2009年06月10日
球団をサポート~その1~
今、球団は集客や強化に頑張っているのは試合前の企画、4外国人選手との契約 などから伝わってきます。地方球団の脆弱な経営基盤でありながらも頑張って いる姿に、我々も何か手助けができないか考えてみたいと思います。 まず球団を中心にスポンサーとサポーターの関係を考えると、以下に示す図に なります。
図中、赤線はお金の流れ、青線はサービスの流れを示します。 見た通り、球団はサービスを提供し、サポーター、スポンサーはそのサービスを 購入する図式になっています。今回(と次回)は赤線、つまり球団へのお金の流れ を大きくする為の作戦を考えてみたいと思います。 【入場料収入がベース】 球団が年初に予算を立てるとき、ベースになるのは入場料収入だと推定します。 各企業からのスポンサー料が契約によって決まっているのに対して、入場料は 水物です。前年度の動員数から目標値を立て収入を見積もります。そしてこれら の収入を基本として、支出を決定します。 もし観客動員数が予算を下回れば、それは即ち赤字になり、赤字分は債務として 借入をし、借金を抱えることになります。 今までも危機的な状況に陥り、道や 札幌市が損失補填してくれたり、資本減資という荒治療を行ったのも記憶に新し いところです。債務を抱えている限りは強化費予算は上がらず、戦力UPがうまく いきません。 それと観客動員数には、もう一つ重要な指標があります。それは広告料(スポン サー料)を決定する指標です。5,000人/1試合より、20,000人/1試合の方が直接 スタジアムで広告を目にする人の数も多いですし、20,000人以上集まるイベント であればTV,新聞等のメディアでも取り上げられ易く、従って広告効果が高く なり、広告料も高く設定することが可能となります。 我々が足蹴くスタジアムに通えば、入場料収入が上がるだけでなく、スポンサー 料も高くできるはずです。 【Jリーグの理念に基づいて】 我々サポーターは文字通り、球団をサポートすることからこう呼ばれる訳です。 川渕元チェアマンはJリーグ創設時”企業ではなく地域が支える球団経営”を 理想としました。所謂地域密着の理念です。 スタジアム観戦という形で理念を遂行しようではありませんか。