2010年02月11日
「映画館のつくり方」~ 09年邦画
09年は、学生の時以来と言ってもいいほど、たくさんの映画を見ました。25本、月2本ペースでした。 09年の邦画ベスト5 ディアドクター ★★★★★ 空気人形 ★★★★★ 重力ピエロ ★★★★★ さいたまのラッパー★★★★ 風が強く吹いている★★★★ おとなり、おっぱいバレー、色即ぜねれーしょん★★★★ 引き出しの中のラブレター、なくもんか★★★ たまたまですが、良かった3本は「アスミックエース」の配給作品。 大手3社以外の配給会社もがんばっていますので、09年公開も400本を超え、昨年を上回ったようです。 ちなみに09年の興業収入No1は「ルーキーズ」85億円。採点は★ これはちょっとひどかった。テレビシリーズは全部見たほどでしたが、映画版は安易すぎでした。 また、映画に行くようになって業界のことをいろいろ調べたりしてみました。 最近は単館系の作品をシネコンで公開されるようになって、ミニシアターとシネコンのすみ分けも、だんだんなくなってきているようです。ただ、地方にはNPO法人組織によりミニシアターを復活したりという動きもあり、50席から100席くらいの劇場で地道にやっているところもあるようです。 私が住んでる埼玉では、県北の深谷市に深谷シネマというミニシアターが頑張っています。元銀行の店舗を改装して映画館として営業していますが、地元の映画ファンの協力で新しく移転して営業が春には始まります。ここの映画館は客に上映してほしいアンケートを実施してアンケート結果をつねに公開していて、劇場と客が非常に近い感じがします。 今日のタイトルの「映画館のつくり方」ですが、北海道の2つのシアターを含む全国16のミニシアターの運営の苦労話が書かれています。映画ファンとしては非常におもしろい内容になっています。 浦河の大黒座、年商600万円、苫小牧のシネマトーラス、年商800万円。全国でも経営的には一番厳しいミニシアターのようで、本当に映画好きでないと続けられないと思います。応援したいと思います。 今週、映画館をテーマにした映画「オリオン座からの招待状」を見ましたが、昔の映画館を思い出して切なくなってしまいました。この映画の最後のピアノは、上原ひろみの「Place to be」で、すばらしく静かに、いい余韻のまま終われます。自分が小学生の時にブルースリーの映画を見に行った、今はもうない「恵庭館」を思い出してしまいました。
posted by suga-go |17:41 | コメント(2) | トラックバック(0)