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2010年06月07日

札幌に必要とされるアウェイでの戦い方。 【第16節 vs 草津】

日時:2010年6月5日(土)13:04キックオフ 会場:正田醤油スタジアム群馬
[入場者数] 9,382人 [天候] 晴、気温26.4℃、湿度40%
[主審] 岡部 拓人 [副審] 名木 利幸 / 唐紙 学志


21分 近藤祐介
56分 高田保則


草津 1-1 札幌





前節の感想が、奇しくも当てはまってしまった今節。

2010年05月31日 本当に、“前半から後半のようなプレーをできるようにしなければいけない”のか?【第15節 vs 富山】

>前半善戦しても、後半(特に後半の後半)まで体力が続かないという課題は、
昨年のオランダ戦の時と何も変わっていない。

>そして、代表と似たような戦術をとる札幌も、前半飛ばして得点できず、
後半ばてて失点するというパターンを昨年から繰り返しているように見える。


これは一朝一夕で克服できるような生易しい課題ではないし、
昨年から散々繰り返してきたことでもある。





しかし、札幌は、アウェイの長距離移動というハンデがある限り、
特に、アウェイの戦い方を工夫しないと勝てないチームだと思っている。

さらに夏場は、気温差というハンデがある。
暑いところから涼しいところへの移動は比較的楽なのに対し、
その逆、涼しいところから暑いところへは、体の適応が難しい。

真夏に、新千歳から羽田に降り立った時のまとわりつくような暑さは、何度経験してもなれない(-"-;A ...

前からボールを奪いに行くプレッシングサッカーは、
ただでさえスタミナを必要とするだけに、この環境の変化は厳しいといわざるを得ない。


それは、敵の指揮官にも読まれていた。

【J2:第16節 草津 vs 札幌】副島博志監督(草津)記者会見コメント(10.06.05)

>暑さの中でのゲームだったので慣れていない札幌は後半、動きがにぶることが予想できた。


確かに、走ることは必要だ。

しかし、某紙のいうように、人間の環境への順応を無視して、
アウェイでもとにかく走れというのは、精神論以外の何ものでもない。


まして、札幌のように前から積極的に奪う守備は、
草津のように前線のターゲットを狙ってロングボールを蹴り、
中盤の組み立てをとばしてくるようなチームに対しては効果が薄い。

相手が自陣の深い位置、DFラインから蹴ってきた場合、
そのパスの出所を止めるためには、敵陣深く走らなければいけない。






今の前線から積極的にプレスをかけるスタイルで、札幌で結果を残そうと思ったら、
プレッシングorゾーンディフェンスの臨機応変の対応は努力目標ではなく、
出来ない限り、後半にスタミナ切れをおこして“とりこぼし”を続け、
昇格圏にいくことはないのではないかと思っている。

長距離移動を避けて通れない札幌にとって、ハードルはさらに高い。


もし、選手が戦術に柔軟性を持たせるようなレベルにないというなら、
アウェイだけでも終始リアクションサッカー、カウンターサッカーをやるしかないのではないか。

状況にあわせたサッカーは、柏から移ってきた時に石崎監督も言っていたことだ。

頑なに同じスタイルを継続することは、確かにブレないチームの方針になるが、
結果が出なければチームの自信にもならない。


現実的にその“見極め”をしないと、
このままズルズル行くことになりかねないのではないだろうか。



posted by whiteowl |13:30 | 2010 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

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Re:札幌に必要とされるアウェイでの戦い方。 【第16節 vs 草津】

>札幌で結果を残そうと思ったら、
>プレッシングorゾーンディフェンスの臨機応変の対応は努力目標ではなく、

>選手が戦術に柔軟性を持たせるようなレベルにないというなら、
>アウェイだけでも終始リアクションサッカー、カウンターサッカーをやるしかないのではないか。

 石崎監督も時間がかかると言ってはいますが、これほどまでにかかるとは思っていなかったかも。心配なのは周りが待ってくれるかですね。サポーターも多かれ少なかれフラストレーションを溜めてますし、それ以上にクラブの経営がヤバい(滝汗)。
 函館で勝てないようなら、カウンター1本に方針転換なんて話が出てきてもおかしくないような・・・。個人的には石崎監督は最後の切り札だと思っているので解任には反対。つーか、こんだけケガ人続出の中で石崎監督がどうにかこうにかやってて、ゴンや藤山もいてダメってんじゃ誰が監督でも変わりゃせんだろう、と。

 現実を踏まえるといろんな意味で見切りをつけざるを得なくなる時はそう遠くないとも思うんですが、三浦コンサで現実を見せつけられた後なのでここで諦めてほしくない。今までやってきたことをムダにしてほしくないですね・・・。

posted by フラッ太| 2010-06-08 00:22

Re:札幌に必要とされるアウェイでの戦い方。 【第16節 vs 草津】

札幌の地理条件を考えれば
完成度の高いカウンターサッカーこそが目指すべき道でしょう
それが地域の特色が表れたフットボールというものです

プレッシングがやりたいなら
これはもう秋冬制移行しかありません

posted by クラブの方向性を再考すべき| 2010-06-08 00:41

Re:札幌に必要とされるアウェイでの戦い方。 【第16節 vs 草津】

長距離移動の大変さや暑さは言い訳になると思うのですが、
いつまでもハンデのままでは一定のラインから上がっていかないです。
札幌流アウェイの戦い方というものが出来れば、
他のチームには絶対に無いメリットになってくれるはずなのですけれどねぇ。

posted by ひとみ | 2010-06-08 08:54

Re:札幌に必要とされるアウェイでの戦い方。 【第16節 vs 草津】のお返事。

大変恐縮ですが、まとめてお返事を今日の記事にさせていただきました。

posted by whiteowl | 2010-06-08 13:31

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