2006年12月03日
親心
しっかり休みのツケは働いて来た。 スポーツ話題一杯あるのに…。 (浦和のことも…柏の事も書きたい事はあるのに…) 昨日のしょんぼりさが残ったまま今日仕事に行って来ました。 それでなくても気分が不安定な中…(自分) 外泊に出ていた患者様が予定よりも早くに帰院した。 彼…A君(22歳) オートバイに乗っていて軽トラックとの衝突事故に遭い、かなりの重傷状態で…○○病院に救急車で運ばれました (看護添書が救急部でした) 膝蓋骨骨折、大腿骨粉砕(骨が複雑に折れている)開放骨折(骨折部が外界と交通している…要するに骨が皮膚から飛び出したような状態)で ○○大学病院で治療のほとんどを受け、リハビリ(現在車椅子&松葉杖で体重の半分だけ荷重をして良い状態)と 開放骨折の傷の手当て(まだじくじくした傷が残っていますので…)があり、うちの病院に転院して来ました。 「今時の若い子」(語弊があったらすみません)って感じであっけらかんとしていて… 病室のベッド周囲も『MY ROOM』の様に…彼女のお見舞いの「縫いぐるみ」とか飲みかけのペットボトルとか…etc いつもグチャグチャ状態! 夜中に部屋には居ない、昼近くまでカーテン閉めて寝ている…などなど 注意しても『ハイ!』と素直に返事はしても一向に変わっていなかった。 問題っちゃ問題ですが…怪我はあっても他は元気!! (これって整形患者の特性ですけど…。) まぁ~それ以外はちゃんと守ってくれ…「悪たれ」吐いて無かったから大目にみてました。 帰院した彼…外泊中の今日、15時位に友達と外に出て「滑って転んだ…」と。 それもハの字状態になった…と。 大腿患部は(骨折手術部)通常の1,5倍近く。 『痛さは10倍かな?』…とへらへら笑っていた。 一緒に付いて来た母親が困った様に…泣きそうに頭を下げた。 その母親を後ろに、なおかつへらへらと話をしている彼。 その彼の言葉を聞きながら…母親の顔を見ているうちに無性に涙が出て来た。 もう完全感情移入(母親モード=涙もろい) 看護師としての言葉でなく同じ母親として言葉が出てしまった… (さっきも書いた様にかなりの重傷状態で…○○病院に救急車で運ばれています) 『交通事故にあったと聞いて驚いて、どれ程心配したと思っているの??… やっとここまで良くなって来たと思っていたのに!何で…(>_<"""")』 「なんで…」と言っても、もう後の祭でしたけど…(・・、)。 再骨折&靱帯断裂 まぁ~プレートも入っているので完全骨折ではないですが…でもプレートの上方も亀裂骨折…どんな力が働いたんだ??) 再手術決定。 (明日○○病院に転院(リバース)) お陰で残業(それはいいけど…) ついでに『事故報告書』作成 (これって…私のせいでもなんでも無いのですが…うちのシステムが発見者&報告者になってますので) なんだか気持が重い…。(親サイドの気持で、言葉を言ってしまった事…) 彼の心中は分りません(++)。 一番ショックを受けているのは彼かも知れないのに…と反省。 またまた気持が重くなってくる…。 最後くらい…のお返事です。
posted by さーや |22:19 | 日常 | コメント(4) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:親心
まだまだお子様なんですよ。
自分が親になったとき、どれだけ親に心配かけたかって
気がつくものなんですよ。
私もそうだったし。
まあ、お母様とさーやさんの涙&言葉で少しは反省したことだと思います。
posted by ゆり| 2006-12-03 23:00
Re:親心
ゆりさん>
自分の子供ももうすぐ手術だと思うとホントに『親心』が先に出ちゃいました(-_-;
彼の立場を考えて無かった…。
プロとして失格ですかねェ~と後で後悔しきりです…。
まぁ~そんな彼も今日も相変わらずアッケランとし他様子で転院して行きましたけど…。
(担当じゃ無かった事と、やっぱり気まずく…声は掛けずでした)
posted by さーや| 2006-12-04 21:53
Re:親心
患者さんやその家族のことを思って発せられた言葉が
たとえ感情移入があったにしろ
それがプロに徹していないとは思いません
逆にプロだからこそ そこまで言ってあげれると思うのですが
それって 看護師っていう職業を知らないから
言えることなのでしょうかね・・・
posted by yasu | 2006-12-04 22:39
Re:親心
感情に走っちゃいけない…といつも言い聞かせて仕事してます。
でないと仕事が出来ません。身体が持ちません。気持も持ちません。
ずっとプロはそういうものと…思って仕事して来ました。(まぁ…そう言っても、そう思っても何度も泣いていますけど(汗))
posted by さーや| 2006-12-05 23:17