2011年10月09日
天皇杯2回戦 水戸戦
一番の誤算は、あの雨ではなかったのだろうか。 何せ降水確率0%で、しかも局地的となれば手の打ちようもないもので。 まずメンバーが主力でなかったこといついては、いろいろな意見があると思うのだが、少なくとも「試合を捨てた」という考え方には賛同しない。 勝負である以上、どんな場合でも最初から負けるつもりがあったら変なわけで。 どんなに強豪とやるにしても、万が一のことは狙うのであるからねえ。
では今回の意図はどこにあるか。 監督のコメントからすれば、まずサブについてはどれだけの体力があるかの見極めがあるのだろう。 一週間後から始まる「15日間で5試合」というスケジュールを考えれば、常に同じメンバーでのやりくりなどはありえないのだから、そのときに備える意味合いは十分にある。 もう一つは4-5人が昇格するのではないかと言われているユース選手の技量がどの程度あるのかの見極めの場にもしたのではないかということ。 これについては成果があったと言えるのではないのかね。
以前いつだったか忘れたが、試合翌日ドームサブで急遽室蘭大谷相手に練習試合が汲まれたことがあったのだが、それに近い印象もあったのだな。 あの試合はトップ扱いではあったけれども、事実上はU-18のためにあったようなもので、メンバー構成もよく似ていたし。 主力の中に中途半端にサブ・ユースを混ぜるくらいであれば、一層のこと思い切って変えたほうがいい訳で、実際普段ユースを見慣れていない人からすれば、トップよりもむしろ連動性が高かったことは、こと前半の水戸側の様子で十分わかったことではないのだろうか。 実際感覚的にはいつよりも時間の経過が早い感じでもあったのは、そこに原因があるのだろう。
まあ結果としては最後に若さが出てしまって敗戦となったのだが、120分での負け試合は天皇杯では初めてである。 天皇杯初戦は理由がどうあれ毎年楽な試合にはならないから、この結果に驚きはありません。
それにしても主審には泣かされた。 延長になってグダグダになったのには参ったもので。 はっきりと覚えているだけでも2つあって、一つはこちらがパスをしたライン上に主審が来てボールが当たってしまい相手に渡ったシーン。 もう一つは副審がオフサイドフラッグを上げているのに気が付かずに試合が継続されてしまったシーン。 まあこれがなかったらどうなっていたのかは勿論判らないけれども、夜のNHKローカルニュースで出てきた映像を見れば、決勝点のシーンは直前に主審がすってんころりんしているのがあって、何だかなあの気分が増幅したものではありました。
帰蘭後たまたまBSでプレミアリーグをやっていたからそれとなく見ていたのだが、やはり主審の位置取りがいいのだな。 基本的に俯瞰できる場所にいる。 こんなのを見てしまうと、また天皇杯での審判技量を思い出して寂しくなるのだな。
posted by akira37 |05:50 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)