2006年04月24日

vs 柏戦その3

その2でも書きましたが前半はイイ出来でした。
惜しむらくはもう1点取れなかったことです。
やはり1-0,2-0で勝つことを目指すよりは3-1,4-2を目指すべきチームだと思ってます。
以下は選手に関しての感想です。

林選手・・・1失点目は確かに強風でボールが戻ってタイミングが取りずらかったのかもしれませんが相手が来ているのにポケットキャッチをしに行くのはやはり判断ミスだと思います。
相手が来ているのに気付いていなかったのかもしれませんが、そうだとしたらもっと問題です。
ゲーム中カウンターの起点となる素晴らしいパントキックを披露していたので余計に残念です。

加賀選手・・・前半34分のコーナーキックでは相手に前に入られてヘディングを許していました。
神戸戦の北本に決められた時のようにスクリーンにかかった訳ではなく単純に遅れていました。
点にはなりませんでしたが、彼のウィークポイントが出てしまいました。
その他は安定していましたので今一度ポジション取り、体の使い方、腕の使い方をお願いします。

曽田選手・・・柏戦の戦犯のように言われておりますが、前半の出来は素晴らしかったです。
ただその出来が90分続かなかったのが残念です。1失点目、2失点目ともに曽田選手のところからでした。あのポジションは最も大変なポジションだと思いますが昨年からミスの内容が変わっておりません。2失点目は技術、判断両方共にマズかったと思います。仮にトラップがぴったり決まって前線にフィード出来たとしても、あの状況、あの時間帯でするべきプレーではなかったと思います。その前から33番の選手が狙っておりましたから単純に跳ね返すべきでした。あの場面では加賀選手に預けるのも危険だと思います。切り替えて次頑張って下さい。

鈴木選手・・・何かしっくりきません。コンディションの問題でしょうか?プライベートの問題でしょうか?何かゲームに集中出来ていない様な印象を持ちました。私だけでしょうか?

相川選手・・・せっかく良いポジションに入っているのにシュートが枠に飛びません。これは練習しかありません。練習から緊張感を持って取り組んで頂きたいです。へらへら笑いながらのシュート練習ではやる意味がありませんよ。シュートはやればやっただけうまくなりますから。
一例をあげましょう。アーセナルのティエリアンリは1999年ユベントスから移籍してきた時はアウトサイド又はウイングの選手でした。札幌で言えば芳賀選手、関選手のポジションです。それをベンゲルがセンターフォワードにコンバートしました。
最初はひどいものでした。シュートを打っても打っても入りませんでした。ただ彼はベンゲルやサポーターの期待に応えようと必死に練習をし、'01-'02シーズンに初の得点王になると翌シーズンは1ゴール差でファンニステルローイに得点王の座を譲りましたが'03-'04シーズン、'04-'05シーズンには連続して得点王になり今シーズンも得点王が濃厚です。
そんな彼も入団当初は相手サポーターから『あいつがシュート打つなら大丈夫』とバカにされておりました。今ではちょっと信じられませんが実話です。

