2018年09月19日
~進化~ 第26節J1リーグ状況-次節対戦鹿島現況も
昨日の「川崎戦での大敗真因点検ブログ」は大きな反響をいただきました。
試合終了時点でのマスコミリリースは「感情論」主体でしたが、その後、同一指摘が、解説者・分析者からリリースされています。
実に明白な「川崎戦略・ターゲット」でしたので、当然でしょう。
しかし、その現況へのコンサ打開策はどこにも記載がありません。
「課題点指摘」のみに止まり、「改善策・解決策」は「不明」という所でしょうか。
しかし、今、必要とされているのは「打開策」ですね。
火曜から再開のトレーニングも、後3日間あります。
1.先ずは、第26節のJ1リーグ概況を公式データ値より点検です。
シーズンも終盤戦の入り口に突入し、以下の現象が出ています。
①今節、「得点獲得失敗=0点」チームは、僅か3チーム(コンサ・FC東京・広島)で、リーグ平均試合毎得点は「1.8点」で、シーズン平均「1.28点」より「+0.5点」も上昇です。詰まり、直近、
各チーム得点獲得力を「2試合で1得点プラス」と上昇させているものです。そのため、「得点獲得競争が、試合結果を左右」させており、リーグ全体「守備優先⇒得点獲得優先」へ試合展開が移行・変化しています。
②同様に、今節、多くの攻撃項目で上昇し、間違いなくリーグ水準が上昇しています。対して、守備項目は、攻撃力上昇の影響から、低下項目が発生しています。
今節、毎試合リーグ平均〔昨年数値・対比〕
・シュート数・・14.6本〔シーズン平均13.1本より+1.5本UP〕
・枠内数 ・・5.0本〔 同 4.26本より+0.74本大幅UP〕今節、枠内数2本以下チームは僅か4チーム(コンサ・仙台・FC東京・広島)のみ。
・決定率 ・・12.2%〔 同 9.8%より+2.4%大幅UP〕
守備項目は、
・失点 ・・「0点」を達成は僅か3チーム(仙台・川崎・鳥栖)のみで、リーグ全体、攻撃力UPで失点阻止は困難になって来ている。
・被シュート数・・14.6本〔 同 12.8本で△1.5本悪化〕とリーグ全体は低下。 10本以下優秀は5チーム(鹿島・FC東京・川崎・横浜FM・鳥栖)のみ。逆に、20本台以上×チームが3チーム(コンサ・柏・磐田)。
・走力-スプリント数・・146回〔 同 156回で△10回Down〕で、リーグ全体走力ダウン傾向。特に120回台以下チームは4チーム(コンサ・仙台・浦和・名古屋」のみ。
2.今節の鹿島は、
鹿島 2得点 シュート数14本 枠内数3本 決定率14.3%
L平均 1.8 14.6 5 12.2
コンサ 0 7 1 0%
コンサ平均 1.4 14.2 4.4 9.6
鹿島 パス数446本 成功率74.4% クロス数18回成功率27.6%
L平均 455 77.5 14.6 23.5
コンサ 514 81.7 12 8.3
コンサ平均 482 79.4 17.4 29.6
鹿島 1失点 被シュート数10本 被決定率10.0%
L平均 1.8 14.6 12.2%
コンサ 7 26 26.9
コンサ平均 1.4 15.4 9.1
鹿島 支配率48.7% 走行距離110km スプリント数151回
L平均 50 109.5 146.1
コンサ 51.0 112 129
コンサ平均 50.9 114 158.8
驚きですが、鹿島Vsコンサは、ほぼ全項目コンサの劣後、パス数・同成功率以外、どこも勝る所がありません。辛うじて、コンサ平均値=日頃のコンサ数値ならば、シュート精度と被シュート数以外は、ほぼ同水準となります。
次節対戦は、戦力不均衡・劣後での対戦ではありません。
ACLでシブトク勝ち抜き「準決勝到達」強力鹿島の戦力は、リーグ戦での戦力(選手起用)とは明らかに異なっています。
先ず、大きな戦略として、1年交替で、「リーグ戦優勝」と「ACL優勝」を狙い、今年は、「ACL優勝」中心、「リーグ戦上位3位以内=ACL圏獲得」狙いのシーズン・年、となっていると想定します。
そこで、
ACL鹿島戦力 > リーグ戦鹿島戦力 ですね。
つまり、第1チーム・第2チームの2チーム制で、リーグ戦用第2チームは、リーグ戦で中位~上位を狙えるレベルまで、起用選手を圧縮し、最強メンバーをACL戦第1チームへ投入、その際、フィジカルを維持出来る「高フィジカル選手(若手選手)」は可能な限り「双方へ起用」、との選手起用戦略です。
という事で、次節起用選手に、昨日(火曜)ACL戦起用の影響はありません。
3.鹿島現況
今年の大戦略・最終目標「ACL優勝」に向け、リーグ戦現況は、
順位7位 勝点39 11勝6分9敗 35得点34失点 得失差+1
コンサ
順位5位 41 11勝8分6敗 35得点36失点 得失差-1
コンサとは、殆ど同水準・同値ですね。
鹿島第2目標「リーグ戦3位以内」までは、勝ち点差「たった3差(1試合分)」で、手に掴める局面まで到達との現状認識でしょう。
という事で、次節は「コンサに絶対勝利・勝ち点3獲得」が絶対的な試合目標です。ここには、コンサへの警戒感・脅威意識は全く存在しません。その逆で、「川崎戦と同試合と結果を再現」との対戦意識です。
しかし、直近5試合の戦績は、「3勝1分1敗、7得点5失点の戦績」で、今シーズンここまでの「一進一退の勝敗が交互」する状態を脱却し、順調なベクトルを構築しています。
戦術はフォーメーション【4-2-2-2】のオーソドックスシステムで、攻守バランスを取り、個々の闘いでの突破と、高い連携力での複数選手連動プレーで決定機を構築し、チャンスをしっかりものにする「決定力」で、「均衡得点差」で緊張感ある勝利を掴むスタイルです。
最大のストロングポイントが「勝負強さ」=「したたかに守備し、取るべき時間帯でしっかり得点取り切る剛さ」です。
メンバーは、リーグ戦主体メンバーにACL・YBC戦チームからの6選手混合スタイルで、スタメンか途中出場かはさて置き、ほぼ固定メンバーで、高い連携を構築しています。
リーグ戦 ACL戦
土居 セルジーニョ 鈴木 セルジーニョ
安部 遠藤 安部 遠藤
永木 三竿 レオシルバ 三竿
安西 町田 スンヒョン 西 犬飼 スンヒョン 山本 内田
スンテ スンテ
SUB 内田・山本・犬飼 SUB 西・町田・安西
・レオシルバ・鈴木・金森 ・小笠原・永木・土居
曽ヶ端 曽ヶ端
元・現・未来代表クラスばかりで、全選手、コンサ選手個々を能力UPしています。対抗策は、「組織・連携・複数選手連動プレイ」しかありませんね。
posted by yuukun0617 |15:13 |
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