コンサ時々日常

ミシャの本領は、選手たちのヤル気を高い状態
で保たせ、集中力良く試合に臨ませることでは
ないだろうか？

前半の不十分な部分がハーフタイム後には修整
されていたことも何度となく見ている。

昨日の試合では最初から最後までその良い状態
がずっと続いていた。

良くやった。アウェイ鹿島での史上初めての勝
ち点。我々はなんとなく満足しちゃってる部分
があるのを否定出来ない。
だが、全くニヤついていられるような環境には
いないことを我々は認識しているのか？
降格圏間際の15位に居るのが現実だ。
この5試合あれだけ頑張っても、だ。
下にはすぐ浮上しそうな強豪ばかり。

気合いを入れて、これからの14連戦に当たらな
ければ、泣くのは我々だ。
ミシャにはこの先の道が見えているのだろうか？
見えてくるものが素晴らしい景色でありますよ
うに。

ウチも現時点では15位といろいろ語れる
位置には居ないけど、順位は順位で確定
しているので、今そのものの順位で各ク
ラブのサポーターは語ることになる。

Ｊ1もＪ2も今は凄い事になっていて、Ｊ
リーグって大変面白いコンテンツになっ
てるよなあと改めて思うが、そんな中で
Ｊ2のサポーターのつぶやきが妙に心に
引っかかってきた。
それが、『自動降格圏に浦和とG大阪が
いるという恐怖』という短いコメント。

確かに、数年前にガンバという台風が、
Ｊ2に来た時は嫌だった。全く勝てるよ
うな相手ではなかったから。思わずその
時の気持ちを思い出した。

ほんと今Ｊ2にいるクラブのサポーター
だったら、生きた心地がしないだろうな
あ。
今シーズンのハードさと、今シーズン上
がれなかったら、来シーズンも2枠がもう
埋まってるだろう絶望感。
ほんと嫌になるだろうなあ。

Ｊリーグの各クラブのSNSは時として凄く
面白いコメントやメッセージを読むことが
出来るので、たまに見に行ったりしてるの
だが、素晴らしく秀逸なコメントを発見し
たので、紹介したくてたまらず転載してし
まうが、

大宮が更に追加点を後半早々入れられて、
松本に対し0-3になった際の誰かのコメント
がコレ。
『Ｊ3(投稿者名)

   あんたら、絶対に落ちてくんなよ。
   ダメだからね。こっちに来ないでよ。
   あと4点取れば勝てるから。』

これはすごく面白いコメント。
本当にＪ3のどこかのクラブの人が投稿
したと思いたい、それが一番グッと来る。
何故なら、その気持ちがすごく分かるか
らだ。

ウチがＪ2に居た際に大宮が落ちてきて、
またすぐＪ1に戻って行ったが、その落ち
ることが分かった時に、大宮の規模が大
き過ぎて、(なんで落ちてくるんだよ、ハ
タ迷惑だよなあ)と思ってたことを思い出
した。だって、大宮が来たことにより昇格
枠が1つ埋まってしまった、と嘆くしかな
かったからだ。

そんな思いを思い出し、4点取ればだなん
て通常は出来ないことをやってよという
敢えて矛盾した言い方が素晴らしい。

あ〜あ、先ほどの続きじゃないが、もう1
つの降格組である甲府も岐阜に1-0で前半
をリードされた状態で終わりそうだ。

まだ6〜7試合だが、昨年Ｊ1に居て今シーズン
よりＪ2の3クラブが苦戦しているのは既報通り。

だからなのかＪ1レベルを懐疑的に思っている
Ｊ2のサポーターたちが増えているのだが、まあ
想像もしたくないが、ウチも今Ｊ2に居て上位の
展開なら、Ｊ1恐るるに足らずなどと馬鹿なこと
を言ってたかもしれない。
Ｊ2のレベルはどんどん上がっていて大変だとか
何とか言いながら井の中の蛙状態を晒していた
かも。
(Ｊ2のレベルがどんどん上がろうが、そこで首位
だとしてもやっとＪ1の19位になれるかどうか)

ただ、そういう輩が喜びそうな展開がまた今起き
ようとしているかも。
今試合中のＪ2第7節は前半終了時共に2-0でホーム
チームが勝っている状態。
松本vs大宮そして熊本vs新潟。
大宮も新潟も2点差を跳ね除けられるか？

しかし、ウチは大宮や新潟に前半で2-0ってあった
かなあ？確かに怖いよＪ2は。

ふとＪ2の順位表を見ていて、ちょっと感慨深い
ものがあった。

暫定だが今5位に居て、今日の結果次第で2位も
有り得るし、10位前後も有り得る位置にいる。
大分トリニータのことだ。

一昨年はＪ3にまで落ち、優勝して1年でＪ2に
返り咲き、その年つまり昨年は9位だった。
そして、今シーズンは冒頭に書いた状況だが、
改めて、落ちる早さも上がる早さも共に速かっ
た。そこに常にいるサポーターの存在。
ジェットコースターみたいなクラブに大分とい
う地域から支えるなんて凄過ぎる。

トリニータは無冠ではなく、Ｊリーグ杯つまり
当時の言い方でヤマザキナビスコ杯を2008年に
優勝している。素晴らしい。後はＪ2優勝1回、
Ｊ3優勝1回。

Ｊ1でも4位で終わったことがあるクラブがＪ3
まで落ちても這い上がってくる、それを支えた
サポーターたち。本当にその精神力には脱帽す
る。自分に置き換えたくもないが、それを想像
するだけでも気が遠くなり、目眩がする。

そんなトリニータに関わる人たちのタフさ加減
を見習いたいと思う。その強い精神力のバック
アップが今のウチに更にプラスアルファされた
なら、ウチは相当凄いクラブに昇華するはずだ。
現時点でタフじゃないとは言ってない、更に強
くなってコンサを後押し出来るなら、もっと凄
い景色を見ることが出来そうだと思っている。

スポーツ報知の砂田カメラマンのショットだ。

プロスポーツは一瞬一瞬を切り取っても素晴
らしい被写体になることが多く、肉眼では見
ることが出来なかった動きを、プロのカメラ
マンに見せてもらうこともよくあることだが、
それにしても連写の1枚だろうけど、写した
角度や向けた方向が良くないと、こんなにも
綺麗には撮れないはずだ。

砂田さん、改めてありがとう！
この真実のショットが残ることで少し溜飲を
下げることが出来そうだ。