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2011年03月11日

仕方がない   ……だけど

さっきから、仙台・山形・水戸の公式サイトに繋がらない。
鹿島は繋がるけど、7時半段階でまだ中止の情報が更新されてなかったし。
8時半過ぎには更新されてたけど、クラブハウスが被害にあったらしい。天井が一部陥落、敷地にも地割れが出来てるって。
ネットも規制がかかってるからかな。早く復旧するといいんだけど。

三陸方面の被害が甚大すぎる。

4時過ぎにNHKで津波が街を飲み込んで行く状況を見た。
名取川を海が逆流して、更に溢れた海が畑を飲み込んで、家も車も押し流して行った。
走って逃げようとしていた車いたけど……逃げ切れたんだろうか。ギリギリでフレームアウトしちゃったから。

最初は、地面を水が這って行くようにしか見えなかったのに。
近付いてきたらとんでもない濁流で。
信じられない力で全てを押し流して行った。



中止は仕方がないと思う。
これだけ被害が大きくなって、試合どころじゃないだろうし。
来週までに復旧出来るのか・とすら思うぐらいだから。
だから、仕方がない……だけど。


どのチームも。
選手もサポも関係者も、無事でありますように。
施設への被害が最小限で留まりますように。
もちろん、チームに限らず全ての被害が最小限で済みます様に。


中止は仕方がないけど、被害は仕方がないなんて言えないから。


1日でも早く、復旧出来る事を祈っています。

posted by 半月 |20:58 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2010年12月24日

「それでも道は続く」

なにやら。
なんだか。
いろいろと。


……嬉しくもないニュースが次々とorz


さすがにヘコむなぁ!
このシーズンの恒例行事とは言え、慣れることなんてないような気もする。
ちゃんとコールして拍手して見送った選手ですら辛いのに。
それすら出来なかった子達にはもう……。

ぎーさん復帰に爆笑したのもつかの間、優也に征也にナオくんヒロくんもですかぃ。
芳賀くんにその上、カズくんまでって噂だし!
砂さんカズくん征也いなかったら誰がFK蹴るのよ……!
てか、DFライン崩壊……。
ああああ、マジで敵チームとしてカズくんのシュートは受けたくねぇ!
敵チームのボランチに芳賀くんがいるのもいやだ!色んな意味でイヤ過ぎる!
もうせめて、


持ってくならそれなりのモノは寄越せよな……!


と本音で言いたい。
ウチが頑張って育て上げた主力連れてくんだぞー。
生きのいい若手の1人や2人、くれたっていいだろー。
それが等価交換ってモンだろーがよーーー。


ふーーー……。





年が明ければ。

新しいチームが始動して。
新しい子達が顔を見せて。
そんなチームをまた変らず応援するんだろうけど。

でもこの時期のこの寂しさは、やっぱり馴染めるもんじゃねーな・と。

毎年お馴染みの通過儀礼の筈なんだけどなぁ。
ホント、永遠に慣れる日は来ない気がする。
毎年こうやって寂しい思いをして。
別れもお礼も言えなかった辛さを抱え込んで。

年が明けるまでだ・と思ってはいても。



頭で理解してる事と、心で納得出来てるかは別なんだよなぁ。



割り切っちゃえれば楽なのにね。
巣立って行っても、ウチの子達なんだから。
違う色のユニ着てても、活躍すれば嬉しいんだし。

ウチでこのまま埋もれるより、もっと上のチームで活躍した方が選手の為にもなるんだ・って。


でもそれこそ、『理解しても納得は出来ない』なんだよな。


なんかな。家族がバラバラになるような寂しさというか。
変なもんだ。一方的に知ってるだけなのに。
選手の側からしたら、全くの赤の他人なのに。
なーんでこんなに愛着湧くんかねぇ……。
不思議なもんだな、『チーム』って。


シースペースに行ったら、征也のシューズが飾ってあって。
ああ、これも見納めかぁ・って思ったから、写真撮ってきた。


征也のシューズ


寂しいけど。
この寂しさに慣れる事は一生無いんだろうけど。

でもそれでも。


新天地に向かう選手達に幸多かれ・と、願うぐらいの事は出来るから。


みんな頑張ってこい。
離れても。
違うチームに行っても。
気持ちまでは切れねえよ。
例え、一方的でもね。


posted by 半月 |15:50 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2008年12月05日

