2006年02月12日
東京ベルディのダメっぷり
今日、「日経ビジネス」のバックナンバーをマクドナルド大宮大和田店で、何の気なしに読んでいた。この雑誌で、ずーっと続いているコーナーがあって、いつも気になって読んでしまうのが「敗軍の将、兵を語る」というものです。普通は、負けたヤツは語らないのですが、ここでは、あえて「敗軍の将」にインタビューをするコーナーなのです。まあ、よく恥ずかしくなく出てくるなあという人もいれば、狙いは良かったのに運がなかったとか、環境が良くなかったとか、いろいろあります。
この号では、東京ベルディの社長のH氏が登場。ベルディのダメさにあきれてしまいました。この方、「よく恥ずかしくなく出てくるなあ」のタイプです。
個人的には、ベルディはきらいじゃあない。天皇杯で優勝したおととしのチームは見てておもしろかったし、パスサッカーの伝統があります。
でもこの社長、まったくJリーグのサッカーがわかっていません。いまだに、どうして「読売ベルディ」じゃどうしてだめなんだ、とか言ってます。プロスポーツは企業の広告塔でしかない、というナベツネ一派というか、古い読売ジャイアンツの栄光にすがっているような人種の人です。FC東京との違いがまさにここにあります。ホームタウンを意識してサポーターを大事にする視点がないので、FC東京との観客動員の差で圧倒的に負け続けることになるわけです。Jリーグ初期のベルディの全盛期を考えると、ほんとにサポーターたちがかわいそうです。昨年のユース決勝でも、われわれコンササポはベルディサポを圧倒してます。今年のアウエイのベルディ戦もこちらがホームの雰囲気になること間違いないと思います。フロントがJリーグの理念を理解していないために、サポーターが増えないんだと、誰もフロントに教える人がいないのでしょう。
そして、この社長、「J2に降格したから、ヴィジョンを語ってもしょうがない、まずはJ1に上がること」とおっしゃいます。J2ではチームの商品価値がないということなのでしょう。降格してチームのレギュラーたちがほぼ全員移籍したのは、選手たちがフロントのダメさをよくわかっていたからなのかと推測してしまいます。ベルディの再建は残念ですが非常に厳しいと思われます。
posted by suga-go |01:53 | J2リーグ | コメント(3) | トラックバック(0)