コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2010年10月14日

川崎球場で考える

12月前説の話題作りと思ったら、出演者もドン引きする火の勢いでござるの巻>挨拶

そうか相手方が貴方でしたか(爆笑)。


先日、実は東京に行っておりました。
目的は特に無くて、敢えて言えばここの所忙しく、また色々辛い思いもしてきたので、ご褒美といった所でしょうか。

思い立って日曜日の日には川崎球場に行ってきました。川崎球場といえば、私から見て人生の先輩になる方々にとっては、10.19ですとか、プロ野球を語る上で欠かせない場所の一つではないかと思いますが、現在ではスタンドも簡素化され、事実上はアメフト専用スタジアムと言っても良い姿になっています。

NFLをテレビで見る機会は多いのですが、実際にアメフトをこの目で見る機会となると、北海道では滅多にありません。関東でも似たようなものかもしれませんが、少なくとも川崎球場ではこの時期ですと殆どの週末には学生か社会人の試合が入っているようです。

やっぱり実際に試合を観ると面白さが違います。試合開始直後にフィールド上にゴミが落ちてきて、風でビニール袋が外から飛んできたのだと一瞬本気で思ったのですが、何とゴミではなくてイエローフラッグだったとかw

テレビ観戦の時には絶対見間違うことは無いのですが、生で観るとゴミとフラッグの区別もつかないものかと驚くやら呆れるやら。

それでも2試合観戦しましたが、NFLをテレビで観るのも良いですが、生で観るアメフトもまた良しでした。一番良いのはNFLを生で観れれば良いのですが多分一生に1回あるか無いかですし、日本のアメフトもこれはこれで面白いものです。

ところで、

驚いたのですが、アメフトというのは日本ではまだまだマイナーなスポーツですが、そのスポーツのために川崎市(経済労働局商業観光課と書いてます)が主体となって新聞1面の大きさの大掛かりなパンフレットを制作しているのですね。表側にはイベント情報やルール解説など、そして裏側には周辺のお食事処がビッシリと書かれています。そしてこのパンフレットを持ってその店に行けば多少の特別サービスがあるということです。このパンフレット1枚から、市民がスポーツ振興に積極的かつ協力的で、それを受けた行政が良い仕事をしているという姿が見えてくるわけです。

余計な話でしょうが、

川崎球場の歴史を見ると、大洋は横浜に移り、代わりに来たロッテは千葉へと移りということで、これは川崎市民からすれば忸怩たる思いがあったろうと思うし、行政の失敗という部分もあったでしょう。その上さらに2001年にはヴェルディが味の素へ。

パンフレット1枚とっても、こうした姿勢は決して一時のものではなく、長い歴史の中での数々の失敗から学び、できることは積極的にやろうという気持ちの表れではないかと思いました。

また、川崎Fの川崎市における価値というのも、街の過去から見えてきそうな気がします。現にほんの少し通りを歩いただけでも、選手のポスターが結構な割合で貼ってあります。

その点我が北海道は何といっても歴史がありませんから、応援できるプロスポーツチームがある喜びというのを、本当の所は私も含めて多くの人間は分かっていないのだと思います。

現在ではサッカーはおろか野球やバスケもプロチームがあります。今やプロスポーツチームが存在して当たり前となりました。ですが、存在するが故の課題とか苦しさというのを感じている人は少ないと思います。今年のウチの成績は、苦しさを感じるには充分過ぎますが(苦笑)。

札幌という街は大きいですからコンサのポスターだってあちこち貼ってある筈なのですが、探そうと思って探さないと中々見えないというのが現状だろうと思います。何気なく歩いてても2,3枚目に入ってくるようになるには200年かそれ以上かかるかもしれません。ですが、いつかそんな日が来て、後の世代が胸を張って街を歩くことを信じて、チームの歴史の礎に僕らがなれれば良いなと思います。

posted by Gekitei |23:35 | 筆者動静 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:川崎球場で考える

 「セカンドゴロだーっ!」のあの試合はてっきり藤井寺と勘違いしてました。
 冷静に考えればバファローズが表の攻撃なんだからそんなことあり得ないんですが(汗)。

 アメフトで川崎と言えばワールドカップと連想できるのは
 僕以外にはしゅ~ちょ~さんくらいしかいないかもしれませんけどw。

 川崎は横浜と比べられることが多く、ヴェルディの移転で喪失感はかなりのものだったのではないでしょうか。そんなヴェルディを横目に見ながら、クラブ・サポーター・行政が三位一体となって現在に至っているんだと思います。

>今やプロスポーツチームが存在して当たり前となりました。
>ですが、存在するが故の課題とか苦しさというのを感じている人は少ないと思います。

 プロスポーツはある意味勝つことを宿命づけられていますが、そこだけに拘泥しちゃうと
 「弱いチームは応援する必要ない!」といきなりチームやクラブの存在意義まで否定されちゃう。
 勝つチームを応援する、のではなくてクラブを支えることで何がもたらされるのか。
 単に経済的なメリットだけじゃないモノを追求できるかっていう見方も必要なんじゃないかなって気がしてます。

posted by フラッ太| 2010-10-15 16:05

Re:川崎球場で考える

お待たせしてすみません。
フラッ太さんからコメント来ると思ってました(笑)。

This is プロ野球という名フレーズもこの試合でした。といっても当時小学校低学年の私が覚えているわけはありませんが。

「北海道の人間は飽きっぽい」というのも、歴史の浅さが一因かもと思うのですよ。或いは、歴史の浅さに対するコンプレックスが「勝利」へのこだわりを生み、逆に勝てないチームは応援したって仕方ないとなってしまうのか。

価値観というのは人それぞれですから他人がとやかく言うものでもありませんが、一つのもの地道に育てていく姿勢が北海道には必要だと私は思っています。

posted by Gekitei| 2010-10-18 22:14

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