2006年09月27日

辿り着く歓喜に

土曜日は折角6-1で勝ったというのに、昨日の夕方ローカルニュースのスポーツコーナーは、軒並みドラフトと日ハムで埋め尽くされてた。
仕方がないけどさ。世間の注目度は明らかに向こうが上だし。
でもせめて結果ぐらい流してくれよな・とちょっと不貞腐れたのも、事実。

……見てろ。来年はJ2ぶっちぎりで優勝して話題全部かっさらってやる。

とか言ってる辺りが自分でも笑えるけど。
でも来年なら、さして現実味の無い話でもない様な気がして来る。
ま、ぶっちぎりかどうかは別としても。

今の状況を考えれば、何処をどう見ても崖っぷち以外の何物でもなくて。
それなのに、全くと言って良い程、危機感なんてものが、無い。
昇格さえもどうでもいいぐらい、もっと圧倒的な歓びがあるからだろう。
ようやく、出来上がりつつある一つの形。
この1年間、挑み続けてきた勝負の結果が、ようやく、出始めている。
あの水戸戦からこっち、明らかに感じる何かとてつもない流れ。
一つの「もの」が出来上がる瞬間に、今、立ち合っている。
ずっとずぅっと、「これ」を目指して、ただひたすらに頑張ってきたもの。


3年  かかった。



………………長かった、    なぁ。



一昨年は、アクションサッカーを命題に掲げながらも、パスも中々繋がらなくて。
去年は、ぎこちないながらもパスが回る様になって、後はフィニッシュだ・というまでになって。
そして、今年。

浮き沈みは激しかったけれど。
時間も随分かかったけれど。
予想以上の難産だったのは間違いないけれど。
それでも。

「これが札幌のサッカーだ」と言えるものが、形になりつつある。


引き分けを「悔しい」と言える。
その贅沢さ。その嬉しさ。
2年前は1失点で負けを覚悟し、引き分ければ上等だった。
1-1なら「1点取れた。良く頑張った」
0-0なら「失点しなかった。良く護った」
そう言って拍手を送っていた。
頑張っているんだ・という事実だけを励みに、それでもそれを喜びとして応援していた。

あれから、2年。
あの頃とは、まるでレベルの違う場所に立っている。
ただ一つの事を貫き続けて、ようやくここに辿り着いた。

「1-0より5-4」

そう叫べる事の、言い尽くせない歓喜。





どうか、この流れを止めない様に。
努力を続ければ、願いは必ず叶うから。
何時の日にか最高の歓びを手に入れる為に。
今は一歩ずつ確実に進んで行こう。

posted by 半月 |01:13 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

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