2011年09月22日
ギブ アンド テーク
こんにちは。 毎年のことですが、怒涛の9月、何とか生き延びております。今年は特に今時期大変な部署なもんで。。。もうもう、かなりヤラれてます。 正直、更新どころの話じゃない日々が、もう何ヶ月続いていまして、すみませんですハイ。 m(_ _)m
といっても他所様のブログはちょくちょくチェックしてまして、先日も面白い記事がありました。 競馬とサッカーのコラボはいかが(かもめさん) 私もコメントさせて頂いたので詳しくは当該記事を見ていただくとして、要は近く改修が予定されている札幌競馬場をサッカー兼用にすれば、あまり費用をかけない形で、事実上野球優先のドーム、着実に老朽化の進む厚別という今の状況を打開する新スタジアムを持てるのではないかというもの。 私は、発想はとても面白いと感じましたが流石に現実的には難しいと思ったので、思ったままを書かせて頂いたのですが、せっかくのアイディアなのだからもう少し楽天的なコメントをしても良かったかなと反省しております(笑)。 ただ、私があまり気乗りできなかったのには訳があって、どうも「JRAとのコラボ」という部分が気に入らなかったのでした。 いえ決して競馬が嫌いな訳ではないのです。むしろ子供の頃から親父に連れられて何度も函館競馬場に行きまして、私が唯一たまに手を出すギャンブルが競馬です。 当然、中央競馬=JRAが断トツの「業界最大手」であることはよく知っているし、その財政規模だけを見れば、行政に新スタジアムを陳情するより遥かに現実味があるかも・・・とも思います。 しかしながら、それだけの組織であるなら、やはり簡単には動かないのが現実だろうと思うし、動いてほしいと思うなら、ただ強請るだけではなくこちらもそれなりのことをやってから、というのが筋だと思います。 例えば、競馬ということであれば、中央競馬ともう一つ、地方自治体等が運営する競馬があります。いわゆる「地方競馬」ですね。 地元北海道では、地方競馬が2つも存在しています。日高の門別で開催されている「道営ホッカイドウ競馬」と、帯広の「ばんえい競馬」です。さすが馬産地北海道、他地域にはない充実ぶりです。 しかし、地方競馬を取り巻く環境は目下大変厳しいものがあります。つい先日も九州の荒尾競馬が今年一杯で廃止の方針というニュースがありました。道新にも特集記事があった筈です。道営競馬にしても累積赤字を考えればいつどうなってもおかしくない状況ですし、北海道遺産であるはずのばんえい競馬も、もし2006年にソフトバンクが支援を申し出ていなければ、今頃は忘れ去られていたことでしょう。世界にたった一つしかない大迫力の競馬なのに。 我々の足元では、厳しい状況下で競馬が運営されている。その中で札幌が組む相手はJRAで良いのかって疑問が、どうしても拭えなかったのでした。 確かに苦しいのはウチも同じ。だから支援するといってもカネはそうそう出せる訳が無い。でも、こちらは何もしないで大物から何億何十億の金を引き出そうというのも、いささかムシが良すぎると思うのですよ。 例えば、ばんえい競馬なら個人協賛競走や企業協賛競走というのがあって、1万円とか3万円から冠レース名を付けられる。これくらいの金額なら、あとは気持ちの問題ではないかと思います。 http://www.banei-keiba.or.jp/info/racekyousan.html 私が思うに、例えば足元のそういう部分から浸透を図っていく、そのような気配りというか、努力無しに、大きな山は動いてくれないと思うのです。JRAは別にコンサに頼らなくても十分有名な組織ですんでね。 だけども、こちらが実績を積めば、相手の見方も少しは変わるかもしれないと。 たまたま競馬の話になって、私も多少の知識があったものですから書いてみたのですが、何事に対しても同じことです。頂上を見上げるだけでなく足元(地元)をしっかり確認して、できる部分から一歩一歩前へ進むのが、札幌というチームのあるべき姿だと思います。 ちょうど、一歩ずつ順位も上げてきたことですし。
posted by Gekitei |22:00 | コンサドーレ及びHFC | コメント(0) |
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