コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年06月04日

~進化~  第14戦「神戸戦」敗戦により

第14節の勝敗の原因は、明確でした。

運が悪かった、との運命原因論では一切解決しません。
原因点・ポイントを記載します。

①超守備的システムを採用する限り、攻撃陣には「前線2人+1」の「個」でゲームメイクが出来る選手が絶対条件でしたが、前半は「適正順位2番目のジュリーニョで大正解」、しかし、「交代選手に不適格金園起用」で破綻。(金園の起用可能条件は、勝勢時の守備固めのみです。)【選手交代失敗】
②第2条件とした、「ボール奪取」からの「攻守切り替え」時のDFへバックパス~DFよりロングフィード回数を減少し、「ボランチ・アンカー経由ショートカウンター」を復活、は全く作動せず、「速攻」は一度も実行せず、全攻撃「遅攻」。【攻撃力減退したまま】
③失点の主因は、明白に「アンカー荒野」です。アンカーのポジション役割・目的を理解していませんね。守備要員に拘わらず、パスは殆どせず、再三ドリブルでのボール運びしかしていませんでした。その結果、メインディフェンススペースのバイタルに大穴・スペースを空け、前線へボランチまで追い抜き、アンカーが「攻撃陣」位置となる、ポジション逆転が常態化しました。その代償は、「担当ディフェンスポジションへの戻り遅れと、それによるスペースカバー遅れ」を多発し、更に、その周囲選手にもその突然空くスペースカバーの負担を背負わせ、結果、周囲選手のポジションを本来位置からズレた曖昧・不適正位置とさせ、2失点共に、アンカーポジション右脇スペースのフリーからのものでした。
一見、攻撃参加し、豊富な運動量で頑張っている、と見えますが、ポジションズレだらけで、荒野アンカーが続く限り、同一パターンの失点が継続するもの、です。
アンカーの適正は「2次ポール奪取の運動量」だけで、「タイト守備・適正ポジショニングによるバイタル守備・攻撃起点パス」は失格です。適正は低いです。専門家(選手)に任せるべきですね。【アンカー起用選手不適格】
④都倉を中心に、シュート決定力が敗戦原因ですが、シュート決定力を下げた原因は、都倉やシュートした選手でしょうか。答えはNo! 【YBC戦の累積疲労】ですね。
疲労感でのプレイで、一番特徴的な影響は、「精度低下」です。累積疲労で低下する項目は、一番が「精度」、身体が動かなくなる状態まで到達して「運動量」です。
YBC戦の勝利の代償ですね。・・・四方田監督判断です。
選手は、よく頑張りましたが、「思うように身体が動かない」と自信喪失になり兼ねないところが心配です。

監督責任について結論だけ。
監督責任とは、本来戦力を最大に実行させる責任で、勝敗責任は、その現実結果です。
四方田監督は、コンサの戦力を「現時点の最大に実行させている」かどうかが問題です。
別の言い方では、「長短ある選手能力を、その組み合わせと、有効な方法で、最大値とさせているか」です。
実例を一つ、直近の都倉の得点喪失原因は、ペアで「金園」です。超守備優先システムから、前線だけで攻撃構築ですが、その相手・ペアが「金園」では、前線からの守備の分担は減少しますが、ゲームメイク・ポストプレイ・スペース攻撃役を都倉自身で受け持つしかありませんでした。今日のペア「ジュリーニョ」では、一転して、相互分担可能で、そこから分担が低下し、自在なプレイの幅が拡がりましたね。ヘイスや菅や小野が良い理由です。
このような「最適組み合わせ」が、選手能力の最適化・最大化となる訳です。

監督は、性格的には、育成指導者としては最適ですが、指揮管理者としては疑問内容が多過ぎますね。
次戦まで2週間ある点についてのコメント
「開幕から休みなくチームとして試合を続けてきましたので、疲労を回復したりコンディションを整えることが一番大きい部分と思います。しっかり休養をとって休ませることと、もう一度残り試合に向けて自分たちがやるべきことを整理すること。1週間空くと言っても短い期間ですが、もう一度みんなで一つになって、残り試合を戦っていくという結束を深めて、次の試合に向っていきたいと思います。」 ・・本当にこれだけですか。コメントは、選手向けでもあるのでしょうが、今やっている事を続けていく、とは危機感がどこにもありませんね。
本当に、選手が納得するのでしょうか。都倉などの中心選手が悩むのは、自己とこのようなチームについてですね。

posted by yuukun0617 |22:48 |

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この記事に対するコメント一覧
Re:~進化~  第14戦「神戸戦」敗戦により

 アンカーとしての荒野と宮澤の違いで思ったのは荒野の球離れが明らかに遅いこと。荒野と宮澤とでは明らかに宮澤の方がボールを早く出せている。ターンしてボールキープをするとき以外、宮澤は3タッチ以上かけることはまずない(もっとも、球離れに関しては宮澤以上に秀でた選手は小野くらいしかいませんが…)。

 なので、荒野と宮澤の違いとなると自分で持ち上がる荒野と簡単に捌く宮澤という図式になると思われます。守→攻の切り替えから攻撃のスピードが上がらないのはそのあたりにあるのかもしれません。荒野だとボールキープを確認してから前に出る、宮澤だといちいち確認しなくても走っていれば他の選手経由でもボールが出てくる、荒野と宮澤とではボールキープの信頼度に違いがあると言い換えてもいいかも知れません。

 ただ、ロングフィードが多くなる、攻撃の始まりが低くなるのはCBに河合を起用していることも大きいと思います。自陣低い位置からだとほぼ前線に放り込むことしかしていない(できない?)。後半も1度河合が残っていたせいでオフサイド取れませんでしたし…。アバウトに放り込んじゃってもある程度何とかしちゃう都倉がいるせいで余計にそうなっているように思えてなりません。

>長短ある選手能力を、その組み合わせと、有効な方法で、最大値とさせているか

 クイックリスタートから宮澤が決定機を外したシーンが特にそうですが、ああした動きは宮澤の方が良いと四方田監督は考えているのでしょう。宮澤はCHが最も活きると思っているのでできれば四方田監督同様に荒野にアンカーを任せた方がいいとは思うのですが、スペース管理におけるポジショニングは宮澤の方が上。どちらかが出ていけばどちらかがカバーするというのは最低限やってはいると思いますが、このあたり練習で突き詰めることができるかどうか。

 稲本が戻るまではアンカーとCHの最適解はなかなか悩ましいですね。
 

posted by フラッ太| 2017-06-05 01:17

Re:~進化~  第14戦「神戸戦」敗戦により

 速攻がほとんどなかったというかできなかったのがまずかったのは賛同します。

 しかし、荒野が失点の明らかな原因というのは言い過ぎじゃないですか?
 確かに荒野はボールキープの時間が長かったですがあれだけ運動量があって中盤でボールを拾える選手はいません。深井が怪我で長期離脱したなかで、荒野をアンカーで使っているのは仕方がないと思います。宮澤と違って動き回るのが、アンカーとしてふさわしくないという考えでしょうが、今日も荒野でなかったら、中盤でボールをなかなか拾えなかったでしょう。
1失点目は福森のミスパスからです。明確に荒野の責任ではありません。

posted by 孔明 | 2017-06-05 01:37