2011年11月05日
開発と衰退
一昨日のことについての続き。 昨日の記述でも一部触れたけれども、今回の動き方ではタイトルにあるような感慨を抱いたのではあるのだな。
今回の道東道開通によって、使う側にはいろいろなメリットがある反面、元々一旦ICを出ることになっていた自治体への配慮として、こんな企画をやってもいるのだな。 これなんか見ると、一瞬「うーん」となってしまうのではある。 便利になることは、引き換えに恩恵を受けない部分も出てきてしまうわけで、JR北海道もこういう企画で対抗しているのだが、果たして効果のほどはいかがなものか。 新幹線にしてもそうで、終着駅であるうちはそれなりの恩恵があっても、延長になってしまえば通過するだけになるのだから、例えば八戸などは今どうなんだろうかと考えてしまう部分ではあるのだな。
ちょっと話が逸れた。 まあ今回のレンタカー移動では、街の衰退を改めて印象づけられるもので。 何せ人が歩いていない。悲しいくらい。 そして店の大半は閉まっているわけで。 占冠・芦別・赤平・歌志内・上砂川は町の中心を通ったはずなのに、その感慨を新たにするよりなくて。
一方で道路の建設というのは、止め処もなく行われるのだなというのも目にする。 国道452号線の夕張側はバイパス工事が続いている。正直なところ、需要を考えれば疑問を感じないでもない。まあ現在の道路よりも走りやすく時間短縮も狙っているのだから、わからないでもないが。 そして狭い町並みが続く歌志内市内でもバイパスがあるのには、正直驚いて。こちらこそ需要を考えれば必然性に乏しいのかもしれないが、まあ何とでもできるのであろうかねえ、と。
便利にするための開発が進むほど、街が衰退していくかのような様を見るのが忍びないことではあったのだな。
posted by akira37 |06:10 | その他 | コメント(0) | トラックバック(1)