2009年06月28日
サルが去る 追憶
タイトルはわざと謎めかしました(笑)。 函館市電719号 「オサルの電車」 湯の川にある熱帯植物園のサル山をイメージして描かれたもので、植物園は市営ですから当然この広告主も函館市。 広告というのは当然ながら移り変わりが激しいもので、まして車体全面を使うとなればそれなりの費用となります。それでも函館市電の場合は、数年単位で付き合ってくれるスポンサーも結構います。 しかしながら、自分が生まれて、記憶が僅かに残っている子供の頃から、もう20年かそれ以上もの間、同じ車両で全く同じ塗装となると、まっ先に719号が挙げられますし、これ以外には思い浮かびません。 が、 やはり、 物事にはいつか終わりが来るようです。。。 地元からの情報によれば、この度「人権号」として全面塗装変更と相成った模様です。 地元在住者でさえ、事前の兆候は掴めなかったようです。 完成後の証拠写真も見つけたのですが、他所のものを勝手に転載できませんので、代わりの写真を。 約2年前に撮った「人権号」。この時は1006号車(ちなみに元東京都電所属)が人権号で現在もそうなのですが、今回の719号塗装変更に伴い、1006号車の塗装もそのうち変更となるのでしょう。この写真は青が基調となっていますが、新しい719人権号は緑系ベースのようです。ただ、地元からの情報ではバリアフリーや老朽化の問題が発生しているらしく、廃車の可能性こそ少ないと考えますが(→1000番台は現在この1両のみとなっており、「できる限り各系最低1両は残したい」との大本営方針もある為)、これから8月一杯くらいまでは観光シーズンのピークですし、開港150年目の大事な時期に長期離脱とならないか心配です。 それにしても、 思い出がまた一つ消えたかと、そんな気分です。
posted by Gekitei |22:50 | 鉄道航空関係のお話 | コメント(0) |
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