されど背番号12の日々

            『 背番号12の日々 』



室蘭には、何度も足を運んだ。函館にも行った、仙台にも行った、九州にまで、行った。1997年10月22日優勝の日、人目をはばからずに泣いた。1998年12月5日降格の日、もっと泣いた。初詣は、家内安全と勝利昇格を祈願する。車にステッカーが貼ってある。タイヤカバーにエンブレムが描いてある。ステッカーを貼った車を見ると「よっしゃ」と思う。月寒に雪割に行った。飲み屋の親父に「どーなの、今年は?」などと聞かれる。衛生放送に加入した。勝った日は大谷地駅までニコニコ歩く。負けた日は無言でトボトボ歩く。メガホンを3つ壊した。試合の翌日、良かったねーとか、残念だったねーとか言われる。コンサート、という文字につい反応する。赤黒のデザインに反応する。飛行機はあれしか乗らない。北海道土産は必ずあれにする。宝くじが当たったら半分は寄付する(つもり)。家族みんなでレプリカを着て地下鉄に乗る。娘が、ドールズになりたいと言っている。なったらうれしい、と思っている。ゴール裏で友達ができた。ゴール裏で出会った人と結婚した。スタジアムでは、よく通る声で知られている。裸になることで知られている。ツボをおさえた(?)ヤジで知られている。月曜日は声が枯れている。勝った試合のビデオは2回見る。負けた試合は早送りで見る。見ないこともある。メモ帳に結果を記入している。インターネットで熱く議論する。仕事の途中で、練習グラウンドをのぞく。出張は、アウェー試合にあわせようとする。いろんなバッグにカンバッヂがついている。全てのスケジュールは試合を中心に決める。そしてふと考える。北海道の人みんながこんな気持ちになって、こんな生活をしてくれたらいいなと。さて今日も、クラシックを飲みながら私は思う。私にはこんなに夢中になれるチームがある。心から応援できるチームがある。私は、シアワセだ。がんばれ、コンサドーレ札幌。勝つぞ、コンサドーレ札幌。私が、ついてるぞ。


                               

                  2000年サッポロクラシック広告コピー
                  「背番号12の日々」より













要は、そういう事なんだ。
このチームが好きなんだ。





Jリーグ発足から16年。
地道でも確実に、サッカー文化は全国に広がってる。
サッカーは日本中に根付き始めてる。

当初みたいな華やかさはないけれど。
でも、確かにサッカーを愛する土地は増え続けている。

たった10チームで始まったJリーグが、来年36チームになる。
そして、J参入を望んでいるチームはまだまだある。
地道でも地域に根付いて。
地元の人達と一緒に育っていこうとしている。



1992年、私にとってJリーグは「テレビの中のスポーツ」だった。
遠い世界の出来事だった。

それが、コンサドーレ札幌というチームが出来て。
試合に行く様になって。
ようやく、身近なものになった。


日常の中にサッカーを想う時間がある事。
生活の一部に試合に行く予定が入っている事。
その試合で一喜一憂出来る事。
チームと共に、笑い泣き怒り時には落ち込んで。
それら全てが喜びだった。
その全てに倖せを感じた。


日本中でその同じ想いを共有する人達が増えている。




それが、本当の意味で「サッカー文化が日本に根付く」って事じゃないかと思う。




日本各地で芽吹き始めた「サッカーの若木」。
それはまだまだ幼く頼りない。
だから、大事に育てなくちゃいけない。
せっかく芽吹いた若木が、冬の寒さで凍える事のないように。


今、この若木に必要なのは、冬の寒風ではなく、夏の陽射し。
異国の水ではなく、馴染んだ地元の水。

土が合わなければ、木は育たず枯れてしまうから。



まずはこの木をもっと大きく逞しく育てて。
異国の土に合わせるのは、それからで十分だと思う。





日本中のサッカーを愛する者達と共に。
この『自分達にとって唯1本の木』を育ててゆく為に。

posted by 半月 |21:19 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2008年12月03日

-4度の冷凍倉庫の中で、サッカーの試合は出来るのか

署名用紙の1枚目が埋まった。
と言っても、3名はウチの家族なので。書いてもらったのは7名だけど。
7名中5名がサッカーに興味がない人達。
それでも皆、快く書いてくれた。
快くというよりは、進んで書いてくれた。

