2007年04月30日
なぜか、藤あや子論
コンサオフィシャルブログに、につかわしくない藤あや子。 今年の元旦の天皇杯決勝では君が代を歌っておりました。 今日は、取引先からチケットをいただいて群馬県藤岡市でのコンサートに行ってきました。藤岡市はふじまつりでふじの花がきれいです。 もともとロック小僧の自分が演歌の歌謡ショーを見に行くとは不思議ですが、藤あや子は正統派の美人でかつ歌の力がありまして、すばらしかったです。 売れない芸人の司会のオッサンがたまにでてきて安っぽい場面もありましたが、そこは業界のきまりなのでしょうか。 秋田出身で、コンサートの前半に秋田音頭をやったりして、元民謡歌手というアイデンティティをもって歌を歌ってるようです。そして6回の衣装替えという魅せることのこだわりが見えます。本当は歌のチカラでどんどんいくライブ感のあるコンサートもできるのでしょうが、年齢層の高いコンサートではそういうこともサービスなのでしょう。 カバー曲では山口百恵が昔歌った「曼珠沙華」は山口百恵と全く違う魅力で迫力があります。最後の曲は去年の紅白で歌った「雪深深」、これは彼女のベストソング、ゾクゾクっときます。色っぽさと歌うしぐさ、これぞ日本女性という感じ。ヴォーカリストとての実力を持ちながら、歌謡曲という「もはや古典的な大衆芸能」となりつつある世界に生きている人であり、ひょっとすると演歌を歌う最後の世代になるかもしれない人なのではと思います。じいちゃんばあちゃんだけでなく、もっと若い人にも聞いてもらえるようなプロモーションができるといいのになあとも感じます。それだけ魅力のある人です、すっかり好きになってしまいました。みなさんもぜひ聞いてみてください!
posted by suga-go |01:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
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