2010年06月11日
祭典
今日からW杯が始まる。 今夜それを前にNHK総合では開幕直前特番があるのだが、道内では放送されない。理由は番組欄を見てもらえば判るのだが、個人的には当然に釈然としない想いが強い。 ローカルで毎年やっているものと、4年に1度のものを比較した場合、重みがどうなのか、と力んでも仕方がないけど。
昨夜はkitaraに出向いていた。 札響の名曲シリーズの今シーズン1回目。テーマは「白夜の北方圏」。北欧が中心の曲構成だが、半分以上は始めて聴くような曲の構成。 プログラムの演奏時間の目安を合計すると、2時間で納まらないのが自明であったが、実際指揮がよくしゃべる尾高監督でもあったから、20分は軽くオーバーしたのだな。 でそんな長い演奏会の状況でもアンコールがあったわけだが、曲はシベリウスの「アンダンデ・フェスティーボ」。 名前から想像がつくように、「祭りの」アンダンテということにはなるのだが、曲調はむしろ敬虔というか祈りに近いというのか、厳粛なもので。 そう現在行われているようなものとは対極にあるのだな。
kitaraへは中島公園の中を歩いていくわけだが、昨夜の場合はいつもと様相が違っていて。 そう来週ある「札幌まつり」の露店が出る場所の準備がすでに始まっているのだな。 こちらの方はワクワク感の高揚として、あれよりは理解できる部分にはなってくるものだが。
今日から始まるW杯は、こと日本代表という部分では盛り上がりに欠けると言われても、あくまでも全体から見れば一部分でしかない。 4年に1度の「サッカーの祭典」と称すべき観点からは、何だかんだ言ってみても存分に楽しみたいものだと、考えるべきものなのね。 そうなれば、ただ騒いでいるだけにしか見えないあれなどは、いちいち気にすることも無く過ごせるのであろう(幸い今節が函館開催であるのは、その喧騒から逃れられるので、極めてGJである)。
posted by akira37 |05:01 | 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)