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2008年05月15日

あたり負けないコツ -糠に釘、のれんに腕押し-

以前、空手をやっていた私が、サッカーでも応用できるテクニックを紹介した
動き出しを速くするコツ -膝カックン-
に続くシリーズ第2弾です(笑)。


通常、相手にあたり負けしないためには、筋肉をつけてフィジカルを強くする、
体勢を低くして重心を相手より低くするなどが挙げられます。
一般的に、「あたり負け=フィジカルが弱い」という図式はあると思います。

あたり負けは、相手とぶつかった時にバランスを崩してしまい、次の動作への
対応が遅れたり、出来なかったりすることに大きな問題があります。
例えば、ボールをキープしている時に相手にチャージされてバランスを崩すとか、
ヘディングで競り合っている時に、相手にはじき出されるとヘディングできません。

屈強な相手に対して、力でぶつかっても勝てません。
わずかな力の差であれば、タイミングやポジショニングでカバーできますが、
圧倒的な体格差があると力でいっても、まず勝てません。
このような体格差の著しい場合は、勝負を諦めるしかないのでしょうか?

そこで、タイトルの糠に釘、のれんに腕押しになるわけです。
柔よく剛を制すではありませんが、剛に剛で対抗しても勝てないのなら、
剛には柔で対抗するしかありません。

実は、人間の身体は、力んだ方がバランスを崩しやすいのです。
脳天から肛門に一本の棒が刺さっている感覚で、その棒を中心に身体を回転させる
ことで、こちらのバランスを崩すことなく相手の力をいなすことが出来ます。

なぜかというと、全身力んでしまうと身体が大きな壁のようになります。
壁が強ければ相手を弾き飛ばせますが、それ以上の力で来られると壁は壊れます。
しかし、相手をいなせば風見鶏のようになるので、相手の力を殺し、
相手の力が関係なくなります。(※相手をヒラヒラとかわしていくイメージです。)
強風に対して、壁も一つの対策ですが、風見鶏のように
クルクル回ることも有効です。(回りすぎに注意ですが(笑)。)
いくら回っても、中心はぶれませんから、バランスは崩れないのです。


簡単に実感できる方法は、立った状態で二人で正対して相手の肩を片手で
押し合ってみてください。(※押し相撲の要領です。)
相手に負けまいと、力で押し返そうと力むとおそらくすぐに負けます。
力まずに脱力し、自分の身体の中心に棒があると思ってそこを中心にして
相手の力を受け流すように回ると、そう簡単にはバランスが崩れません。

ドリブル中、相手にチャージされてもバランスが崩れない、ヘッドで競る時も
相手に弾き飛ばされることはない。相手と力と力で当たってゴツンと接触する
ことも減るので怪我も減ると思います。
ただ、これは理屈はわかっても実践で使えるようになるまでは、
ちょっと修行が必要かもしれません(笑)。


でも、「フィジカルに対する発想の転換」は有効かも知れません。
(※近年、特に体幹を鍛えることの重要性が言われていますが、
体幹を丈夫にすることで、あたりに強くなり怪我の予防に繋がる
というのは、この理屈からも言えると思います。)


私事ではありますが・・・、

5月13日号 週間アクセスランキング

2週間ほど、まじめに毎日書き込んだ成果(?)がでたのか、
アクセスランキングに、初めてランクインすることができました。

今まで、ご覧になってくれた方、コメントを書き込んで下さった方、
ありがとうございます。
そして、今後ともよろしくお願い致します。

趣味と自分の文章力をあげるため、某氏の札幌サポはサッカー知らない発言にカチンときて(笑)
ブログを始めましたが、私自身はブログを始めて良かったと思っています。
ブログを始める以前よりも確実にコンサドーレ札幌への想いは強くなりました。
これからも更新を頑張ろうと思いますので、よろしくお願いします!

posted by whiteowl |12:35 | 武道から考えるサッカー | コメント(0) | トラックバック(1)

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