用紙をみせると、まず「なぁに、コレ?」と聞かれるから。
そこで説明。
「Jリーグは今、3月から12月までってスケジュールで試合をやってますが、この日本サッカー協会会長さんっていうサッカー界のお偉いさんが『Jリーグもヨーロッパに合わせて、秋から春にかけて試合する様に変更しよう』って言い出したんです」
ここまで言うと、その5人の内4人が全員同じ反応をした。


「出来るわけないじゃん!」


見事に異口同音。
「はぁ?!」とか「なにそれ?」とか、一番若い子には「バカじゃね?」とまで言われたよ。
それ以上説明する前に、皆さっと署名してくれた。
サッカー知らない人達でも、冬の北海道は良く知っている。
道民ならどんな人でも、真冬の札幌はサッカーの試合なんて出来る状態じゃない事を、良く解っている。
道外の人達でも、解らないなりに見当は付けてくれている。

けれど。

やっぱり解らない人達は根本的に解っていない様で。
今回の冬開催問題で、改めて実感した。
ある新潟のサポさんのブログにコメントを入れた他チームのサポさんの言葉。
「寒いから観戦したくないとか、そんな程度の気持ちなんですか」
思わず叫びそうになった。

いや、違う!!
『そんな程度の気持ち』じゃなくて!!
『そんな程度の寒さ』じゃないんだ!!!


我慢すればなんとかなる・なんて、そんなレベルの世界じゃない!!!


秋春制賛成派の人達には「いきなり反対しないで、まずは議論を」って人がいるけれど。
そういう人達が論じたがっているのは大抵、日程の事とか代表の強化とか、野球がオフだからマスコミに取り扱ってもらえるとか、あとは欧州との移籍の事ばかりだった。
でも、そういう問題は後回しで良いから。
まず最初に論じて欲しいのは。

「どうすれば真冬の雪国でサッカーの試合がまともに出来るか」

そんな根本的な問題からなんだ。
この問題がクリア出来ない事には始まらないだろう。
試合が出来る状況が整わない限り、どんな議論も意味が無い。



札幌の積雪量が世界的に見ても相当多い・と言う事は、もうあちこちで書かれている。
過去30年間の平均なら630cm。5年間でも519cm。
縦に6mが見当付かないのなら、天井を見てみると良く解る。
一般的な部屋なら、床から天井までは2.5m弱ぐらい。
その2~2.5倍の高さに至る雪が、一冬で降るのだ。
自分でも、ありえねぇ・と呟いてしまった。実感するとなお怖い。

その雪と同じぐらい問題なのが、気温だと思う。

札幌の1月の平均気温は-4度だ。
2月でも-3.5度。12月はまだ暖かめで-1度。
それでも12月後半から2月上旬にかけて、気温がプラスになる日は、まず無い。
そしてそれも、あくまでも「気温」のみの話であって。
晴れていればまだしも、太陽が陰ればそれだけで体感気温は軽く3度下がる。
風が吹けば更に2~3度。
雪なんて降った日には……想像もしたく無い程に。
札幌の冬は氷点下の気温の世界なのだ。
それなのに。

その氷点下の世界で、選手達にサッカーやれ・だなんて、絶対に言えない。口が裂けても言いたく無い。

しかも、-4度っていうのは、あくまでも「平均気温」。
試合が始まる午後1時や2時は、既に気温が下がり出している頃なのだから。
キックオフと同時に下がって行く気温の中で、パフォーマンスを落とさないで試合しろ・なんて絶対、無理。
しかも、あんなペラッペラのユニフォーム姿で。
……どんな不可能に挑戦させるつもりなんだ、本当に。


秋春制に賛成の人、構わないと思っている人、むしろ積極的にやるべきだと思っている人。
どうか、まず理解して欲しい。
真冬の札幌で試合をやると言う事の過酷さを。






『 -4度に設定した冷凍倉庫の中で、選手の身体に負担をかけず、且つ、パフォーマンスを落とさないで試合を行う為には、どうすれば良いのか? 』







こう例えれば、気温が氷点下にならない土地の人達でも理解し易いかと思うけれど。

真冬の札幌でサッカーをやる・ってのは、こういう状況にも等しいんだって事を理解して欲しい。
それに、倉庫の中なんてまだマシなんだし。だって風も吹かなきゃ雪も降らないんだから。
選手にスキーウェアでも着せるしかないんじゃないのか。
まさか、スキーウェア並みの防寒性能を持つ新素材の開発が進んでるワケじゃないだろうし。


