2008年06月30日
「チーム」と「集団」の違い。-楽天の野村監督-
昨日の夜、TBSのスポーツ番組で楽天の野村監督と 今年メジャーに挑戦して現役を引退した桑田さんが、対談しているのを見た。 監督として、選手の育成、チームの改革を果たしてきた野村監督の指導力は誰もが認めるところ。 今年、『野村の「眼」―弱者の戦い』という本が出版され、サラリーマンには管理者として 部下を指導する際の心得が学べる1冊として注目も集めているとか。 (※読んでいないので、なんとも言えませんが・・・(・・;) 興味がわいたので、後日、本屋に行ってみます(笑)。) この対談で私が印象深かったのは、「チーム」と「集団」の違い。 巨人は「集団」であって、「チーム」になっていないと。 巨人の個々の選手の力は確かにすごいが、その力が各個にバラバラで発揮され、 チームとして一つの目標に向かって結束していないということだと勝手に解釈した。 原監督が、「ジャイアンツ愛」などのチームの結束を促すような発言が多いのは、 逆を言えば、巨人にそれがないことの証左でもある。 楽天の野村監督の会見は、毎試合後「野村のボヤキ」としてTVで報道されるほど注目を集める。 その会見で、活躍した選手の顔と名前が一致しないと言ったり、 負けた投手のことをボロクソ言ったりすることもある。 一見、それは冷たく選手への愛情が感じられないような突き放した発言にも思えることもある。 (※野村監督だから、許されているようなところもあるだろう(笑)。) しかし、昨日、野村監督の73歳の誕生日に、楽天はソフトバンクに15-2で大勝した。 そして、岩隈がウイニングボールを野村監督に真っ先に渡していた。 監督のために、「チーム」が一丸となったことは間違いないだろう。 この対談で、選手への愛が必要だと語っていた野村監督。 それは、日本人らしく言葉ではあまり上手く表現されることはないのかもしれない。 しかし、その愛情は、確実に選手に伝わっていると感じた。
昨日、ガンバと試合をやった札幌。負けはしたものの箕輪選手のコメントが心強かった。 【J1:第14節 G大阪 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ] Q:初めて札幌で試合をしてみて。 「1つのボールに対してみんなが一生懸命動くというのは、前から思っていたけど、それはやっぱりそうだった。だけどもっともっと出来ると思う。そのためにもっとみんなで話し合っていくべきだと思う。今日は今日で仕方がないこととして、ガンバに対してやれたことと、やれなかったことをみんなで話し合って残り試合の中で生かしていきたい」 本当にいい選手が加入したと感じました。
posted by whiteowl |12:08 | Column | コメント(4) | トラックバック(1)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/whiteowl/tb_ping/134
この記事に対するトラックバック一覧
belstaff logo 【belstaff logo】
Este es el blog adecuado para cualquier persona que quiera saber acerca de este tema. Te das cuenta de lo mucho que es casi difícil de discutir con usted (no es que yo realmente quisiera ... jaja). Definitivamente, usted pone un nuevo giro a un tema tha...
この記事に対するコメント一覧
Re:「チーム」と「集団」の違い。-楽天の野村監督-
好印象ですね。どんなに強いチームでも問題というものは常にあります。
コンサドーレは敗戦が多いですし、無失点試合が無いということを考えれば、
問題は山積み。でも1つ1つ潰していくしかないんですよね。
そう考えていくとすると、問題点を洗い出して、解決策を練る。
それの繰り返しですから。
それをじっくりと中心になって(守備では)箕輪選手がやってくれる。
そう感じました。もちろん希望的な取り方ですけどねw
楽だろうと辛かろうと、やることは決まっているから、
あとは取り組む姿勢ですよね。
少しでも現状をポジティブに捉えて、真摯に取り組んでほしいです。
posted by Ryosuke| 2008-06-30 17:34
Re:「チーム」と「集団」の違い。-楽天の野村監督-
巨人は常勝球団でなければならないというのにとらわれすぎて、選手補強や起用法などにこらえ性がないよなあという印象があります。最近はもう開き直ったかのようにFAで他球団の主力を節操なくぶっこ抜いてますし。まあ、ラミレスは働いているしグライシンガーもそこそこですから結果としてはそれでもいいのかもしれませんが、中長期的な視野で選手を獲っているとは思えません。
あまりにもよそから選手を獲ってくるので、今いる生え抜きの選手もやる気をなくしているんじゃないかと思えてなりません。戦力的にはぶっちぎりで首位にいなければならないはずの巨人が、黒田まで抜けてほとんど焦土と化した広島と5割そこそこでいい勝負をしてるんですから笑えない話です(と言いつつ実はほくそ笑んでいるけど(笑))。
ファイターズが一時期主力にケガ人続出だったにもかかわらず大崩れしなかったのは、チームコンセプトがハッキリしていて役割分担がうまくできていることがあると思います。
昨日のバファローズ戦を前半だけ見たのですが、特にバカスカ打つわけではない打線がチャンスとなるとつないでつないで3点くらいあっという間に取ってしまう(ように見える)のはその例でしょう。
それではコンサはどうかというと、生え抜きを育てるしかなかったというのはあるにせよチームのコンセプトとしてはそんなに間違っていないと思います。途中補強もアンデルソン・箕輪と抑えるべきところは抑えていますから。
ただ、最近は三浦戦術がチームの戦力と本当にフィットしているのか僕としては疑問を持ち始めているのがつらいところなんですけど・・・(苦笑)。
長文失礼しました。
posted by フラッ太| 2008-06-30 18:36
Re:「チーム」と「集団」の違い。-楽天の野村監督-(Ryosukeさんへ)
ユーロは、見事にスペイン優勝しちゃったね!(笑)
さて、箕輪選手の加入は、経験というお金では買えない大きなものであったと思います。
経験豊富な選手といえば、中盤では大塚選手もいるわけですが、早く復帰して若手に喝を入れて欲しいです。
posted by whiteowl| 2008-06-30 22:20
Re:「チーム」と「集団」の違い。-楽天の野村監督-(フラッ太さんへ)
大艦巨砲主義が、航空戦力に負けてきた歴史を繰り返し、
プロスポーツが地域密着化の時代に、ひたすら過去の栄光を追い求める時代錯誤。
元々某チームのファンの多い土地柄ですから、この辺にしときます(笑)。
野村監督がいう良いチームを作るポイントは、人を適材適所に当てはめるということみたいですね。
さて、三浦監督ですが、クライトンのところ結局穴になるなら
あげてしまって4-3-3にしちゃあどうかとか、
バイタルエリアに一人置いて、4-1-4-1も面白いかも
などと思ったりもしますが、私ら結果に責任は負いませんから
まあ、好き勝手言える訳なんですが(笑)。
個人的には、ちょっとサッカーが色々と硬直してるかなぁとは思いますよ。
posted by whiteowl| 2008-06-30 22:39