中山選手・・・途中から入ってイイプレーを観せておりました。シュートが入っていれば文句なしでした。と思っておりましたがインタビューで『ニアの上を狙った』と言っていたのを読んで『それはないだろう』と思ってしまいました。
ああいう場面でのシュートとしては
① キーパーとポストの間、ニアサイドの上をぶち抜く
② ファーサイドにグラウンダーのシュート
があると思います。
(ホントは③としてキーパーの股間を思い切り狙うというのがあるんですが札幌の選手にはそれを求めるのは酷だと思うので除外します。)
ゴールになる確率としては①>②です。①の場合、枠内に飛べばかなりの確率で入ります。
ただし①の場合キーパーとポストの間は狭いですからそこに強いシュートを打ち込むには当然技術は要求されます。
反対に②は比較的コースもありますから狙いやすいのですが止められる確率も①よりは高くなります。
私は中山選手は①ではなく②を選択するべきだと思います。いや中山選手というより札幌の選手で①を選択してもイイと私が考えるのはフッキ、清野選手、西谷選手、砂川選手の4名のみです。その他の選手は②を選択するべきだと思います。理由は単純です。
技術がないからです。宮の沢でシュート練習を観ればすぐに分かります。
①の場合枠内に飛べば入る確率は高いですが枠内に飛ぶ確率が低ければどうしようもありません。ゴールキックになってしまいます。
②の場合枠内に飛んで入らなくてもキーパーがはじいたボールを押し込むことが可能ですし、枠を外れても誰かが詰めていればゴールすることができます。
要するにゴールチャンスが1度ではなく2度生まれる可能性があるということです。
チームによってはファーサイドにシュートを打つことを約束事として徹底しているところもあります。逆サイドが必ず詰めていることが条件なのは言うまでもありません。
札幌にもそういう約束事があっても良いのではないでしょうか?
あれだけシュートを打っているのに攻撃が非常に淡白に見えてしまうのは枠内シュートが少なく、『打ったらおしまい』が多すぎるせいだと思います。ゴールキーパーがはじいた所を押し込む様なシュートはほとんど観られませんよね。
『まずは枠内に飛ばすこと』一番大事です。

フッキ・・・またやってしまいました。
前半のゴールは素晴らしかったです。
イエローをもらう前のプレーでも後ろから蹴られているのにファウルを取ってもらえなくて相当イライラしていた所にまたファウル気味のプレーを食らってこれまた流された。
怒る気持ちは分かりますがそこを抑えられるかどうかが選手としての価値でしょう。
マラドーナも82年の時は全く仕事をさせてもらえず最後は相手の腹を蹴って退場になりました。86年の時は倒されても倒されても決して気持ちを切らすことはありませんでした。
フロントも最後通告をしたみたいですね。
当然でしょう。さてどうなりますか。

11節終了時点で5勝1分4敗 勝ち点16です。
トップは柏で勝ち点22。
たった6点差です。しかも札幌の方が1試合少ないんです。
残り38試合ですか。まだまだこれからですね。

posted by urobon |21:20 | コンサドーレ | コメント(4) | トラックバック(1)

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Re:vs 柏戦その3

函館での応援、お疲れ様でした。そして読み応えのあるレポートありがとうございました。楽しめましたよ。

観戦後の奥様とのやり取りが主に収録された“その4”も楽しみにしています(嘘です。軽く流して下さい)。

posted by MasaMaru| 2006-04-24 23:03

Re:vs 柏戦その3

>MasaMaruさん
>観戦後の奥様とのやり取りが主に収録された“その4”も楽しみにしています
イヤとてもここに書ける様なことではありません。
MasaMaruさんはN嬢と仲良さそうでイイですねぇ~

posted by noboru | 2006-04-24 23:01

Re:vs 柏戦その3

函館までご苦労様です。
サッカー以外の記事も楽しませて頂きました(笑)

曽田君は本当に前半良かったんですよね~。
本当に生まれ変わったのかと・・甘かったですけど。
DFはひとつの決定的なミスでそれまでの活躍は台無しですから
厳しいポジションではありますけど
それにしても決定的なミスが多すぎる・・
TVでOBの平川さんも言っていましたが
あそこまで視野が狭い人間を真ん中のリベロで使うこと自体間違っていると。
自分もそう思います。ストッパーならまだしも。
かといって代わりがいるかというと困ったもので・・

中山選手、そんなことを公言ちゃっていいんでしょうか・・
正直ありえない選択ですよね(苦笑)
やっぱり彼にはFWのセンス自体が・・
性格的にもDFが向いてる気がするんですけど、無理ですかねぇ。

posted by BOOGIE | 2006-04-26 01:00

Re:vs 柏戦その3

>BOOGIEさん
曽田選手ねぇ~昨年とミスの質が変わっていないのがどうも・・・
中山選手の選択もねぇ~そりゃないでしょう~よと思いますがねぇ~

posted by noboru | 2006-04-26 22:00

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