2006年06月18日
羽化
目を覚まして、真っ先に思う。 「夢じゃないよね?」 居間に行き、新聞を真ん中から開く。 真ん中は広告だから次のページへ。 そこに、大きくフッキの写真。 確認して、ようやく一息吐いた。 良かった。現実だよ。 行った人達やテレビ観戦した人達のエントリを読むと、出来もかなり良かった様子。 仙台まで駆けつけた人達は、心底嬉しかっただろうなぁ。 ご苦労様です。そして、本当にありがとう。 仙台のスタジアムは去年の38節がテレビ放送された時に見たけれど、凄まじい所だな、と思ったから。 あの状況下でモチベーションを保ちながら応援を続ける事は、本当に大変だと思う。 そうやってチームの為に頑張ってくれる人達がいる事が何よりも心強い。 私ですらそう思うのだから、選手達は尚の事、励みになるだろう。 本当に本当に、お疲れさまです。 今日は仙台を堪能して来れたかな。 道新の記事も、久々に明るい。何時もなら勝っても必ず、何か一つはマイナス要因を見つけて来てたのに。 何より、監督自身が満足そうなコメントをしている。 芳賀くんのコメントには笑わせてもらったけど。ブーイングを「聞こえなかった」って、それ、「気にならなかった」より痛烈だぞ。 フッキは婚約者が来てたのか。それで気合い入ったか。うーん、若いなぁ。可愛いなぁ。 全員で一丸となって手に入れた勝利。 連勝も久し振りなら完封勝ちもまた久し振りで。 それも、アウェイでもぎ取った勝利とくれば。 今日ぐらいは、手放しで喜んでも、良い・よね? 6月に入ってから、さなぎの羽化を見守っているような気分がする。 5月の停滞期を例えるなら、さなぎだったんじゃないかと改めて思う。 幼体だった頃はそれなりに強くて、外敵を追い払ったりも出来たけれど。 それがさなぎになってからは、動かないし、見た目は生きてるのか死んでるのか・って感じになってしまって。 だけど、固い殻の中では、確かに成体になるための準備が始まっていた。 そんな状況だったのかな、と。 6月に入って背中に見つけたひび割れ。 前節、そこから新しい姿が現れて来て。 羽化は順調に進んでいる様子。 身体が完全に出て、羽根を広げ切るまではもう少しかかるけれど。 それが終われば、きっと大きく羽ばたいてくれる。 飛び立つ空が多少荒れても。 それに負けない力を身に付けて。 諦めない強さと前に向かう勇気を。 耐えて来たからこそ手に入れる事が出来た筈だから。 今はただ、前だけを向いて行け。
posted by 半月 |16:56 | 試合の日 | コメント(0) |
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