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2006年09月01日

結局それしか出来ないけれど

27日の朝、目を覚ましてまず自覚したのは、喉の痛みと。
それから全身を取り巻く物凄いまでの疲労。
疲れた。なんてもんじゃないぐらい、疲れ果てた。
暫くベットに腰掛けて脱力してから、ようやく動き出す。
次に自覚するのは、身体の痛み。
右肩。と両足の付け根・の裏側。何筋だ、これは。
こんな所が筋肉痛になった記憶は無い・と言う箇所が、痛い。

…………やっぱ、無茶したかなぁ。

と今更思ってももう遅いわけで。
大人しく突っ立って、手と声だけの応援していれば良い物を。
黙ってられる筈も無く、結局、サルトとまでは行かないまでもサルトっぽい事はしてしまったんだから。

26日。横浜FC戦。
何時ものSBではなく、ゴール裏に行ってしまった。


勝てなかったけど。
でも、何だか落ち込むとか凹むとかが無くて。
前半が終わった段階では、勝ったと思ったんだけどなぁ。
後半まで勢いが保たなかったか。
でも、後半20分ぐらいにバテてた私に選手を責める資格なんぞあろう筈も無い。
声だけは根性で出し切ったけど、でも。

ごめんな、最後まで力になれなくて。

挨拶に来た選手達にそんな申し訳なさを感じながら拍手を送った。
君らを尊敬する。
よく、気合いで頑張れ・だの、最後まで集中しろ・だの言ってたけど、口で言う程甘いもんじゃねぇのな。
たったこれだけで力尽きてるような自分に、気楽にそんな事を口走る権利はもう無いだろう。
いや、本当に情けないもんだ。
デスクワークじゃないし、それなりに体力はあると思ってたんだけどな。
だけど、本当に甘かった。
95分間、走り続ける体力を付けるってのは、容易な事じゃない。
95分間、跳び続ける体力を付けるってのも、簡単な事じゃない。
『気持ち』だけじゃ、どうしょうも無いんだ。そりゃあ、気持ちがある事は大切だけど。
でも、気持ちを表現するためには、それなりの体力も必要なんだ。
ようやく、その事を実感した。
鍛え直して、もう1回リトライしないとな。
あそこに立つからには、力になりたいから。


試合が終わって、帰る人達をぼんやり見ながら、痛む足をマッサージして。
フラッグやダンマクを片付ける人達の姿を見るとは無く眺めていて。
ふと見上げた空には、大きな雲。
雲の向こうは、広がる秋の空。


気が付けば残り15試合。
数字の可能性は絶望的だと理屈では解っていても。
理屈じゃない部分が、それがどうした・と肩をすくめる。

昇格する為だけに応援してる訳じゃない。
目標は、J1で闘って行ける力を付ける事。
そう思い出せば、昇格だって二次的な目標に過ぎない訳で。
前半の闘いぶりが、この道が間違っていない事を証明してくれたと思う。
「引いて護っているチームにゆっくりパスを回していても点は取れない」
その言葉を励みに思えば、あとはこの道を突き詰めて行くだけ。


頑張っている彼らを応援したい。
結局の所はただそれだけだから。
だから、何度でも足を運ぶ。
負けようとも打ちのめされようとも叩き潰されようとも。
応援したいから応援する。
やりたい事をやっているだけ。


まぁ、結局、それしか出来ない・って事でもあるんだけれども。




試合が終わって見上げた空。
夏の終わりの雲と秋の始まりの色。

勝とうと負けようと引き分けようと。
どんな試合になろうとも。
ドームの屋根の向こうにも。
当たり前だけど、必ずこの空があって。
そして、見守ってくれている。



そんな風に応援して行きたいよな・と。
改めて、そう思った。




posted by 半月 |00:51 | サッカーを想う日々 | コメント(2) |