の演奏生活50周年記念も兼ねてのものだったのだな。 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲という、まあ定番中の定番をやったのだが、これが実に完璧で。 勿論プロがやるのだから、当たり前のようで実は結構そうでもないのが生で聴く醍醐味でもあるのだが、少なくともミスはない演奏、と言えばテクニックが目立つのかといえばそういう感覚ではなかったのだな。 これまたサッカーと比較するのは妥当ではない向きがあるのかもしれないが、あえて繋げてみれば、この良さは「緩急のある演奏」ということにでもなろうか。 テクニックがあるあまりに、演奏自体が暴走してしまうことはプロでも珍しくないのだが、この演奏はそうならない。独走部分では何度かそのような形で押さえた部分があったのだ。 ふむ、こんなところに存外ヒントがあるような気がして、会場を後に考えたような次第であったのだな。
今日は昨日よりも天候的には良い方向であるし、昨日の溜飲を下げるべくSSAPに向かうこととします。
posted by akira37 |05:46 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)