2007年04月01日
足下からの春
朝、起きた瞬間から、凄く天気が良くて暖かくて。 準備をしながら、2003年の入江の試合を思い出したりした。あの日も暖かかった・・・・気がする。 家の外に出れば、いつの間にか庭先に小さなクロッカス。 白い蕾が開きかけていた。 「北海道じゃ3月に桜は咲かないんだよ!」 USさんの、試合前の言葉。 確かに頭上の桜はまだ固い蕾のままだけど。 でも、足下には小さな春。 足下から、確かな、春。 今は、守備の立て直しをしている時期だから。 要は実践で守備練習をしているんだと、そう思ったら。 何だか凄く、気が楽になった。 攻撃をしている時は、去年までの様に盛り上がって。 守備に回ってからは、如何に護れるか・を楽しんで。 そうやって自分の中でも攻守を切り替える様にしていたら、特に不満に思う事も無く90分が過ぎていた。 J1に定着出来るサッカーを作り上げる為には、やっぱり守備力も最低限必要な訳で。 J2では1失点で済む所も、J1なら2~3失点ぐらいになってしまうかもしれないから。 これも、必要な過程。 目指すものが変わったわけでもなく、ブレたわけでもない。 随分遅れて、ようやくそう納得出来た。 「このチーム」で強くなる。 その思いは変わってないんだ。やっぱり。 少しでも力になりたいし、なれれば嬉しい。 一緒に闘わなくちゃ、得られないものもある。 とは言え、入江のゴール裏は実は初めてで。 入江自体も、地元のくせに初参戦は2002年・と厚別より後だったし。 その上、今までは殆どバックスタンドだったので。 「芝生」で「斜面」のゴール裏は全くの初体験。 思ったよりは跳べたけど、やっぱり平らな地面よりは足が辛かった。 気を抜いたら前につんのめって行きそうになるし。 爪先は痛くなるし、芝の微妙な凹凸が結構辛かったりもしたし。 試合前は羽虫が群れをなしててちょっと鬱陶しかったけど。 でも楽しかったから、まぁいいや。 夜にテレビを見ながらアイシングしたけど、まだ太腿とか痛い。 きっと明日は筋肉痛だ。 だけど、それさえも嬉しいんだろうな。 これで5試合連続無失点。 守備構築中と思えば、見事な結果だ。 もう暫くしたら、攻撃力との融合を始める時期が来るんだろう。 螺旋階段をゆっくりと。 回りながらここまで来たんだから。 もう暫く・ぐらいの時間は大した事じゃない。 このチームと強くなろう。 歓喜を一緒に手に入れたいから。