北海道の寒さなんて、本質的には理解されてないんだろうなぁ。
そう言えば前に「行ってQ」で道東方面にロケに来た時、ナレーションが
「辺りは-8度の極寒の世界」
って言ってて、唖然とした事あったっけなー。
……そうか、東京の人達にとっては、-8度って極寒なのか。
しみじみとそう思ったっけ。
まぁ確かに、東京の1月の平均気温は5.8度もあるから、理解し辛いのかもしれない。
札幌で平均気温5.8度って言ったら、4月か11月並の気温だもんな。
そりゃあ、そんな程度なら札幌サポだって、頑張って試合行くか・って気になるよ。
でも、-4度はそんな世界じゃないからなー。
そんな中でのサッカー観戦なんて、生死に関わりかねない。いや本気で。
60歳以上と、5歳以下の子供連れの家族は、まず来なくなるだろう。
だって、試合終わったら本当の意味で冷たくなってました・なんて恐ろしい事が、真面目に起こりかねないもの。
そんなのあり得ない・って言い切れないから、本気でイヤだ。
そんな土地なのに、真冬にサッカーなんてどうすれば出来るんだ。

そして、そんな冬を乗り切る為に、北海道民が考えついたの最良の方法は。




「極力、外出しない事」




…………そんな風習の土地に、冬期開催が根付くとでも?








異国の風習に合わせる前に、自国の風土に合わせて欲しい。本当に。










気温データはこちらから。

http://www.sweb.co.jp/tenki/index.html

色んなデータがあって面白い。
あと、この中の「データで見る札幌の気象」のNo.1「等温線をたどる旅」
これによると、ヨーロッパで1月の平均気温が-4度になる土地は、北欧の南部なんだそうだ。
北緯55度以上の土地と同じなのか!札幌、43度なのに!!
これは、札幌が寒い・っていうよりは、ヨーロッパが暖かい・って事らしいけどね。
でも、北米見ても、札幌よりは緯度が高いよ。


posted by 半月 |20:51 | サッカーを想う日々 | コメント(4) |

2008年09月19日

「ここが地獄じゃあるめェし」

1ヶ月振りの試合。
2ヶ月振りの厚別。

思う事、一杯あるんだけど。
頭ん中グルグルになるぐらいあるんだけど。


なり過ぎてもうワケ解んなくなってるから。


とにかく、言いたい事だけ言えば。










勝たせてやりたいんだよ!!!!









突き詰めれば、本当にこれだけで。





勝ってくれ。
出来る事なら何でもする。
歌も。サルトも。
限界まで頑張るから。
だから。
勝利だけを目指してくれ。


最後まで闘い抜こう。
諦めるなんてまだ早すぎる。


posted by 半月 |21:46 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2008年03月14日

マイナスからのリスタート

まるで実感が湧かないまま、開幕戦を迎えてしまって。
そのまんま、とんでもなく実感の湧かないスコアで終わってた。

スカパー、入ってないから。
出掛けてて、帰って来たのも6時だったし。
それから急いで速報見て。


…………5秒で見なかった事にした。


携帯を電源毎落として、固まる事、暫し。
でも、だからと言って起こってしまった事は、もう変えられない。
事実は真実でこの結果はもう確定してるわけだし。
それなら受け入れるしかない訳だけど。
でも、いくら何でもちょっと待てや・と。
こりゃーあんまり過ぎないかい?と頭を抱える事、10分。
それから、やっと。



……まぁ、仕方ないだろ!



と、肚を括った。

やっちゃったもんはもう、どうしょうもないだろー。
私が文句言ったって、チームが良くなる訳でもないしー。
それならそんなムダな労力使うより、出来る事をやらんとなー。

取りあえずは「跳ぶ・歌う・諦めない」の原点を忘れずにいく。
シンプルだけど、やっぱりこれしかないから。
この3つを放棄した自分なんて、ゴール裏にいる価値も無いもんな。


最下位、上等。
這い上がってやろうじゃないか。
そもそも、J2最下位から這い上がってここまで来たんだし。
ここから更に上へ昇れない訳が無い。当然だ。
変にそこそこの結果が出るよりも、俄然、燃えて来るのはなんでだろうか。
まぁ確かにヘタに引き分けとかだったら、却って気が抜けてたと思うし。
そう思えば、気合い入れ直すには充分な結果。
ありがとう鹿島。手を抜かないでくれて。
本心からそう言える。


さぁ、仕切り直しだ。
明日はこんな結果にはさせない。
気合いだけは絶対に負けない。
札幌には札幌の意地があるんだ。


まずは、「ここより上へ」
すごく解り易い目標だし。
最終節を終えた段階で、15位より上に居られりゃ、それでいい!

