2007年07月31日
初戦突破
プリンス北海道で無敗の2位だった室蘭大谷。 プリンス東北でわずか1勝の最下位だった山形中央。 正直、楽勝を予想していたが、一発勝負の怖さとオノレの甘さを痛感した。試合会場の福岡県春日市の白水大池 公園多目的広場。 こちら側が風上だった。
- 総体1回戦:室蘭大谷2対2山形中央(5PK4)<35分ハーフ・延長なし
試合開始直前の風景。 なお、主審が女性だった。 左側の白ユニがランタ。 右側の青ユニが山形中央。 仙台・菅井の出身校でもある。 初年度のプリンス東北を 追いかけた身としては、 この青ユニも懐かしい。
前半は風上のランタがややポゼッションで上回り、風下の山形が カウンターを仕掛ける展開。チャンスの数はほぼ互角だったが、 10番宮澤のシュートがバー直撃などのハードラックもあり、双方無得点。 なお、ランタは4バックの右を務める2番田中舘が負傷して16番後藤と交代した <接触プレーで頭部をカットした模様 エンドが代わった後半開始直後、山形が試合を動かす。 9番柏倉が強引な突破からシュート。こぼれ球を10番鎌上が 押し込み先制。ランタも反撃に出るが、左サイドから裏に抜け出た 宮澤のシュートが今度はポストに。あせりから前がかりになったところ、 再びカウンターを仕掛けられ、今度は鎌上の強引な突破から柏倉が 無理やりシュート。これがGKが絶対に取れない曲線を描いた。 ランタのスタメン4バックは、実は180センチ台はおろか 170センチ台すら1人のみというちびっ子カルテットである <交代で入った後藤も173センチ その分、最終ラインから無闇に球を蹴り出さず、丁寧につないで 宮澤を起点にサイドや裏に展開するサッカーを志向している。 そのスタイルに好感を持つ半面、相手が個人技や力攻めに出た場合、 対応できるのかという不安を感じていた。その不安が当たってしまった <ちなみに山形の柏倉、鎌上の2トップはそろって180センチ以上 後半途中で2点ビハインド。ツキも相手にある気配。 しかし、ランタがよかったのは、ここで焦って雑な攻めに走らず 「つないで宮澤、そして裏へ」のサッカーを徹底したことだ。 これが奏功し、この日何度も裏を突いていた11番柿本がPA内で 倒されてPKをゲット。これを宮澤が落ち着いて決めてまず1点。 攻めの手を緩めずに、再び裏に抜けた柿本がGKとの1対1を決めた。 同点に追いついたランタは完全にイケイケ。終了間際にまた柿本が裏に 抜け出すシーンがあり、観客を沸かせた・・・だが、シュートがまたも ポストを叩く不運。前後半を終えて、そのままPK戦に突入した。 PK戦の結果は次のとおり。 山 ○×○○○× 室 ○○○○×○ ○×で記すとあっけないが、このPK戦がまた凄かった。 まずランタの5人目が「決めれば勝ち」のPKを止められて サドンデスに突入。顔を上げることができない、この5人目君 (実名は伏せる)の前で、ランタのGK北川が右に飛んで 山形6人目のPKを阻止! ・・・と思ったら、副審が旗を上げて、主審がやり直しの指示・・・ ・・・「早く動いた」というジャッジに再びがっくりの5人目君・・・ だが、仕切り直しのPKを北川が今度は左に飛んではじき出した! いや、鳥肌立った。こんな展開ありなのかと。 6人目のPKをもはや正視できない5人目君。観客の「うつむくな!」 という絶叫に顔を上げた5人目君。勝利のPKを決めた6人目に 真っ先に駆け寄った5人目君。5人目君の5人目君による5人目君の ためのPK戦だった。観客に挨拶に来た室蘭大谷 イレブン。安堵の表情が 見て取れる。
初戦をこういう苦しい展開で乗り切り、ランタにはかえって勢いが 付いたかもしれない。しかし、次戦の相手の選手権常連校・丸岡 (福井)もPK戦で埼玉栄を下しており、勢いの点では互角か。 この苦戦を糧に、気を引き締めて強敵に挑んでほしいと願う <180センチ台のFW、190センチ台のDFがいる・・・
- 注目の10番宮澤君
確かに上手い。 ふところの深さとボールタッチの 柔らかさは絶品。 厳しいマークに体勢を崩しても ワンタッチで危険なスペースに 球を供給できるアイデアがあり、 彼が球を持つと、前線の他の選手が 連動して前へ動き出す。相当に信頼は 厚い。 欲を言えば、前線での守備と 運動量は、まだ現在の札幌が 求めるレベルには達していない。 ・・・って、札幌に入るか まだ全くの未定なのだが・・・
- 札幌OB
その宮澤君を追いかけて、ランタ先輩でもある尽さんが会場に来ていた のは想定内。大会パンフのカラー1ページ大に三原先生の雄姿がドーンと 載っていたのは想定外<FC琉球のPRページ。ご当地選手だもんな
posted by はかたん1号 |02:53 | サッカー | トラックバック(0)
