コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年07月18日

なでしこジャパンとバルセロナ

2度アメリカに先行されても、勝利を信じて戦っていた、なでしこイレブン。
延長後半の終盤に追いついて、更にPK戦に勝って世界一、これ以上ないくらいのドラマティックな試合を見せてくれました。

結局、アメリカに対しても、53%のポゼッション率となったということで、各国メディアも「女子版バルサ」と称賛されているようす。唯一、日本だけが全試合50%以上のポゼッションを確保しました。チャンスの数ではアメリカが上回っていても、辛抱してゲームの主導権を渡さないという、すばらしい試合展開でした。

ボランチでチームリーダーの澤はバルサのシャビに匹敵する活躍と言われています。そうなると、宮間はさしずめイニエスタでしょうか。

バルセロナは今年のチャンピオンズリーグで圧倒的なポゼッションによる強さを見せつけてて優勝しました。どうしてこういうチームが完成したのかと、いろいろ考えていました。一番の理由は、あまりにも月並でベタな表現ですが、「チームワーク」なんだろうというのが結論です。

たぶん、シャビやイニエスタが一人でマンUに行っても、バルサでの活躍を見せることはできないでしょう。シャビとイニエスタとメッシがそろってこそのバルサの強さということになりますね。それぞれの選手の意思疎通がスムーズだからダイレクトパスが自由につなぐことができます。

そういう意味で、なでしこジャパンのチームワークというのは格段のチカラとなっていたと思います。代表チームであるから、所属するクラブも当然違うわけですが、今年の大震災という悲惨な現実があったことで、なでしこの選手たちが従来以上に、チームとしてまとまって大会に挑むことができたのかもしれません。

攻守、両方とも組織的プレーがすばらしく、チャンスでは最高の集中力を見せてくれました。絶賛するしかありません。

この結果をもとに、クラブに戻って、彼女たち自身のプレー環境改善に更にがんばっていくことでしょう。サッカーファンとして、ずっと応援していきたいと思います。




posted by suga-go |23:23 | コメント(0) | トラックバック(0)