2010年10月23日

高橋大輔にだからこそ、言いたい事[フィギュアスケート]

……なんか、別にフィギュア用ブログ、借りてきた方がいいのか・って気がしてきた。
えーと、2枚看板って事でw(借りるのが面倒いらしい)


でも今、チームに対しては、悪い意味じゃなく書く事がないんだよね。
試合に行って、雰囲気を楽しんで、結果に一喜一憂して、帰ってくる。
好い試合もあればダメな試合もあって。
でも、全体を通して「春よりはよくなったよな」って印象で。
些細であっても、確実に「何か」が変って来てると思う。

少しずつ満ちてゆく海を見ているような感じ。

今月はちょっと忙しくて、次も行けるか微妙だけど。
いやでも次は行きたいよなぁ!厚別最終戦だし!!
その為には、今、ちょっと頑張らなくちゃいけないんだけど。



その為にも、ちょっと吠えたいのでw



だって、考えが乱れて集中出来ないし!

タイトル通り、大輔にだからこそ言いたい事。
あんたにだからこそ、ここまでを期待したい。
愛があるからこそ、これでは満足出来ない。


『只の世界王者』で終わるな!!!








期待してる。
だからこそ、厳しい事も言う。
褒めないよ?今回は。『敢えて』。
『ここ』で満足するな。









なので、以下畳みます。
意見はともかく、読んでしまってからの文句は受け付けません。
大輔に対する厳しい意見なんて読みたくない・って方はスルーでお願いします。

JOから、少しの不満はあった。
いいのか?これで。

これは『現状維持』じゃないのか?



今期、大輔は「アメリ」というSP用プロをランビに作ってもらっている。
だけど、実際に試合で使う事にしたのは、「マンボ」だった。
CaOI(カーニバル・オン・アイス)で両方を見て感じた事は、「マンボの方が踊れてる」だった。
逆に、アメリはまだ自分のモノに出来ていない印象だった。
アメリはまだ「ランビエールのプロ」のまま・という印象だった。

試合用プロとエキシ用では、滑り込みが違うだろうから。
だからまぁ、アメリもエキシで演っていくうちに、慣れて行くだろう・とは思ったけど。
でも本当は、そうだからこそ、アメリをSPでやって欲しかった。
「表現力の幅を広げる」と言う意味では、ぴったりのプロなんだから。

マンボも、FPのタンゴも、どっちも元々の大輔のイメージだ。
ラテンとかヒップホップとか、そういうノリの好い音楽で踊るのが上手な選手。
そんな印象は既にあるのに、あえてマンボを選んだ。



表現の幅を広げる為にランビに依頼したのなら、試合でこそやらないと。



エキシと試合じゃ練習量も気合いも違う。
自分にない世界だからこそ、本気でやらないと取り込めないだろ。
「自分のイメージに合う曲」を選んだ段階で、既に「護りの姿勢」だ。


そうだと言うのに。





今日のSP、最初のジャンプは3F-3Tだった。






申し訳ないが、溜め息が出た。

公式練習の後で、調子がいい・って言ってたから。
「今、五輪じゃないのが惜しいぐらい」みたいな事を言ってたし。
4T-3Tも降りてたって言うから。
4T-2Tぐらいは入れてくるかと期待してた。
「世界王者が3F-3Tかぁ……」
それが正直な感想。
せめて3Lz-3Tには出来なかったのか?
コンボでも単発でもジャンプの基礎点は変らない。
でも、単発よりコンボの方が難易度は高い。
だったら、「3Lz-3T、3A、ステップからの3F」の方がプログラム難易度は上がる。

そりゃあ、こっちの勝手な期待だけどさ。
でもJOでも跳んでたし、4Fも練習してるんだし。
何より、大輔本人のクワドに賭ける意気込みも知ってる。
だからこそ、今期はSPから入れて欲しかった。







『世界王者』として、そして『ベテランの1人』として。

男子フィギュアを牽引する存在であって欲しいんだよ。







五輪上位2人が今期は出ず、更に『世界王者』の肩書きを背負った以上、今の男子のトップ選手は大輔だ。
「頂点に相応しい演技」をする責務はある。
それは、単に「自分らしい演技をする事」ではないだろう。
「自分の限界に挑む事」こそが、「頂点に立つ者」の責務だ。
トップの選手が、そしてベテラン達が、限界に挑む姿を見て、若手達が奮起して追い上げてくるんじゃないのか。

このジャンプ構成は、昨シーズンと変らない。
これが限界というワケでもないのに、変えてこないってどう言う事だよ。
しかもこれは「最高難易度」の構成でもない。
今回、一番ジャンプ難易度が高かったのは、無良くんだ。
無良くんのジャンプ構成は「4T-3T、3A、ステップからの3Lz」。
大輔もこれを見て、気付いた筈だ。










これが、昨シーズンのプルシェンコと同じ構成だ・と言う事に。











ジャンプ構成で既に負けてるじゃないか。
なのに、無良くんがこれを成功させるようになったら、どーすんだよ。
しかもその上、スピン・ステップの取りこぼしが無くなったら?
世界は勿論、日本でもまだコアなファンにしか知られていないような後輩に抜かれていいのか?



頂点に立ったからこそ、更なる高みを目指してくれ。



真央ちゃんと違ってジャンプ矯正してるワケじゃ無い。
シーズンオフに手術したワケでもない。
むしろ、ショーも練習もかなり調子良くやってた筈だ。
ショーの本数だって、真央ちゃんの方が多かったぐらいだし。


なのに、曲も、構成さえも、挑戦しないってのは、正直、納得いかない。
護りに入るのはまだ早いだろうが。


「始まった瞬間、空気が変った」とファンは言うけれど。
それを言うならアボットの方が上だ。
大輔へのあの大歓声の後で出てきて、まるで動じもせずに。
それどころか演技開始と同時に、大輔の空気を完全に消し去ってしまった。

むしろ地上波放送では個性の強い選手達に続いたから、マンボが普通に感じた程だったが。
まぁ、羽生くんとテンくんに挟まれたソーヤー程ではなかったけど。
でもそれだけ、個性と実力を兼ね備えた若手が出て来てるという事。
うかうかしてると足下掬われるぞ?
テンくんも大輔と同じランビプロだけど、しっかり自分のものにしてたし。
確かに途中何カ所か「あ、今ランビだ」って動きもあったけど。
でも全体としてはちゃんと彼のプロになっていた。


歩みを止めたらあっという間に追い抜かれるだけだ。
やっと頂点を手に入れたばかりなんだから、護りに入るのはまだ早い。



頂点を奪い続ける・ぐらいの気持ちで行け。





『挑む姿勢』を後進達に示し続ける。

「世界王者」として、そしてベテランの1人として。

そんな役目を私は大輔に求めてる。

本当なら、大輔達の世代こそが、限界に挑んで男子フィギュアを引っ張って行かなくちゃいけないんだよ。



プルシェンコが、そしてストイコが。
五輪の舞台で大輔に示した敬意と賞賛を。



頼むから忘れないでくれ。

posted by 半月 |23:15 | フィギュアスケート | コメント(0) |

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