2009年10月21日
見苦しい風景
昨日、日本郵政の社長の辞任会見、というのが映像として出てきた。 某局では、会見前のカメラマンに注文をつける姿が映し出されていたが、そこに映った顔は、まさしく悪人顔。自ら価値を貶めるような、まったくもって見苦しいというのか、少なくともああはなりたくねえなあ、というのが率直な感想である。 郵政問題というのは、実のところ一般市民にはなかなか身近になりにくい問題なのかもしれない。 地方においては、不採算を理由に廃局されたりしているから(多くはニュースにもなりにくい)可視化されるけれども、多くは局に行くこと少ないでしょうから、なかなかピンとこない。 個人的には、趣味の部分での付き合いが長いので、変化を感じる部分が多いのだが、ざっと言えばこんなことがある。 *記念・特殊切手の発行種類が多い。 昔は1件当たり、多い場合でもせいぜい3種類までだったのが、今や10種が当たり前。収集上のことを考えれば、こんな状態では子供も気軽に、とはいかないのは明白でしょう。 この傾向は公社時代からあったのではあるが、本来地方限定発行であるはずの「ふるさと切手」も全国発売となって主旨がおかしくなっており、まさに売らんかなの世界。これでは趣味上ひたすら離れる人を増やすだけという逆効果としか思えないのである。 *手数料の暴騰。 定額小為替というのがあります。送金する場合はこれに変えると、通常の郵便で送付可能ということになりますが、この手数料が民営化の際に大幅アップした。 10円(1000円以下の場合)が100円に、ということで何と10倍。 こんなことを平気でやってしまうのも驚きだけれども、これは全金種同額なのね。 定額小為替の最低金額は50円なのだが、これも手数料は100円。 一般的に普通に考えてもおかしいものになるであろうくらいの感覚になるはずなのだが、これも現実としてあるわけね。 単純に見ても民営化の下にこんなことをされたのでは、堪ったものではないのですよ。 個人的にはこんな理不尽な部分の解消も望みたいところだけれども、果たしてどうなるでしょうかねえ。
ちょっとタイトルの主旨とは離れてしまったけれども。 今日のメインは、勿論ドームであるあれではなくて、厚別の方なのだが、まあこちらも世間的には劣勢ではあります。 予報では3年前の今時期のような、方や雨に祟られて、というようなことはないだろうにしても、不安定な天候に対する備えだけは必要なのであろうね。 で今朝「朝6」を眺めていたら、こんな表現が。 「感動だいすき」 おいおい頼むからこれ以上変な日本語を作らないでくれよ。 以前から「感動をありがとう」なる表現に苦言を呈してきたけど、感動は好き嫌いで表現するものなのか? これもまた「見苦しい風景」なのでしょうなあ。
posted by akira37 |05:21 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)