2008年03月19日
オジェック解任と三浦監督 -その2-
以前の私のエントリーで、 オジェック解任と三浦監督 について書いたわけですが、浦和とは違う意味で深刻なのは、 札幌の場合は、成績低迷の場合、三浦監督の解任で済むだけの問題ではなく、 成績が悪化することで、監督もいなくなり、選手の心もバラバラになり、 フロントが迷走を始め、多額の資金を使った挙句に、選手がいなくなり、 結局、J2降格という最悪のシナリオを考えねばなりません。 この場合、極端な話、残るものは何もありません。この最悪の結果だけは 何としても避けなければなりません。 (最悪の事態は考えたくもないですが、 HFCには2002年と同じことだけはしないで欲しいと思います。) 正直、札幌はチームが一体にならないと残留すること自体が厳しい。 各紙、選手が大人しいと監督が発言したと報じておりますが、 監督と選手がチームとして同じ青写真を描くためにコミュニケーションを 密にすることは当然で、それは一方通行ではいけないと思います。 監督の側から言うなら、オジェックはドイツ人で、三浦監督は日本人ですから、 選手とのコミュニケーションの容易さは、言葉の上では三浦監督の方が有利であるとは思いますが、 話しやすさは、結局、その人のパーソナリティに依存するのではないでしょうか。 男という生き物は、尊敬する人物に対してはとことん着いて行くものだと思いますし、事実誤認でしょうか?(笑前日本代表監督のオシムも理論派でしたが、何よりも人をひきつける魅力がありました。 チームにおいて三浦監督のカリスマ性が失われた時、札幌もまた監督交代を考えなければ ならない時期に来るということなのでしょう。そうならないことを祈っています・・・。 一方、選手の側も、意見を言わないからといって、それが即、 反対がないからまとまっているということにもならない。 確かに、札幌は選手も全体的に大人しい印象です。 私は、知識や技術は、指導者に教わったことだけをするのでは、 完全に伝わらず退化していくと思っています。 なぜなら、その人が持つ知識や技術を、例えどんな手段を使ったとしても 相手に100%伝えることが出来ないからです。 そこで、相手との認識の差を埋めるために、自分で工夫をしたり相手に質問したり 自分で考えて動かなければ、相手との認識の差は埋まらないし、相手の考えを 越えられないと思っています。 監督に戦術を逆質問するというよりも、大げさに言えば提案するくらいの選手にならないと。 山瀬がチーム内でよく自分の意見を言っていたという話は良く聞きますし、 中田英寿もそうであったらしいですし、浦和の選手を見ていると、 選手として上を目指すためには、自分から意見をいう積極性が重要なのかなと。 それに、監督の操り人形だと、ピッチ上で選手だけで修正もきかないですしね。 それに、選手の引退後のキャリアの心配を 私がしても仕方ないのですが、サッカーに対して明確な 自分の意見がないと引退後に指導者になれないのではないかと思います。 監督から選手への一方的ではない双方向の積極的なコミュニケーションによって、 一体感を生み出し、今季をのりきって欲しいなと思います。
posted by whiteowl |23:46 | Consadole Sapporo | コメント(0) | トラックバック(1)
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