再び始まる闘いの日々。
スタート地点でマイナスになっても。
そんな事ぐらいで、今更落ち込めない。
這い上がってやることを考える方が性に合う。
なんだか訳が解らんぐらい、高揚してくる。





ああ、そうか。



きっと。






順位だ何だと言う事よりも。
ようやく開幕だ・って事に比重が行ってるんだろう。

うん。
現状がどうであれ。


「ようやく試合に行ける!」


その事実の方が嬉しいみたいだ、私は。






最下位、上等。
得失点差マイナス4、だから何?
面白いのはこれからじゃないか。
逆境なら笑って挑め。


ようやく、『サッカー』が日常に帰って来る。


その喜びの方が、遥かに大きいんだから。




posted by 半月 |21:52 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2007年10月12日

supporter's mind

山形戦のあと、久し振りに筋肉痛になった。
腹筋まで筋肉痛になった。
・・・・腹筋の筋肉痛なんて、初めてだ。

でも、良く考えてみたら。
7月ぐらいから、応援に100%を注いでいなかったような気がする。
8~9割ぐらいの力しか出していなかった様に思う。
「負けはしない」
そんな曖昧な安心感があった。
「最低でも引き分けるから」
根拠の無い安心感から、応援にも何処か力を抜いていたような気がする。

山形戦は、久々に全力を出し切った。
ここで頑張らなきゃだめなんだ・と。
あれ程、気合いが入ったのは何時以来だろう。
結果は、本当にはっきりとした形で帰って来た。

明日の試合で、あの日の自分を再現しないと。
最低でもあの日と同じぐらいの応援を。
出来るなら、あの日以上の応援をしないと。
もう、後悔したくないから。
2005年の、あの悔しさは、2度とごめんだから。
あと僅か・という所で自滅して入替戦の切符を自ら手放した、あの試合。
あの悔しさをまた味わうのは、絶対に嫌だから。
だから、今、自分に出来る限りの事をする。


個人個人で出来る事は違うだろう。
ゴール裏で跳んで歌う事も。
スタンド席から手拍子する事も。
厚別の外から、意地でも勝て・と念を送る事も。
全部、立派なサポートだと思う。
チームを想う気持ちに優劣なんてある訳が無い。
そして、チームを想う気持ちがある人は全て、立派なサポーターなんだから。

1人でも多くのサポーターの気持ちを引き込んで、そして『応援』という形で選手に届ける。
ゴール裏の役割って、そういう事も含まれてるのかな・と。
改めてそう思った。



今更の様に、そう思った。






・・・・・・・・・忘れていた。




ずっと、「行けない人達の分も背負って来ている」って思っていたのに。
そういえば、ここ暫くそんな事を考えてなかった。
自分が行きたいから応援に行ってるんだ・って、それしか無かった。

「頼むな」って言う父に、曖昧な返事しかしてなかった。
「楽しんでおいで」って言う母に、「そういう状況じゃ無いから」とか言っていた。
2人の気持ちを受け取っていなかった。
試合に行きたい気持ちは2人だって同じなのに。
そもそも、最初に試合に連れて行ってくれたのは、兄だ。
我が家で一番サッカーが好きで、一番最初に厚別に行ったのに、関東在住のためホームゲームには一番行った事が無い、そんな兄だ。
「出来る限りでいいから、試合に行ってくれ。俺は行きたくても行けないんだから」
そう言われたのは何年前だっただろう。


・・・・忘れていた。そんな事さえも。


自分の中の原点。
私の身体は1つだけど。
私は「私1人」で応援に来てるんじゃない。
そんな単純な事を忘れていた。



今更の様に取り戻した、自分の中の原点。
この時期にもう1度それを確かめられたのは、良い事なのだろう。
自分独りの応援じゃない・と思えば、1人前以上の力を出せるから。

試合に行く事が出来る倖せを。
もう1度、しっかりと噛み締めて。



「自分の出来る限りの事」を、やろう。
行けない想いを抱えて待っている人達に、最高のお土産を持って帰りたいから。
















先週の土曜日から続いていた情緒不安定。
なんかこのエントリ書いてたら、少し気持ちの整理がついて来たかな。
かと言って、まだ、冷静に語れるとは思えないので、これ以上は控える。

