コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年04月17日

~進化~ 第8節対戦チーム横浜FM点検

公式戦2連勝! リーグ戦3連敗で、今シーズン目標<リーグ上位=3位以内>が、ひたすら目標消滅の苦境状況から、第7節・ラッキー7!試合に、降格圏の嵐から脱出し、僅かな望みを繋ぐ、激勝・苦勝を掴みました。ここから「7連勝」実現を目指す第8節の対戦相手は、なんと「コンサ最大の天敵・横浜FM」。
昨2018シーズン対戦初戦に厚別にて「都倉・進藤の逆転2ー1」勝利となりましたが、横浜FMとの通算対戦戦績は、「3勝2分13敗」で、2018第2戦は1ー2でジェイ得点も仲川・ウーゴヴィエイラにより逆転負け、2017以前は、J1の2017・2戦、2012・2戦、2008・2戦、2002・2戦、2001・1戦、1998・2戦の計「11試合全て敗戦」、2001・2試合目が引き分け、なんと1997・YNC戦第3節の試合に「3ー1の勝利」があるだけで、昨シーズンの勝利は、21年振りの勝利獲得となったものでした。
これだけ激しい敗戦戦績は、横浜FMのみで、文字通り「天敵」です。次節での勝利は、それこそ「平成2度目の勝利」獲得を賭ける試合という事ですね。
しかし、実は、その「13敗」のスコアは、2017シーズンでの「0-3」の完敗以外は、ほぼ「1点差負け」との内容で、」スコア上は「大きな戦力差」というよりも「僅差での敗戦」と見えますが、実は「横浜FMの試合巧者」たる所以で「得意の1得点差勝ち」に試合をコントロールされた「完敗」という事でした。
所が、現在の横浜FMは、そんな「試合巧者・試合コントロール力」は未だ全開とは言えない現況で、隙も穴もあります。
十分、コンサ勝利の方程式・方法論が成立しています。
では、そんな横浜FM現況を点検してみましょう。
1.現況
順位5位 勝点12 3勝3分1敗 11得点 8失点 得失差+3
2018シーズン現在値
 14位    8  2勝2分3敗   6得点 9失点 得失差-3
昨シーズンの序盤は、監督交代・戦術変更の浸透期で、波乱・低迷戦績となりました。しかし、2年目ポステコグルー監督は「アタッキング戦術」の定着に成功し、課題だった「フィニッシュ精度・決定力」改善も加わり「強力攻撃スタイル」を「強力得点力」にステップアップしました。
チーム固有カラーの強力守備力が「試合巧者・試合コントロール」を可能とする「源」でしたが、その上に「強力得点力」が加わった、という事です。
元オーストリア代表監督で、ギリシア代表監督への移籍も噂されたポステコグルーの「アタッキング戦術」は、
➀GKと最終ラインからショートパスをつなぐビルドアップ。
➁両SBがボランチのようにインサイド寄りのポジションを取り、中盤のトライアングルとともに攻撃をスピードアップさせる。
➂アタッキングエリアに侵入してボールを受けた両ウイングがさらに攻撃を加速させ、相手の守備陣形が整わないうちにフィニッシュへ持ち込む。
との、独特のゲームメイク戦術が根幹ですが、「シュート決定力」が最後のカードでした。今シーズン、FWマルコスジュニオール・エジガルジュニオ・仲川の3トップが決定力を発揮、インサイドハーフ天野・三好がゲームメイクに絡む体制が爆発して課題も克服となっています。主力選手の戦術理解も浸透し、攻撃的なスタイルでリーグを席巻する可能性が大、という状態です。
所が、今シーズン序盤の2試合は、「5得点3失点・得点力爆発」での連勝スタートでしたが、その後直前5試合(第3~7節)は「1勝3分1敗・6得点5失点」で、1勝の浦和戦「3ー0」試合を除く「0勝3分1敗」の4試合は、「3得点5失点」で「得点力不発、失点が多発」しています。
攻撃型戦術の反映・影響で、チームカラーの筈の「守備力が低下」しているのです。
という事で、今シーズン狙いの「攻撃型サッカーでリーグ席巻」は現在停滞中。このタイミングでの対戦は「ラッキー」です。
2.戦術・項目別数値点検
「アタッキング戦術」は、同上ですが、フォーメーションと連動する戦術です。
フォーメーションは【4ー1ー2ー3】で、中盤1アンカー+2インサイドハーフ型(=守備時3ボランチ)です。
同戦術のポイントが、両SBの動きですが、攻撃開始とともに、1アンカーと並列し、バイタルエリア付近に3枚ラインを作り、更に両SBを前進させ、アンカーと「トライアングル」、両インサイドハーフと「トライアングル」で、攻撃数を増加し、攻撃バランスの中、パス・ドリブル突破で決定機を作ります。
しかし、その局面でのボールロスト・相手カウンターには、1アンカー+残る2CBで、特に、アンカー脇にスペースを産み、相手カウンターへのリスク対策が破綻し勝ちです。
DF・CBは、畠中・チアゴマルチンスの2枚ですが、スプリント力が高く、カウンターへのスピード勝負は◎で、高さ・対人力もあり、特にビルドアップ力に優れています。相手攻撃局面での「ボール奪取」から、「個vs個、1vs1」の勝負ではなく、スペースを突いた複数選手カウンターは効果的ですね。

直前試合の項目別数値をコンサ対比で点検してみます。     
攻撃  横浜FM   コンサ   コンサ対比
得点     1点     1点    △均衡
30m進入数  33回    52回     ◎優位
[シュート]
シュート数  12本    14本   △均衡
枠内数     4本     7本   ◎優位
PA内数    7本     9本   ◎優位
PA内率   58.3%  64.3% ◎優位
決定率    8.3%   7.1%  △均衡
基礎
パス数    543本   466本  ✕劣後
同成功率   81%    84.1% ◎優位
クロス数   13本    15本   △均衡
同成功率   7.7%   20%   ◎優位
守備
被シュート数 18本    11本   ◎優位
被決定率   5.6%    0%   ◎優位
基本
支配率    57.4%  47%   ✕劣後
走行距離   120km   117km  △均衡
スプリント数 234回   186回  ✕劣後

コンサが
◎優位・・30m進入数(攻撃回数)・枠内数・PA内数・PA内率・パス成功率・クロス成功率・被シュート数・被決定率~8項目~
△均衡・・得点・シュート数・決定率・クロス数・走行距離~5項目~
✕劣後・・パス数・支配率・スプリント数~3項目~
如何でしょうか。
攻撃力が強烈な筈のチームとの対戦ですが、
攻撃項目は、ほぼ全項目、守備項目も全項目、要注意は「スプリント数」の走り勝負のみで、コンサ優位な試合は十分に可能ですね。否!コンサが優位で、コンサが試合コントロール試合も可能な数値です。

posted by yuukun0617 |22:52 |

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