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2008年05月19日

このままでいい -第13節 名古屋戦-

結果からいえば、1-3で札幌の逆転負け。
しかし、私は若干の修正点はあるものの基本的にはこのままでいいと思う。

前半、期待のルーキー宮澤のルーキー初得点らしさを全く感じさせない
見事な利き足ではない左足でのミドルシュートで1-0で折り返した。

しかし、特に後半から、坪内が

>前半は非常に良い形で戦えていたが、後半は何故か動きが重くなってしまった。
>失点シーンも含め、自滅という感じ。

とコメントし、三浦監督も

>疲れというのはあったかなと思います。そういうエネルギー切れが
>2点目などのクリアミスにつながったと思います

言っていたように、前半飛ばしすぎてガクっと来たか。
いきなり選手の足が止まり始め名古屋の選手にプレッシャーがかからなくなり、
フリーで精度の高いロングボールをヨンセンやDFラインの裏に入れられ、DFラインが下がっていた。
(後半から、名古屋も単純にサイドからのロングボールを狙っていた節もある。)
1失点目は、DFラインがペナルティエリア内まで下がりきってしまったため、
右サイドで名古屋の選手にプレッシャーがかからなくなり、マギヌンに決められる。
また、DFラインの選手が、この時ボールにプレッシャーをかけられなかったことに
オフサイドのセルフジャッジをした可能性もある。
(※浦和*ガンバ戦の2点目でもあったが、セルフジャッジをして選手が
勝手に試合を止めても意味はない。文句があっても審判は試合中絶対だ。)

2失点目は、高木のミスキックもあり、交代した足の速い杉本にクロスを
入れられ玉田の技ありヒールキックで1-2と逆転。
この時も、DFラインはペナルティエリア内で下がりきっていた。

最後におまけで杉本へ吉弘がペナルティエリア内で後ろからタックルしてしまい
PKをヨンセンに決められ、1-3で札幌の負け。



前節大宮戦と試合の流れは似ていた。
ただ、大宮と名古屋の違いは最後の決定力の違いだったと私は感じている。
正直、個々の選手の力量差で押し切られた。
後半15分過ぎから、交代のタイミングだったと思うが、名古屋の杉本に比べると
札幌には、試合の流れを変えるような攻撃の決定的なカードがなかった。

しかし、全体的な流れ、戦い方はこれでいいと思う。
下手に体力温存を考えるほど、今の札幌に余裕はない。始めから飛ばして
先制点を奪い、1-0で勝つという去年の勝ちパターンに持っていくしかない。


改善点を挙げるなら、自分たちのポゼッションする時間を増やすためにも
セカンドボールなり、相手のボールを奪ってからの最初のパスを確実につなぐこと。
ノープレッシャーでも、すぐに蹴ろうとしたりヘディングして前に出すことがよく見られる。
リーグ開始直後に比べれば、だいぶ落ち着いたプレイが
見られるようになってはきたが、まだ足りない。

そして、クライトンの言うように
>いつもと同じようなミスばかりで、理解のできないところが多かった。
>クリアできるところでクリアできず、そこでボールを取られて失点。

危ない場面では、セーフティファーストのプレイをして試合の流れを切ること。


ハードワークができているときは、主導権を握れるが、
走れなくなると相手にペースを持っていかれる。
しかし、90分走り続けるのは無理なのだから、チームのポゼッションを増やし、
落ち着く時間を作ることや、カウンターで相手ゴールを脅かさないと、
DFラインは休めないしドンドン下がってしまう。

後半から、フレッシュな選手を入れて、前線からのプレスを継続するという
のも一つの手段だと思うが、名古屋戦は、ベンチも含めた選手層の違いが出た。
ルーキーだけにまだ90分は辛い宮澤の代わりに、ほとんど仕事らしい仕事の出来なかった
石井を入れるしかないなど、攻撃の選択肢がほとんどない。