ただ、もう2度とあんな事が起きない様に・と、本心から願う。
あんな悔しさを他の地区の人達には味わって欲しくないから。

posted by 半月 |23:27 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2007年09月14日

自分だけのささやかな決意


落ち着かない。



こんなに落ち着かないのは久し振り。いつ以来だろう。
何だかお腹の調子まで変だ。緊張してるのかな。
……私がしてどうするとも思うけど。

とにかく、落ち着かない。

緊張・不安・期待・全部入り乱れてる感じだ。
そこに何だか異様なハイテンションもぶち込んだ状態。
思う事は色々あるんだけど。
あり過ぎて暴走してる。
落ち着け、自分。突っ走りすぎて空回りしそうだ。


当初は、式典をちょっと早めに抜け出して12時室蘭発のすずらんに乗ろう・と思っていたけれど。
予定を変更。1本早い北斗に乗ろう。
11時で抜け出して、東室蘭まで移動して11時40分の北斗に乗る。
そうすれば、乗り継ぎ次第でピッチ練習頃に着ける。
講話の途中で抜け出す事になるだろうなぁ。ごめんなさい先生。
でも明日は試合を優先したい。これでも最低限の譲歩なんだ。私にとっては。
本当なら行進にも参加したいんだけど、仕方が無い。そこまで贅沢も言えない。
試合そのものに行けない筈だったんだ。
キックオフに間に合うだけでも良しとしよう。やっぱり、Go Westは歌いたいし。



とうとう第4クール。
最高の形でスタートを切りたい。
切らせたやりたい。



5月に首位に立った時には、
「絶対に途中で失速して順位を落とすから」
とか思ってた。
3位以内に踏みとどまれればベストだと思ってた。
5位より下には落ちない様に出来ればと思ってた。

ここまでこの位置のまま来れるなんて思ってもいなかった。

ここまで来たからには、こんな所で失速させたくない。
これで、終わってみたら4位でした・だなんて、冗談にもならない。
何が何でも、上がらせる。
その為に、自分に出来る事は可能な限りやってやりたい。
どれだけささやかな力であっても。
力の一欠片になれれば、それでいい。

明日に向けて、沢山の人達の想いが一つになって盛り上がって行くのを感じる。
その想いの満ち溢れたドームで、選手達の背を押す事が出来れば。
1歩を踏み出す為の力になる事が出来るのならば。
本望だと、そう思う。
ここまで来て悔いを残さない為に。
自分の出来る限りを尽くす。



そのための、ささやかな決意。
第4クールのホームゲーム、全部に行く。
26日は行くつもりだったから休みをとってあるし。
10月24日の休みも申請した。
後は自分の体力だけだ。
財力は……何とかしよう。
やらなかった後悔なんてしたくない。
ここまで来たんだ。行ける所まで行ってやる。
突っ走りきってぶっ倒れるんなら、それでいい。


最後の闘いの最初の試合。
まずは一つ目。
最後に歓喜を得る為に全力を尽くそう。

posted by 半月 |20:56 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2007年07月10日

遥かなる厚別の歌

『 厚別スタンディングオーベーション 』


そんな企画が持ち上がっている。
選手入場の時に、みんなで立ち上がって「厚別」を歌おう・というものだ。





……すっげぇ。
いいな、それ。





なんか、無茶苦茶羨ましい。
なんで行けない試合の時の方が好い企画が立つのかなぁ。
かなり悔しい。
エラく悔しい。
本気で悔しい。
悔しいから、家ん中で歌っちゃうか。
……それもアリかな。
流石に、厚別までは届かないけども。


出来ればこれ、今回だけじゃなくて、今後も続けられればいいのに。
全試合はまだムリだろうけれど、1~2ヶ月に1回とか。
何回かやって行くうちに、きっと厚別名物になる。
選手入場時にタオルマフラーを掲げるのだって、2001年にはゴール裏しかやってなかった。
それが今じゃ、殆どの席でやっている。
歌だって、続けていけば、きっと広まる。

全員で立ち上がって、歌って迎える事が出来たら、絶対にすごく格好良い。
想像しただけでゾクゾクしてくる。


やる前から諦めてたら、出来る事なんて何も無いんだし。



ゴール裏に本格的に移動して、そろそろ半年。
ようやく、応援する・って事が楽しくなって来た。
限界に挑む気持ちで、目一杯跳んで歌う。
試合後の疲労と満足感の入り乱れた感じが、本気で心地良い。
そんな意味では、山形戦はちょっと消化不良感が残った。
「もちょっと歌わせろー」みたいな気分だった。

