コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年12月16日

【記録】金曜日の札幌圏列車抑止について

土曜日の「行事」につきましては順を追って記事にする予定ですが、倫理上の問題により現在審議の青いランプが点灯しておりますので(爆)、確定までしばらくお待ちください。

もしもその関連でコメント等残して頂けるのでしたら、明日か明後日あたりにもう一度訪れて頂けると幸いです。

こんな話でも結構興味を持って見てくれている方もいるものですから、ご寛恕ください。


金曜日、仕事で急に休みを頂けることになったものですから、午後から札幌に行きました。

まずはFC会員の継続手続き。関係無い話だが通常会員が\4,000でプレミアム会員の登録料が\5,000なのでかねてからプレミアム会員にできればなりたいなと思っていたのですが、よくよく会報誌を見ると「(ファンクラブの年会費は別途必要になります)」と書いてある。って事はファンクラブ会費\4,000プラスプレミアム会費\5,000で計\9,000也か。
・・・、今までそんな事も知らなかった。

その後、職場新年会の事務手続をして、土曜日の「仕込み」に東急ハンズにも立ち寄って、帰ろうと札幌駅にやって来たのが16時前。既に改札前には人だかりができ始めており、現在のところ列車が止まっている旨のアナウンスを駅員さんがトラメガを使って行っているのでした。

この時は、あれだけ長引くとは思っていなかったので、とりあえずホームで待とうという事で自動改札を通過。この時点で16時を回っていたが、16時発のスーパーカムイがまだ出発していないらしく、5番ホームへ。ホーム上は特急を待つ人と新千歳空港行きのエアポートを待つ人でごった返していた。

その後、発車が4番ホームに変更になるとのアナウンスがあり、民族大移動となる。しかし普段札幌駅でのスーパーカムイの発車は5番~8番ホームが使われる(新千歳空港直通列車は5、6番ホーム)ため、4番ホームにはカムイの乗車目標(「○号車」などと書かれた板)が無い。そのため皆「大体この辺」で並ぶのだが、意外と皆さん整然と並ばれる(^ ^;
かなり正確な位置だったと思うのですが、その後結局運休が決まり、確かめることはできなかった。

仕方なくコンコースに戻ると、各ホームの発車を案内する電光表示板の文字が次々と消えていき、ついには全ての表示板の文字が消えた。もし次の日が仕事であれば高速バス等の代替手段も考えるのですが、土日と休みが続くこともあったため、事ここに至ってもなお私は楽観視しておりました。しかしながら師走の金曜夕方という時間帯に札幌駅の列車案内板の表示が全て消えるという光景は、事態の深刻さを象徴していたように思われます。

5時頃になると、北海道では丁度夕方の情報番組の時間帯でもありますので、テレビ各局に加えて新聞社の報道カメラも改札口前に続々と並び始めます。

6時頃になっても事態は動かないどころか、構内放送では「他の交通機関のご利用もご検討ください」と言い始めた。私の周りにいた方が「他って、何があるのよ・・・」と言っておりました。改札前及びコンコースが混雑する一方で駅ホームの立ち食いそば屋さんはガラガラ。とりあえず腹ごしらえをして長期戦に備えます。

と、ここへ来てきちんとしたスーツ姿の方がちらほらと改札内コンコースの各所に立つようになりました。「JR北海道」の腕章が無ければ普通のビジネスマンにしか見えません。胸のバッジには「総務部」とか「営業部」とあります。いかにも普段はデスクワークという雰囲気です。隣駅の桑園の本社ビルあたりから非常召集されたのか、ともかく総動員体制になってきました。

一時は代替バスの検討もしたそうで、私も係員の方に何とかならないのか聞いてみたのですが、「利用者が殺到してかえって危険」「バスがどの程度必要なのか予想できない」などの理由で断念したのは仕方ないことだと思います。ただ、それであれば「他の交通機関」とは具体的に何なのか? どこから出発しているのか? どっち方面に向かうのか? 時刻は? などという案内が不十分であったと思いました。後で読んだ新聞にも「もっと早く言ってくれればバスに乗れたのに」という声がありました。

7時半過ぎになって新千歳空港行き最終バスの案内がありましたが、7時40分発の最終便の案内が出発5分前では遅すぎると思います。5分で全日空ビル前の乗り場まで走れってか。

ついには「近郊の全列車を車両基地に回送」云々という話になったので、一応バス乗り場にも行ってみましたが、予想以上の混雑ぶりだったため引き返します。こちらは係員さんに問い合わせることすらできない状況でした。

今回、誰よりも大きな影響を被ったのは新千歳空港から飛行機を利用される方々だったろうと思います。

というのは、JRが運休すれば、JRの運賃は全て払い戻されます。原則として割引切符だろうが何だろうが全額戻ります。航空機が欠航した場合の航空運賃も同様です。

しかしながら、JRの運休で航空機に乗れなかった場合は航空会社の責任ではありませんので、ルールとしては通常のキャンセル扱いとなる筈です。特に特割等の航空券だと、最悪の場合は1銭も戻りません。

これも新聞報道で見ましたが、ビジネスパックだったので航空券がパーになったとか、止む無くタクシーを使ったら飛行機の運賃並みの料金になった方もいたようです。

空港には余裕を持ってお越しくださいと言いますが、こんな事まで想定して5~6時間の余裕を持たせるわけにもいきませんし・・・、既存の路線バス以外に空港行きの代行バスだけでも何とかすべきだったかもしれません。

さて、時刻は9時をまわり、いよいよ最悪の事態(=列車ホテル)も頭をよぎり始めた頃、運転再開の目処が立った旨の情報が件のスーツ姿の係員さんから発表されました。と、途端に改札内には人が増えてきました。しばらくすると、掲示板にもポツポツとようやく光が戻ってきました。最初に小樽行きの表示が出ると、その方向に向かう人が一斉にホーム目がけて走ります。私の乗る特急が表示されたのは10時過ぎ、発車したのは10時半過ぎ、結局家に戻った時には0時を過ぎていました。大変な1日でしたが、少し寝たらまた札幌へ「行事」出席のため出かけるのでした。

ちなみに、その後稚内行きとか網走行きの特急も走ったようですが、さすがにそんな時間帯ですから、遠目で見た限りですがガラガラだったように見えました。函館行きや釧路行きも似たような感じだったのではないでしょうか。

釧路方面については車両やり繰りの関係で翌日の釧路発札幌行きSおおぞら2号がウヤとなり、「行事」参加者にも影響を与えた模様です。

災難に巻き込まれた皆様、お疲れ様でございました。

posted by Gekitei |22:20 | 鉄道航空関係のお話 | コメント(0) |