コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2018年06月20日

~進化~ 現在・未来コンサ点検~⑧中断期間トレーニング現況と成果分析-1

昨日の激闘W杯第1戦コロンビア戦の勝利は、
「渋谷(NHKホール)のパブリック・ビューイング」に参戦し、3000人のサポーターと共に、前園・ハリー杉山と公式日本代表サポータークラブ掛け声で、ロシアへ声援を送りました!!
試合終了寸前10分は、前園の「ボールを下げるな!!」のプレー毎の声もあり、全員の声援の中で勝利!!となりました。
しかし、ハメスロドリゲスがスタメン落ちした瞬間、日本のアドバンテージを確認しましたが、コロンビアはロドリゲス抜きの展開の戦術・プレーが不徹底で、直ちに、香川の戦線からの守備と大迫のカウンター・シュート~こぼれ球香川シュート~レッドカード・PKの先制点で、アドバンテージを現実・得点化しました。所が、その後、「この展開の想定無し」から日本選手の狙い・統一戦術に「空白点」(日本がポゼッション継続の展開)が発生、ハーフタイムで修正するも、「決定力」課題が現実化してしまい、終盤まで「1点差ゲーム」の接戦にしてしまいました。「試合内容」は一方的に日本支配・コントロールで、相手攻撃も単発で、後半は、コロンビア選手の足も止まり、W杯参加チームで最低レベルまで崩壊。しかし「1点差試合」は納得できないもの。
課題もあり、次戦対戦相手セネガルは「隠れH組本命チーム」で、第1戦とは比較にならない位、「厳しく・過酷な内容・プレーを要求される」試合、必至ですね。

さて、コンサ、
中断期間開けの練習は「負荷コンデイション状態のプレー改善」がメインテーマの柱で、2部練習の時間+トレーニングの質アップで「過酷フィジカルコンディション」を軸とした内容が展開。
但し、この課題は、中断期間トレーニング全般の課題ですが、期間ごとに「その集中・中心度合い」は変化していき、
スタート当初の「過酷」・中心課題から、
中間期~終了期では、「当然・当たり前コンデイション」としてその中で「十分なプレーの質・レベル」追及まで上昇し、その時点での中心取り組み課題は「個別プレーの質・精度・スピード」に移行していると想定されます。
つまり、練習開始当初は「過酷フィジカルコンディションでも可能なフィジカル獲得」は、中間期で、達成し始め、それ以降は、「フィジカルアップ」の追求を継続しながら、重点は、過酷フィジカルコンディションの中での「個別プレーのアップと戦術実践度の進化・前進」の追求を狙うものです。
現在の3・4日目で、「ヘイス・河合・菊地・兵藤」以外は、「フィジカルアップ」トレーニング中で、「一定値がその後のトレーニングメニュー実行条件」となり、和気あいあい雰囲気の様ですが、実は、厳しい「自己との競争・闘い」です。(そんな狙いも分からず、呑気にトレーニングしている選手は、「認識不足・プロ意識不足」ですが、一人もいない事を願いますが・・・)

中断期間トレーニングの現況・成果分析は、未だ今後ですね。
そこで、コンサでも、要取り組み最重要課題の「決定力」について少し展開・点検したいと思います。
特に、W杯の「高決定力選手」の能力解説も多数あり、タイムリーなテーマですね。

1.W杯「高決定力選手」
日本対戦相手分析解説の中、決定率は、
コロンビアFW「ファルカオ」(別名;得点の「殺し屋」)26.1%
ポーランドFW「レバンドフスキ」(同;得点の精密機械)51%
日本FW「大迫」8.1% 「岡崎」7.5%・・10本で1得点以下
特に、「レバンドフスキ」決定力の理由を、
本人が解説し、
「ターゲットシュート(GKの届かないポイント・エリアのみ狙うシュート)」トレーニングを「無意識に自動的にそのポイント・エリアにのみシュート」するレベルにまで徹底しただけ。育成世代からそのトレーニングを自己に課し継続し、特に、チーム昇格後試合起用も程遠い時に、1年間「徹底して練習」(全選手練習終了しても練習し、誰よりも長い時間・大量に)で、「無意識でターゲットにのみシュートする」様になった、そして、その翌年から「圧倒的な得点力によりチームスタメン・主力となった」とのコメント。
【ターゲットシュート・トレーニング】です。
2.NHK「決定力」番組
とても面白い番組(前土曜BS1)で、山本元監督・前園・佐藤寿人・元代表GK小林の討議。
そこで、「決定力」の本質を説明する内容が多数ありました。少しだけ・・。
(1)日本FW選手の「低決定力」のポイント
 ①キレイなゴールにこだわる;強くて・ビューティフルゴール
  【キーパーの届かない位置で、届かないスピードなら、強さは無縁】
  【駆け引きで、届かないを作る】
 ②どこからでも得点を狙う意識;自分の形に持ち込まないと打たない
  【打てるタイミング・打てるスペース】
 ③冷静さ;ストレス・プレッシャーから解放されて
  【負けず嫌い・自信満々で、しかし負けたときは徹底して直す】
 ●低決定率選手の特徴そのものですね。
(2)シュートするエリア・ポイント
  前回W杯データ;
  全得点のシュート位置・・PA内ー88.9%
  日本(2得点/49本)      100%
   しかし、シュート位置 PA内ー21本・42%
              PA外ー28本・58%・・多過ぎ・意味低い
    PA外は得点可能性が乏しく、PA内に入れず打たされたもの
  【PA内シュート】
 ●コンサの獲得得点も、
   セットプレー・クロスは≪PA内ターゲット・シュート≫ですね。
(3)シュートタイミング
  前回W杯データ;
  全得点のシュートでワンタッチシュートー60%
  【ワンタッチシュートでなければ入らない】
  実例;クリスティアーノ・ロナウド、
   以前は「ドリブル突破からのシュート得点」
   ⇒「一瞬しかシュートチャンスが無くなる」程GK・DF力アップし
   ⇒ここ2シーズン、PA内「ワンタッチゴールに転換
  そのためには、
  【ポジショニングと精度が必要】
  従来からの「トラップしてシュート」練習ではなく、
  【試合形式でのワンタッチゴールのシュート練習が必須】
   ここで、佐藤寿人のシュート決定力改善の実例紹介;
    Jリーグ全ゴールのシュートポイントをプロット表示し、
    その集中ポイントのポジションでのワンタッチシュート練習を徹底。
    その翌年、リーグ得点王争いまで上昇の成功例
  ●コンサのクロス・セットプレーで
   ターゲットポイント・ポジション・シュートのトレーニング必須です。
(4)味方あっての決定力
  【ラストパス=出し手も、周辺のサポート選手も、
   シュート者の意図・狙いを理解が必要】
(5)「決定力改善」は、教えるものでは無く、教えない。
  【自分で考えた人のみが一流化可能】
  【全ての得点は、準備・経験の上、説明出来る、理由あるゴール】
 番組要旨ですが、含蓄・重み・重要性に満ち溢れた内容です。

 コンサの「決定力改善」がいつまでも、長々と課題とし続けた原因・責任が指摘され、現在、ミシャが取り組んでいる理由が明白となります。

 最後に、その番組出演者全員の共通意識が、「適格・適正に決定力改善に取り組んでいるチームが殆ど無い」との結論。

コンサは、逸早くその課題に終止符・決着をつけるチームとなりましょう。
  

posted by yuukun0617 |21:12 |

スポンサーリンク

スポンサーリンク