試合終了と同時にブッ潰れた徳島戦のサルト回数は、8482回。
山形戦は7874回。
その差608回。僅かなようで意外と大きいもんだ。

岡田監督の頃、試合に行く楽しさを知って。
柳下監督から、サッカーそのものの楽しさを教わって。
三浦監督の今、チームを応援する楽しさを体得している。
少しずつだけど、私なりの進歩。
1年前は、サルトなんてまるで出来なかった。

やれる事を精一杯やる。

それが実った瞬間の歓びも知った。




少しずつ、時間をかけて。
何年かかっても良いから。
いつの日にか。


厚別に集った全員で、「厚別」を歌って選手を迎えられたら。


……きっと、物凄く嬉しいんだろうな。
ようやくここまで来れた・って思うんだろう。
続けていけば、必ずその日は来るだろうし。
もし、そうなっていくのなら。

明日はその為の第1日。
記念すべき最初の試合。

そう言う事になるのかもしれない。
厚別の歴史に刻まれる日になるかもしれない。







………………で、なんで行けないんだ、私は。
なんか、本気で滅茶苦茶物凄く、悔しいんだけども。

posted by 半月 |21:20 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2007年05月05日

青空の下で

7489回。



愛媛戦での、サルト回数。




常時、万歩計を付けて歩く習慣があって。
当然、試合でも付けているわけだけど。
その事からちょっと話題になった事があった。

「1試合で何回ぐらい跳ぶんだろう?」

じゃあ確認してみるか・という事になって。
で、愛媛戦の時にやってみた。


……で、結果が、上記の通り。


キックオフ前……正確には、試合直前の歌が始まる前の段階で、3526歩。
試合が終わって一息吐いた段階で、11015歩。
11015ー3526=7489。
約7500回、跳んだ事になる。

それでも私の場合は、跳ぶのに疲れたら手拍子に切り替えたりしてるから、厳密な「1試合辺りのサルト回数」よりは少ない事になる。
USの徹頭徹尾跳び続けてる兄さん達なら、もう1000~2000はいくだろう。
ピッチ練習~選手紹介の間だけでも1000回以上カウントしてたし。
それにしても、90分で7500回。
……そりゃあ、次の日、筋肉痛にもなるわけだ。
明日も確認してみようかな。
厚別はドームより、後半の歌が長いからもっと多くなるかもしれない。

そう言えば、ゴール裏へ本格的に場所を移動したのは去年の11月だったから、厚別でのゴール裏参戦は、去年の8月以来だ。
日差しがずっと横からばっかりだったけ。右半身の日焼け止めはしっかり塗っておかないと。
風は……やっぱり強いのかな。
マスクはどうしよう。白樺花粉対策の。
……試合中だけ外そうかな。
マスクをしたままサルトするとどんな目に合うかは、開幕戦で嫌と言う程思い知ったし。


11時までに厚別に着く為には、家を7時過ぎには出なくちゃいけない。
そうなると、6時前には起きなくちゃならなくて。
つまりはもう、寝る支度を始めないといけないんだけど。

…………寝れるのかな。

なんだかもう、遠足前日の気分。
あああ、やっぱり、厚別だと思うと、すごいワクワクしてくる。


またあの空の下に行ける。


それだけで、こんなにも気分が高揚してくる。




何処かのテレビで「かつての聖地」なんて言ってたけど。
今でもやっぱり聖地だと思う。
ただ勝てるから聖地だってワケじゃない。
厚別には、チームの色々なものが刻まれているから。
嬉しかった事も哀しかった事も。
色々な想いを共に刻んで来た場所だから。

だからこその、聖地。
こればかりは、入江もドームも敵わない。


その厚別での開幕戦。


もう4分の1が終わったというのに。
それでも、ようやく・という気分になる。
ようやく、厚別での試合。
何だかこれからが本当のスタートだ・って気さえする。



あの青空の下へ。



また行けるのだ・というそれだけの事が何よりも嬉しい。

聖地厚別開幕戦。

さ、もう1度気合い入れ直して頑張るか。

posted by 半月 |22:21 | サッカーを想う日々 | コメント(2) |

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