コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年07月20日

Document of 0715 ②

(前編の概要)
東京遠征の帰りに北斗星を使おうと思っていたのだが、台風の影響で運休だった。激動の7.15を振り返っております。

前編はコチラ


ここで説明しよう。今回は鉄道の往復切符を使っていたため、列車以外の交通機関(飛行機、バス等)は考えない。そしてこの時点では、大きく分けて3つの選択肢があった。


① 予定通り、夜行列車を使う
北斗星は運休となったが、青森始発の201レ夜行急行列車「はまなす」(→これは13日に行きで使用したものだが)を使えば、16日早朝に札幌到着。

行路は

3029B(はやて29号)東京1756発(上野1802発)
  ↓
八戸2059着 ~ 29M(つがる29号)2118発
  ↓
青森2218着 ~ 201レ(急行はまなす)2245発
  ↓
札幌 翌朝0607着



② 途中で1泊して、夜明けを待って再び札幌を目指す。
はまなすを使用せず、どこかで1泊する。この場合東京から新幹線で八戸までは直通なので、この途中(仙台や盛岡)で宿泊しても意味が無い。となると都市規模から判断して青森またはその先の函館が候補として挙がる。

②-1函館一泊
しかし東京から函館へ行く場合、3025B(はやて25号)東京1556発(上野1602発)→4025M(スーパー白鳥25号)と乗り継ぐのが当日移動できる最終便ということになる。荷物を取りに行く時間や駅構内の移動を考えると、この時点で既にタイムオーバーの可能性が高かった。

②ー2青森一泊
となると残るは青森宿泊である。青森までなら最終のはやて号(3033B 東京2004発)にさえ乗れれば行ける。翌16日は

4041M(白鳥41号)青森0730発
  ↓
函館0925着 ~ 5005D(北斗5号)0930発
  ↓
札幌1259着

で、荷物整理や宮の沢への移動を考えても14時の試合開始には何とか間に合いそうである。



③ 東京にもう1泊して、16日移動
東京滞在が増えるが、1番早いスジでも

3001B(はやて1号)東京0656発
  ↓
4001M(スーパー白鳥1号)
  ↓
5011D(北斗11号)札幌1658着

となり、サテライトは諦めねばならない。


この3つの方法であるが、利点と問題点を検証してみると。

まず①であるが、台風の影響があったとしても確実にサテ試合には間に合うだろう。しかし、朝の6時07分に札幌に着いて、6時間以上もの時間をどうやって潰すかという問題がある。札幌市内に住んでいれば一旦家に帰れば良いのだろうが、私の家は札幌からさらに列車で1時間ほどかかるため、戻っても一息つく暇もなくまた札幌へ行かねばならない。
いずれにしろこの方法を取る場合、はまなすのB寝台で行くことが前提だった(疲れてたのよぉ)のだが、寝台はおろか指定全席満席であることが発覚したため、①案はあっさり却下。旅の終わりが7時間の自由席耐久戦じゃ、これはもう「どうでしょう」だもの(笑)。

②案については宿泊代が余計な出費となるものの、身体の負担が減り、かつサテ試合に間に合う行程である。しかしながらこの案には宿泊代の他にもう一つ問題点があったのだが、それは後述しよう。

③案については宮の沢を諦めるか否かの決断が全てである。宮の沢を断念するならこの日(15日)は東京でゆっくりして良いのだ。


でもって、



決断。



東京もう1泊<宮の沢



コンサブロガーの面目躍如!


とはいっても、台風の影響が16日まで残るというシナリオも想定して、新幹線が動いているうちにできる限り東京を離れておいた方が安全策だとの現実的判断もあったのですが…(そしてこの判断は意外な形で奏功しました)。


というわけで、上野駅びゅうプラザへ。さすがに混んでましたが、それでも5分くらいで順番が回ってきました。まずは北斗星の切符を提示して交換してもらうのですが、窓口の女性はまずこの後のはやて号全列車の空席状況を印刷した紙を持ってきました。主にきっぷを販売するだけの「みどりの窓口」とは違って旅行センターは一人のお客にじっくり時間をかけてくれるので、いざという時には大変助かります。これには何時出発で何時到着かということも書かれていたため、話がスムーズに出来ました。結局、池袋にて荷物をまとめて、「買物」も若干して・・・ということを考えて



3031B(はやて31号)上野1902発
  ↓
八戸2218着 ~ 31M(つがる31号)2229発
  ↓
青森2330着

【青森市内1泊】

【16日】
4041M(白鳥41号)青森0730発
  ↓
函館0925着 ~ 5005D(北斗5号)0930発
  ↓
札幌1259着

という行程にしました。



ここまでの時点で「びゅうプラザ」さんの対応には十分満足していましたが、さすがだと感じたのは次の一言。私から切り出すつもりだったのですが、しっかりしてます。

「ご宿泊はどうされますか?」

そうなのだ。

もし函館まで行ければ宿の心配は要らない(実家がある為)のだが、青森となると宿をとらねばならない。普段なら自分でインターネットで探せば良いのだが、旅行の真っ最中ではそうもいかない。そこでその辺の手続きを全て任せるつもりでした。みどりの窓口ではなくびゅうプラザに行った最大の理由がこれである。到着が深夜になる場合はホテルに事前に連絡して云々、というような細かい作業は全て向こうでやってくれる。こっちはホテルに着いてクーポン券を渡すだけ。自分で手続きするよりは割高になるはずですが、こういう非常事態では「プロ」に任せるのが最も確実というのが私の持論です。

結局何だかんだで30分ほど待つことになりましたが、新しい切符とホテルの手配を一気に済ますことができました。上野駅びゅうプラザ、何かの際にはまた利用させていただきます。

もっとも、感謝しているのには「別の理由」もありまして・・・。

とっても専門的な話になりますが、今回使った切符は「札幌・東京フリーきっぷ」というものでして、往復で29,500円であります。

通常の往復よりも格安で、しかも北斗星も利用可という切符なのですが、その代わり制約もありまして・・・、

その一つが「途中下車は前途無効」というもの。「途中下車」とは、乗車券に表示された区間(この場合は東京都内から札幌市内)までの途中駅で「改札口を出る」ことを指します。青森駅は勿論この「途中駅」となる為、青森市内で宿泊する場合、本来であれば青森から先の区間は運賃と指定席特急料金を改めて払う必要がある筈です。それがイヤなら、青森に23時30分に着いた後、翌朝の7時30分まで青森駅のホームで列車を待ってなきゃいけないという話なのですよ。

びゅうプラザのおねーさんはこの事実を知らなかったか、或いは北斗星運休という特殊な事情を考えて敢えて無視したのかは知りませんが、私が払ったのはホテル代と新幹線のグリーン料金(折角だから奮発したw)だけでしたね♪

もっと機械的な対応をされると思っていたので、嬉しかったですね。

ところで16日午前中に、新潟県を中心に大きな地震が発生しました。被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。
上越新幹線や新潟県内の在来線を中心に鉄道も大きな打撃を受けました。もし15日に東京滞在していれば、おそらくこの影響を受けたことでしょう。

私たちの住む北海道も、決して他人事ではないと改めて感じたところであります。

posted by otv |21:21 | 鉄道航空関係のお話 | コメント(2) |