しかし、これは宮澤がどんどん良くなってはいるものの90分持たないのだから、
最初から割り切って併用する。宮澤を先発、その後に中山とエジソン、
もしくは、その逆パターンなど(宮澤+中山+エジソン)*ダヴィで、
状況によって使い分けることで、何とか乗り切れそうな気もする。


それと特筆すべきは、芳賀の運動量だ。中盤で激しくボールを追いかけ、
DFがボールホルダーに当たりに行った後のDFラインのスペースまで埋めていた。
本当に頭が下がる。
現状、芳賀のDF能力とクライトンのキープ力と展開力を上回らないとボランチの
レギュラーはきつそう。もっと運動量や守備センス、攻撃センスなど総合的に
あげていかないと上里、鈴木に出番はないだろう。
今後を見据えて、二人を武者修行に出すべき時期かもしれない。

西は、守備で頑張る姿が最近目立つようになってしまい、
本来の攻撃面のよさが出せていなかった。


前半の試合内容を継続するためにも、三浦監督が言うように、

>簡単にいうと怪我人が多すぎた。去年のレギュラーメンバーがひとりも揃わなかったり、
>そういうのが長かったというのが失点の多さに何となくつながっているのかなと思います。
>まずやはり、チームが万全な状態で臨めるかどうかというのは大事なのかな、と感じました

まず、怪我人の復帰が中断空けの巻き返しのポイントになってくるのではないか。
そして、ハードワークを継続するためにポゼッションの改善、この辺りを良くして欲しい。

posted by whiteowl |12:47 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

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Re:このままでいい -第13節 名古屋戦-

私も基本的には問題ないという印象を受けました。
あとは個人の能力だと思います。
J1ですから個人のストロングポイントを生かしていくということ。
西選手で言えば守備で忙殺されると彼の持ち味は出しづらいですからね。
芳賀選手はスタミナを生かしてスペースを埋めたり、チェイシングすることで生きてくる。
彼にメッシのようなテクニカルなドリブルは当たり前ですができません。
自分の長所を生かして、他人も生きるというプレーを求めてみて欲しいですね☆
コンサドーレのチームの仕事はオフェンス時に、ダヴィとクライトンを
どうやっていい状況でボールを保持させるのかというところ。
それを逆手にとって囮にしてもいいですが、ハードワークはスタミナではなくて、
"頭脳"に求めていってほしいかなw
そのためには精神的な余裕がないと適切な状況判断はできないでしょうから、
多少の遊び心を持ってみてもいいかなと思います。

posted by Ryosuke| 2008-05-19 17:28

Re:このままでいい -第13節 名古屋戦-

こんにちは。こちらのブログのファンです。
いつも頷きながら読んでます。
これからも色々語ってください(~_~)

posted by ほほやん | 2008-05-19 19:36

Re:このままでいい -第13節 名古屋戦-(Ryosukeさんへのお返事)

>多少の遊び心
みんな、必死だからねぇ(笑)。坪内とか吉弘とか、プレイが
熱くて好きなんだけど、クレバーかって言われると・・・だね(笑)。

坪内なんか、やべっちFCで堀池氏に「札幌のDF」って
名前を言われなかった挙句に、杉本の引き立て役にされてましたからね!(笑)
これをばねにして、自分が「巧」と呼ばれるプレイをして欲しいと思いました!

チーム平均年齢が低いから、不安的さもあるけど、
それだけ勢いにのる可能性もあるから、それを信じたいと思います。
中断明けは、連勝もしていかないときついしねぇ・・・。

posted by whiteowl| 2008-05-19 22:48

Re:このままでいい -第13節 名古屋戦-(ほほやんさんへのお返事)

ほほやんさん、コメントありがとうございます!

先週の土曜日、名古屋戦のあった日、後半の不調の原因を探ろうと
試合をもう一回見てからブログを書こうと思って、
久々に更新できなかったのですが、カウンターが結構回っていて、
このブログをチェックされてる方が、いるのだなと感じました(/_<。)

このようなブログにお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
中断期間、ネタが持つか心配ですが、頑張って更新しようと思います(・・;)

posted by whiteowl| 2008-05-19 22:59

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