2012年08月13日
浦河町の映画館を描いたドキュメンタリー映画の話
「小さな町の小さな映画館」森田惠子監督 2011年作品 人口約1万4千人の小さな町にある、大正7年創業以来続いている「大黒座」という映画館の話です。映画館にかかわってきたたくさんの人たちが登場して、この映画館の魅力が描かれているドキュメンタリー映画です。 映画の中では、浦河町の風景とともにこの町に住んでいる元気な人たちがとても素敵に描かれています。森田監督は北海道出身ではなくて埼玉県在住の人ですが、撮影のために何度も浦河を訪れて話を聞いたそうで、登場している一人一人に愛情を持って接しているのが画面から感じられます。 今の時代、シネコン隆盛でミニシアターをどんどん消えていく中、こういう映画館が残っていることが奇跡的です。関わっている人たちが無理に気張るのではなく、映画文化をつなげていくような気持ちを持っているところが印象的です。 この映画はテーマが地味すぎて商業的には難しいのですが、全国いろんな場所で上映会が行われているようです。北海道内では昨年、蠍座さんで公開されてますが、その他上映されていないようなので、少しさびしいですね。 昨年、コンサドーレホーム最終戦の後、浦河町のサッカー関係者の方たちと祝勝会でご一緒させていただきましたが、パワフルで魅力的な人たちだった思い出と重ね合わせて、映画を観ていました。 浦河町、行ってみたいです。 おまけ 大黒座 上映情報 8月18日~ 「サイタマのラッパー」SR1、SR2、SR3の上映予定です。 SR1は夕張ファンタジック映画祭での受賞作品。埼玉県出身の入江監督が撮った、とっても面白い映画です。 このエントリーをここまで読んでしまった映画好きのコンサドーレサポーターさん、浦河へ映画を観に行きませんか? 映画のポスターの前で森田監督(ブログ掲載本人承諾済)
posted by suga-go |22:43 | コメント(2) | トラックバック(0)