2010年04月11日
「港の文学館」考
昨日これを見たものだから、気になって行ってきた。 相当久しぶりのことではある。 この番組はかすかに記憶がある。コメントにあるように、妙なアクセントが気になった点。肝心の内容はほとんど覚えていないのだが。 相変わらずの展示方法で、例によって来館者もない状態でのんびり眺めていたのであるが、ちょっと思うことがあったのでわざわざ試合日なのに書いてるようなもので。
個人的には有料施設にして、もっと展示をきれいにして欲しいなどとも感じているのだが、内容は改めてみるに結構とんでもないものだと感じているもので。 第一、表彰の楯を無造作に置いておくなどは、ありえないだろうし。 まあ「文学館」と言いつつも、漫画家あり、写真家あり、ゲージツ家(クマさんのことね)あり、蒐集家ありと何でもありだし。
でその蒐集家のことだが、ここには「田中秀痴庵文庫」というのがある。 この方、創刊号を始めとしていろいろなものを古くから集めているんですな。 先月30日までその特別展をやっていたのだが、どうしたものか終わったはずの展示が一部まだ残っていて、それを見ていると館の人が、本来通常は閉架扱いの所蔵庫を見せてくれたもので。 ショーケースで展示しているものの中には「文藝春秋」の創刊号があるのだが、実はこれ2冊所蔵しているとのことであり、発行元が自分ところにもないのにと、驚いていたのだとか。 で中に入ってみると、まあ見ようによってはいわゆる「お宝」を手にすることができる。 信頼されているのはありがたいけど、これが都会であったのなら大変なことになるだろうな、と思いつつ暫く眺めていた。 そんな中に「少年サンデー」「少年マガジン」の創刊号もあって。 両誌の創刊にまつわるエピソードは、いろいろな書物で読んではきたが、実物を手に出来たのは感慨深い。 で肝心の中身であるが、言われているように大半が漫画でがなく、半分は読み物ではありました。 とそれ以上に薄いことに驚いたようなもので。両誌とも約90ページというものだから、現在のスタイルからは想像がつかない、小冊子レベルなのですな。 従って書架にも立てて収納できない形ではありました。
と試合日にはそぐわないかもしれないと思いつつ、しかし忘れないうちにと書いてみた次第。 1ヵ月後には室蘭で試合がありますが、その前後時間がありましたら是非ともお立ち寄りいただきたくもあって、書いた次第です。 なお場所は旧栗林商会ビル跡地に建ったローソンの斜め向かいです。
posted by akira37 |04:50 | 室蘭 | コメント(0) | トラックバック(0)